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子どもの予防接種

更新:2024年11月29日

お子さんの健やかな成長のために、予防接種を受けましょう

赤ちゃんはお母さんから病気に対する抵抗力(免疫)をもらい、生まれてきます。その抵抗力(免疫)は、百日せきでは生後3か月までに、麻しん(はしか)では生後12か月までにほとんど自然に失われていきます。そのため、この時期を過ぎると、赤ちゃん自身で免疫をつくって病気を予防する必要があります。その助けとなるのが「予防接種」です。

予防接種を遅らせると、免疫がつくのが遅れ、重い感染症になる危険性が高まります。お子さまの健康が気になるときだからこそ、予防接種と乳幼児健診は、遅らせずに、予定通り受けましょう。

<目次>

  1. 予防接種(ワクチン)とは
  2. 予防接種には、「定期接種」と「任意接種」があります
  3. 生ワクチンと不活化ワクチン
  4. 予防接種の受け方
  5. 子どもの定期予防接種
  6. 長期にわたる療養を必要とする病気により定期予防接種を受ける機会を逃した人へ
  7. 関連リンク

予防接種(ワクチン)とは

はしかや百日せきのような感染症の原因となるウイルスや細菌、または菌が作り出す毒素の力を弱めて予防接種液(ワクチン)を作り、これを体に接種して、その病気に対する抵抗力(免疫)をつくることを「予防接種」といいます。すべての感染症に対してワクチンが作られるわけではなく、細菌やウイルスなどの性質によっては作られないものもあります。

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予防接種には、「定期接種」と「任意接種」があります

「定期接種」は、予防接種法によって対象疾病、対象者および接種期間、接種の場所などが定められており、市町村が実施します。万一、予防接種による健康被害が起きた場合は、予防接種法による救済措置があります。

「任意接種」は、定期接種以外の予防接種で予防接種法の対象となっていません(有料)。被接種者と医師との相談によって接種するかどうかを判断してください。接種による健康被害が起きた場合は、独立行政法人医薬品医療機器総合機構に基づく「医薬品副作用被害救済制度」による救済の対象となる場合があります。種類はおたふくかぜ、季節性インフルエンザなどです。

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生ワクチンと不活化ワクチン

予防接種で使うワクチンには、生ワクチンと不活化ワクチンの2種類があります。種類の異なるワクチンを接種する場合、同じワクチンを複数回接種する場合には、それぞれ定められた間隔があります。注意しましょう。

予防接種の接種間隔イメージ図

  生ワクチン 不活化ワクチン
特徴 生きた細菌やウイルスの毒素を弱めたもので、これを接種することで病気にかかった場合と同じように抵抗力(免疫)ができます。十分な抵抗力(免疫)ができるのに約1ヶ月が必要です。 細菌やウイルスを殺し、抵抗力(免疫)をつくるのに必要な成分を取り出して、毒性をなくして作ったものです。この場合、体内で細菌やウイルスは増殖しないため、一定の間隔で数回接種がひつようです。
定期接種

ロタ、BCG、麻しん風しん混合(MR)、麻しん、風しん、水痘

Hib(ヒブ)感染症、小児の肺炎球菌感染症、五種混合(DPT-IPV-Hib)、四種混合(DPT-IPV)、三種混合(DPT)二種混合(DT)、不活化ポリオ、日本脳炎、ヒトパピローマウイルス(HPV)感染症

任意接種 おたふくかぜなど 季節性インフルエンザなど

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予防接種の受け方

佐賀市における定期接種は、かかりつけの医療機関での「個別接種」です。佐賀県内の実施医療機関ならどこでも接種できます。実施医療機関一覧でご確認ください。(接種当日、佐賀市に住民票がない人や定期外の接種は公費負担できません。)

予防接種カレンダー(PDFファイル135KB)などを参考にして、接種計画を立てましょう。

詳しくは、「予防接種の受け方」をご覧ください。

佐賀市予防接種実施医療機関一覧(R6.11.26時点)(PDFファイル451KB)

佐賀県内の実施医療機関一覧(佐賀県ホームページ)

