意外と多い、たばこの種類
現在、たばこにはさまざまな形態があります。火をつける、つけないに関わらず、ニコチンや発がん性物質などの有害物質に暴露されるという点において、すべてのたばこは健康に影響があります。
紙巻きたばこ

細かく刻んだたばこ葉を紙で巻き、火をつけて吸う最も一般的なたばこです。
健康への影響
肺がん・口腔がん・喉頭がん、心筋梗塞・脳卒中、COPD、妊婦の早産・低出生体重リスク。受動喫煙による周囲へ影響も与えます。
加熱式たばこ

新型たばこの一種で、たばこ葉や加工品を燃焼させずに加熱し、霧状(エアロゾル)のニコチンや化学物質を吸入する製品です。
健康への影響
2014年頃から販売されているため、喫煙者本人や周囲への長期的な健康影響はまだ十分に解明されていません。
シーシャ(水たばこ)

たばこ葉を火で加熱し、水に通した煙を吸入するたばこです。大型の喫煙具で、専門店などで使用されることが多いです。
健康への影響
水で濾過されても、紙巻きたばこより安全というわけではなく、従来のたばこと同様に健康への影響があります。
無煙たばこ(オーラルたばこ)

加工したたばこ葉を小袋に詰め、唇と歯茎の間に挟んで口腔粘膜からニコチンを吸収する製品です。パッケージが菓子に似ている場合があり、小さな子どもが誤って口に入れる事故が報告されています。
特徴と健康への影響
加熱・燃焼しないため煙は発生せず、受動喫煙はありません。しかし、使用することで口腔がんのリスクが高まるほか、歯周疾患や循環器疾患のリスクも増える可能性があります。
電子たばこ

たばこ葉を使わず、専用リキッドを電気で加熱して発生する蒸気を吸う製品です。国内ではニコチンを含まないものが一般的で、ニコチン入りのリキッドの 国内販売・譲渡は違法 です。
健康への影響
リキッドの主成分は食品添加物としても使われるプロピレングリコールや植物性グリセリンです。しかし、加熱して吸う場合の長期的な安全性は十分に分かっていません。加熱により微量の有害物質が発生する可能性があります。
違法・危険なリキッドについて
国内未承認の薬物や医薬品成分(例:エトミデート)が含まれるものは「ゾンビたばこ」と呼ばれ、乱用された事例があります。使用すると手足のけいれんや意識障害、呼吸抑制など重篤な健康被害の恐れがあり、逮捕例も報告されています。絶対に購入や使用など関わらないでください。
たばことの付き合い方と与える影響
たばこには依存性の高い物質(ニコチン)が含まれており、吸うほどに体が欲しがるようになります。
喫煙は肺がんやCOPD(慢性閉塞性肺疾患)、心臓病、脳卒中などのリスクを高めるだけでなく、たばこの煙による受動喫煙や、髪・衣服に残留した有害物質により、周囲の人の健康にも影響を与えます。
自身の健康や家族のためにも禁煙を考えてみませんか?~禁煙のポイントについて~
思い切ってたばこをやめることが難しい場合は、一日に吸う本数を減らす、吸う時間を変える、吸い方を工夫するなど段階的に取り組んでみたり、家族や友人のサポートを得ることで成功しやすくなります。
また、禁煙外来や禁煙補助薬を利用することでも、禁煙の成功率は高まります。
「禁煙=我慢」と考えるのではなく、「健康を取り戻す」、「家族と過ごす時間を増やす」、「お金を節約する機会」などポジティブに捉えると取り組みやすくなります。いつ始めても遅すぎることはありませんので、今から禁煙に取組んでみませんか?