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  • 日時 令和8年7月29日(水曜日) 10時30分~
  • 場所 佐賀市役所2階 庁議室

記者発表資料

会見内容

【司会】

ただいまから市長定例記者会見を行います。

 

【市長】

本日はお集まりいただきありがとうございます。 7月29日の記者会見を始めます。

 

≪令和8年熊本地震|佐賀市の対応状況≫

はじめに、昨日発生した「令和8年熊本地震」についてです。

昨日、7月28日16時27分頃、熊本県熊本地方を震源とするマグニチュード7.1の地震が発生し、熊本県の宇城市(うきし)と氷川町(ひかわちょう)で最大震度7を観測しました。

この地震により亡くなられた方々に、心から哀悼の意を表し、ご遺族の皆様にお悔やみ申し上げます。

けがをされた方々、住まいや生活に被害を受けられた皆様に、心よりお見舞い申し上げます。

被災地では、今なお救助活動や被害状況の確認が続いています。

被災地の一日も早い復旧・復興を、心からお祈り申し上げます。

佐賀市としても、同じ九州の自治体として、現地で必要とされる支援に、できる限り迅速に対応してまいります。

次に、佐賀市の状況と対応について申し上げます。

今回の地震では、佐賀市でも震度4を観測しました。

大きな揺れに不安を感じられた市民の皆様も多かったことと思います。

市では、地震発生後、直ちに災害対策室を設置し、市内の被害状況の把握と情報収集にあたりました。

また、有明・八代海に津波注意報が発表されたことを受け、「さがんメール」、防災行政無線、広報車などを通じて、有明海沿岸部の皆様に、海岸から離れ、安全な場所へ避難するよう呼びかけました。

現時点で、佐賀市内における人的被害の報告は寄せられておりませんが、市内で確認した主な事案は、東与賀支所南側道路のマンホールからの漏水、白山アーケード内の民間建物の外壁の一部崩落、東与賀地区の水道管漏水などの状況が確認されています。

それぞれ、必要な安全措置と応急対応を行っています。

関係機関との連携も進めています。

久留米駐屯地から「リエゾン」と呼ばれる連絡要員を派遣いただいたほか、佐賀駐屯地からも迅速に連絡調整の要員を配置していただき、万全の協力体制を敷いています。

さらに、緊急消防援助隊として、昨日、佐賀広域消防局からも8隊27名が被災地へ向けて出動しました。

また、佐賀市上下水道局からも給水車による応急給水のため、本日午前中に熊本県益城町へ人員を派遣することとしています。

被災地支援としての職員派遣についても、国、県、関係団体等からの派遣要請にいつでも対応できる体制を整えています。

今後も、自衛隊や消防などの関係機関とも連携を取りながら、引き続き、被害状況の把握に努めるとともに、市民の皆様の安全を守るため、 災害への備えに万全を期していきます。

市民の皆様には、今後の地震活動や津波に関する情報に十分注意し、市や気象庁などが発信する正確な情報を確認していただくようお願いします。

また、傷んだ建物や崖、ブロック塀など、危険な場所には近づかないようにしてください。

家具の固定や備蓄、避難場所の確認など、日頃からの備えについても、今一度ご確認をお願いします。

佐賀市として、被災地への支援と、市民の皆様の安全確保の双方に、引き続き緊張感を持って対応していきます。

 

 

≪公園|公園「手持ち花火」社会実験≫

公園で手持ち花火ができる社会実験として、今年で3回目となります。

市民の声から始まった夏の思い出づくりとして、「公園で花火はできないの」という声から始まった取り組みです。

過去2回は、初年度に500人、2年目に594人が参加しました。

「自宅ではなかなかできないから助かる」、「こどもたちと花火ができて楽しい」、「毎年実施してほしい」といった声をいただいており、参加者の皆様がゴミの持ち帰りや火の後始末などのルールをしっかり守ったおかげで、トラブルもなく安全に実施できました。

こうした実績を踏まえ、お盆期間のみといった短い期間から実施期間を大きく延長し、巨勢公園、高木瀬ふれあい公園、大藤公園の3か所で8月に実施します。

中でも今回の特徴は、地元の自治会やまちづくり協議会の協力による地域主体の見守りで、行政の管理から地域と連携した運営へとステップアップしていきます。

ルールを守って楽しむ実績を重ね、将来的には気軽に花火ができる公園を市内に広げていきたいと思っています。

身近な公園をもっと使いやすく、家族や友人との夏の思い出をつくる場所へと、市民の皆さんと育てていきたいと思っています。

 

 

≪トピックス|第35回 佐賀市平和展≫

今年は昭和100年という節目の年です。

昭和の教訓と文化を、平成、令和を生きるこどもたちへと引き継ぐ場として、平和展の意義を深めていきたいと思います。

終戦から80年余りとなり、親世代も戦争を知らない時代となっています。

平和の尊さをこどもたちへどう伝えればよいかという声に、学びの体験を通して答えていきたいと思います。

昭和、平成、令和という三つの時代を超えて、記憶を風化させない工夫を凝らしました。

新たな取り組みとして、「つながる平和ワークシート」を小学生に参加していただき、低学年、中学年、高学年用の3種類を会場で配布します。

展示を見ながら問いに沿って自分の思いを紡ぎ、平和とは何かを学べる構成としています。

毎年恒例の「神風の詩」の演劇を8月14日と15日の2日間上映し、終戦間近の佐賀に実在した特攻隊員の姿から歴史に触れるほか、原子爆弾「リトルボーイ」の実寸パネルも展示予定です。