※佐賀市に住民票があり、里帰り出産等の理由で佐賀県外で接種を希望される方は「県外での予防接種の受け方」をご覧ください。

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子どもの定期予防接種

予防接種名をクリックすると、それぞれの予防接種について詳細を見ることができます。

ロタウイルスB型肝炎

BCGヒブ感染症

小児の肺炎球菌四種混合

五種混合二種混合

麻しん風しん水痘

日本脳炎HPV

※これらのワクチンを予防接種法に定められた対象や期間を外れて接種した場合は、任意接種として取り扱われます。

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ロタウイルス感染症(経口生ワクチン)

【接種対象年齢】

ロタリックス(1価)・・・出生6週0日後から24週0日後

ロタテック(5価)・・・出生6週0日後から32週0日後

※どちらも、生後2か月から14週6日後までに1回目の接種をします。

 

ロタウイルスワクチンは、ロタウイルス胃腸炎の重症化を予防する飲むワクチンです。

このワクチンは、ロタウイルス胃腸炎の発症そのものを7~8割減らし、入院するような重症化はほとんど予防できます。

ただし、ロタウイルス以外の原因による胃腸炎には予防効果を示しません。

詳しくは、ロタウイルスワクチン予防接種の説明(PDFファイル183KB)をご覧ください。

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B型肝炎(不活化ワクチン)

【接種対象年齢】1歳の誕生日の前日まで

 

B型肝炎ワクチンは、身体の中にB型肝炎ウイルスへの抵抗力(免疫)つけます。

このワクチンを接種することで、身体の中にB型肝炎ウイルスへの抵抗力(免疫)ができ、一過性のB型肝炎を予防できるだけでなく、B型肝炎ウイルスに感染したままの状態(キャリア)になることを予防でき、周りの人への感染を防ぐことができます。

詳しくは、B型肝炎ワクチン予防接種の説明(PDFファイル94KB)をご覧ください。

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BCG(生ワクチン)

【接種対象年齢】1歳の誕生日の前日まで

 

BCGワクチンは、重症化しやすい乳幼児期の結核を防ぐ効果が確認されています。

スタンプ方式で上腕の2ヵ所に押し付けて接種します。

詳しくは、BCG予防接種の説明(PDFファイル94KB)をご覧ください。

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Hib(ヒブ)感染症(不活化ワクチン)

【接種対象年齢】生後2か月から5歳に至るまで

 

Hib(ヒブ)ワクチンは、インフルエンザ菌b型(略してヒブと呼ばれています)という細菌による感染症(髄膜炎、敗血症、蜂巣炎、関節炎、喉頭蓋炎、肺炎、および骨髄炎等)を予防するワクチンです。

詳しくは、ヒブ感染症(インフルエンザ菌b型)予防接種の説明(PDFファイル115KB)をご覧ください。

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小児の肺炎球菌感染症(不活化ワクチン)

【接種対象年齢】生後2か月から5歳に至るまで

 

小児の肺炎球菌ワクチンは、肺炎球菌と呼ばれる細菌による肺炎球菌感染症を予防するワクチンです。

このワクチンを接種することで、肺炎球菌(ワクチンに含まれる種類のもの)による重篤な肺炎球菌感染症にかかるリスクを95%以上減らすことができると報告されています。

詳しくは、小児の肺炎球菌予防接種の説明(PDFファイル94KB)をご覧ください。

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四種混合(DPTーIPV)(不活化ワクチン)

【接種対象年齢】生後2か月から7歳6か月に至るまで

 

四種混合ワクチンは、ジフテリア・百日せき・破傷風・不活化ポリオの混合ワクチンです。

このワクチン接種により、ジフテリア、百日せき、破傷風、ポリオ(急性灰白髄炎)に対する抗体をつけることができます。

詳しくは、4種混合予防接種(ジフテリア・百日せき・破傷風・不活化ポリオ)の説明(PDFファイル114KB)をご覧ください。

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五種混合(DPT-IPV-Hib)(不活化ワクチン)

【接種対象年齢】生後2か月から7歳6か月に至るまで

 

五種混合ワクチンは、四種混合ワクチン(DPT-IPV)にヒブワクチンを混合したワクチンです。

このワクチン接種により、ジフテリア、百日せき、破傷風、ポリオ(急性灰白髄炎)、ヒブに対する抗体をつけることができます。

詳しくは、5種混合予防接種(ジフテリア・百日せき・破傷風・不活化ポリオ・ヒブ)(PDFファイル123KB)をご覧ください。

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二種混合(DT)(不活化ワクチン)

