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子どもの予防接種

更新:2024年04月19日

お子さんの健やかな成長のために、予防接種を受けましょう

赤ちゃんはお母さんから病気に対する抵抗力(免疫)をもらい、生まれてきます。その抵抗力(免疫)は、百日せきでは生後3か月までに、麻しん(はしか)では生後12か月までにほとんど自然に失われていきます。そのため、この時期を過ぎると、赤ちゃん自身で免疫をつくって病気を予防する必要があります。その助けとなるのが「予防接種」です。

予防接種を遅らせると、免疫がつくのが遅れ、重い感染症になる危険性が高まります。お子さまの健康が気になるときだからこそ、予防接種と乳幼児健診は、遅らせずに、予定通り受けましょう。

予防接種(ワクチン)とは

はしかや百日せきのような感染症の原因となるウイルスや細菌、または菌が作り出す毒素の力を弱めて予防接種液(ワクチン)を作り、これを体に接種して、その病気に対する抵抗力(免疫)をつくることを「予防接種」といいます。すべての感染症に対してワクチンが作られるわけではなく、細菌やウイルスなどの性質によっては作られないものもあります。

予防接種には、「定期接種」と「任意接種」があります

「定期接種」は、予防接種法によって対象疾病、対象者および接種期間、接種の場所などが定められており、市町村が実施します。万一、予防接種による健康被害が起きた場合は、予防接種法による救済措置があります。

「任意接種」は、定期接種以外の予防接種で予防接種法の対象となっていません(有料)。被接種者と医師との相談によって接種するかどうかを判断してください。接種による健康被害が起きた場合は、独立行政法人医薬品医療機器総合機構に基づく「医薬品副作用被害救済制度」による救済の対象となる場合があります。種類はおたふくかぜ、季節性インフルエンザなどです。

予防接種の受け方

佐賀市における定期接種は、かかりつけの医療機関での「個別接種」です。佐賀県内の医療機関ならどこでも接種できます。実施医療機関一覧でご確認ください。(接種当日、佐賀市に住民票がない人や定期外の接種は公費負担できません。)

予防接種の受け方(佐賀市ホームページ)

佐賀市予防接種実施医療機関一覧(令和6年4月3日現在)

佐賀県内の実施医療機関一覧(佐賀県ホームページ)

県外での予防接種の受け方(佐賀市ホームページ)

子どもの定期接種の種類

ロタウイルス

B型肝炎

BCG

Hib(ヒブ)感染症

小児の肺炎球菌感染症

 ※令和6年4月から、13価肺炎球菌ワクチンが対象とする血清型に新たに2つの血清型を加えた15価肺炎球菌ワクチンが定期接種となりました。

四種混合(ジフテリア、百日咳、破傷風、不活化ポリオ)DPT-IPV

五種混合(ジフテリア、百日咳、破傷風、不活化ポリオ、Hib(ヒブ)感染症)DPT-IPV-Hib

 ※令和6年4月から、四種混合ワクチンにHib(ヒブ)感染症ワクチンを加えた、五種混合ワクチンが定期接種となりました。

 ※原則、同一ワクチンを接種します。四種混合をすでに開始している人は、残りの回数分は、原則、四種混合ワクチンを接種します。

二種混合(ジフテリア、破傷風)DT

麻しん風しん混合(MR)

水痘

日本脳炎

 ※平成17年度から21年度の間に、日本脳炎予防接種の機会を逃した人の接種期間が緩和されています。詳しくは、佐賀市ホームページ「日本脳炎予防接種の特例措置」をご確認ください。

ヒトパピローマウイルス(HPV)感染症(子宮頸がん予防)

 ※令和5年4月からHPVワクチンの9価ワクチン(シルガード9)が公費で接種できるようになりました。

 ※ヒトパピローマウイルス(HPV)感染症ワクチンの積極的勧奨の差し控えにより定期接種の機会を逃したは、時限的に定期接種の年齢を超えて接種を行うことができます。詳しくは、佐賀市ホームページ「子宮頸がん予防ワクチン(HPVワクチン)キャッチアップ接種」をご確認ください。

 ※接種にあたってはワクチンの「意義・効果」と「接種後に起こりえる症状」等についてリーフレットで確認してください。

  【参考資料】厚生労働省作成HPVワクチンリーフレット

 

なお、これらのワクチンを予防接種法に定められた対象や期間を外れて接種した場合は、任意接種として取り扱われます。

生ワクチンと不活化ワクチン

予防接種で使うワクチンには、生ワクチンと不活化ワクチンの2種類があります。種類の異なるワクチンを接種する場合、同じワクチンを複数回接種する場合には、それぞれ定められた間隔があります。注意しましょう。

予防接種の接種間隔イメージ図【PDFファイル:327KB】

  生ワクチン 不活化ワクチン
特徴 生きた細菌やウイルスの毒素を弱めたもので、これを接種することでその病気にかかった場合と同じように抵抗力(免疫)ができます。十分な抵抗力(免疫)ができるのに約1か月が必要です。 細菌やウイルスを殺し、抵抗力(免疫)をつくるのに必要な成分を取り出して、毒性をなくしてつくったものです。この場合、体内で細菌やウイルスは増殖しないため、一定の間隔で数回接種が必要です。
定期接種 BCG、麻しん風しん混合(MR)、麻しん、風しん、水痘、ロタ 五種混合(DPT-IPV-Hib)、四種混合(DPT-IPV)、二種混合(DT)、不活化ポリオ、Hib感染症(ヒブ)、小児の肺炎球菌感染症、ヒトパピローマウイルス感染症(HPV)、日本脳炎、B型肝炎、三種混合(DPT)

任意接種

おたふくかぜなど 季節性インフルエンザなど

 

長期にわたる療養を必要とする病気により定期予防接種を受ける機会を逃した人へ

平成25年1月30日より、長期疾病等により、やむを得ず定期の予防接種を受けることができなかった方に対して接種ができるようになりました。該当される方は、接種に関する要件がありますので主治医へご相談ください。

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このページに関するお問い合わせ

保健福祉部 健康づくり課 予防接種係
〒840-8501 佐賀市栄町1番1号
電話:0952-40-7279 ファックス:0952-40-7380
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