【接種対象年齢】11歳以上13歳未満

 

二種混合ワクチンは、ジフテリアと破傷風の混合ワクチンです。

四種混合(または三種混合や五種混合)ワクチンで獲得した抗体を維持させるための追加接種です。

詳しくは、2種混合予防接種(ジフテリア・破傷風)の説明(PDFファイル94KB)をご覧ください。

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麻しん風しん混合(MR)(生ワクチン)

【接種対象年齢】

第1期・・・1歳から2歳に至るまで

第2期・・・小学校就学前の1年間(幼稚園、保育所糖等の年長児)

 

麻しん風しん(MR)ワクチンは、麻しん(はしか)と風しんを予防するワクチンです。

1回の接種で95%以上の子どもは免疫を得ることができますが、つき損ねた場合の用心と、年数がたって免疫が下がってくることを防ぐ目的で2回目(第2期)の接種が行われるようになりました。

詳しくは、麻しん風しん混合予防接種の説明(PDFファイル115KB)をご覧ください。

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水痘(みずぼうそう)(生ワクチン)

【接種対象年齢】1歳から3歳に至るまで(3歳の誕生日の前日まで)

 

水痘ワクチンは、水痘・帯状疱疹ウイルスによって引き起こされる、水痘(みずぼうそう)を予防するワクチンです。

このワクチンを1回受けた人のうち、約20%は後に水痘(みずぼうそう)にかかることがありますが、もしかかっても軽くすむといわれています。

より確実に予防するために2回の接種を行います。

詳しくは、水痘(みずぼうそう)予防接種の説明(水痘(みずぼうそう)予防接種の説明)(PDFファイル98KB)をご覧ください。

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日本脳炎(不活化ワクチン)

【接種対象年齢】

第1期・・・生後6月から7歳6か月に至るまで

第2期・・・9歳以上13歳未満

 

日本脳炎ワクチンは、蚊によって媒介される日本脳炎ウイルスの感染を予防します。

このワクチンを接種することで、日本脳炎にかかるリスクを75~95%減らすことができると報告されています。

詳しくは、日本脳炎予防接種の説明(PDFファイル106KB)をご覧ください。

※平成19年4月1日までに生まれた人は、20歳前日までに不足する回数を公費(無料)で接種できます。詳しくは、「日本脳炎予防接種の特例措置」をご覧ください。

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ヒトパピローマウイルス(HPV)感染症(子宮頸がん予防)(不活化ワクチン)

【接種対象年齢】小学6年から高校1年に相当する年齢の女性

※平成9年4月2日から平成20年4月1日生まれの女性は、令和7年3月31日までは定期接種の年齢を超えて公費(無料)で接種を行うことができます。詳しくは、「子宮頸がん予防ワクチン(HPVワクチン)キャッチアップ接種」をご覧ください。

 

ヒトパピローマイルス(HPV)感染症(子宮頸がん予防)ワクチンは、子宮頸がんの原因であるヒトパピローマウイルス(HPV)の感染を予防するワクチンです。

このワクチンは、「2価(サーバリックス)」、「4価(ガーダシル)」、「9価(シルガード9)」の3種類があります。3種類のうちから1種類を選び、既定の回数を接種します。

詳しくは、ヒトパピローマウイルス(HPV)感染症予防接種の説明(PDFファイル206KB)をご覧ください。

※接種にあたってはワクチンの「意義・効果」と「接種後に起こりえる症状」等についてリーフレットで確認してください。

【関連リンク】厚生労働省ホームページ「ヒトパピローマウイルス感染症~子宮頸がん(子宮けいがん)とHPVワクチン」(外部リンク)

【参考資料】厚生労働省作成HPVワクチンリーフレット

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長期にわたる療養を必要とする病気により定期予防接種を受ける機会を逃した人へ

平成25年1月30日より、長期疾病等により、やむを得ず定期の予防接種を受けることができなかった方に対して接種ができるようになりました。該当される方は、接種に関する要件がありますので主治医へご相談ください。

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関連リンク

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このページに関するお問い合わせ

保健福祉部 健康づくり課 予防接種係
〒840-8501 佐賀市栄町1番1号
電話:0952-40-7279 ファックス:0952-40-7380
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