16日の「平和のつどい」では、佐賀県高校生平和大使によるメッセージの披露やハンドベル演奏を行い、若い世代が主役となって平和への誓いを発信し、先着で昭和の懐かしいお菓子もプレゼントする予定です。

戦争の惨禍を忘れず、平和の尊さを次世代へ正しく継承し、佐賀からも未来へ確かなバトンをつないでいきたいと思っています。

 

 

≪トピックス|七ヶ瀬遺跡 テーマ展≫

大和町川上の七ヶ瀬遺跡から出土した資料を展示するテーマ展を、8月6日から県立博物館で開催します。

1万点を超える出土品を一挙に初めて公開します。

佐賀コロニー跡地の県営産業団地造成に伴って実施した、令和元年度からの調査で発見された、約1,900年前の弥生時代後期の大規模な墓地遺跡で、広さは県内最大規模となっています。

海外製ガラス玉は1万6,000点を超え、弥生時代の一つの墓地遺跡からの出土量としては国内最多級となっています。

北部九州を代表する墓地遺跡の一つであり、これまで謎だった佐賀平野西部にも有力なリーダーたちがいたことを証明するものであり、有名な吉野ヶ里だけでなく、ここにも「佐賀のクニ」があったということを想像させる発見です。

最大の見どころが、中国鏡をはじめとする副葬品の圧倒的な質と量で、一つの墓から鏡、玉、刀剣のいわゆる三種の神器がセットで発見されたのは県内で初めてです。

全国トップクラスの歴史的な価値を博物館で確かめていただき、これほどの歴史が佐賀のまちに眠っているという誇りをぜひ体感していただきたいと思っています。

 

 

 

≪質疑応答|発表項目≫

【記者】

熊本地震について、緊急消防援助隊の出動があるかと思います。

熊本県は非常に広域にわたって被災がありますが、具体的にどういったところに派遣されたのか、現時点でわかるものがあればお願いします。

また、職員派遣に関して、まだ派遣要請は来ていないという認識でいいのかという点も併せてお願いします。

 

【市長】

緊急消防援助隊として、佐賀広域消防局から8隊27名が昨日出動しており、具体的な場所は後ほど補足してもらいたいと思います。

佐賀市上下水道局からも給水車による応急給水のため、給水車1台とサポートカー1台を、熊本県益城町へ派遣するところです。

職員派遣についても、現在対応できる体制を整えており、準備済みであるという状況です。

国や県、市長会や関係機関から要請が行われる仕組みとなっており、現時点で正式な要請は来ていないところですが、派遣についても進めていきたいと思っています。

 

【総務部】

職員派遣については、携行品など持っていくものの準備も終え、すぐにでも行ける体制を整えています。

国、県、市長会等から派遣要請があった場合、それに応じてすぐに出動できるところです。

佐賀広域消防局の8隊27名の緊急消防援助隊の派遣先は、イオンモール熊本で活動しています。

 

 

【記者】

熊本地震に関して、職員の派遣はどれぐらいの規模を想定して準備をしているのでしょうか。

 

【総務部】

派遣要請によって変わってきますので、何名かというのはまだ正式にわかっていませんが、5、6名くらいは常に出動できるような状態になっています。

 

 

【記者】

七ヶ瀬遺跡のテーマ展について、主な出土品として資料に記載されているものが全て展示されるわけではないと思いますが、今回紹介されているものは、基本的に展示されるという認識でよろしいでしょうか。

 

【市長】

鏡、玉、刀剣の、いわゆる三種の神器がセットで発見されたのは県内初ということで、こうした貴重なものも展示する予定です。

 

 

【記者】

災害被災地支援の関連で確認ですが、応急給水のための給水車派遣について、益城町からの要請があってこのエリアに出動することになったのでしょうか。

 

【上下水道局】

佐賀市の場合は、日本水道協会九州地方支部から要請があって派遣することになっています。

 

 

 

≪質疑応答|市政一般≫

【記者】

先日、九州新幹線西九州ルートについて、県と国のアセス実施についての合意が交わされました。

当日コメントも出していただいたかと思いますが、改めて合意に関する受け止めと、今回新幹線だけでなく佐賀空港など合意内容も詳細に出ていたかと思いますので、その内容を踏まえての受け止めも併せてお願いします。

 

【市長】

私もずっと申し上げてきたのですが、西九州ルートに関しては、他の整備新幹線と違ってフリーゲージトレインで合意してきたものが技術的に困難になったという特殊事情があるということを申し上げてきました。

佐賀の事情に向き合ってほしいと言ってきたのですが、そこが対立構造になりがちでした。

推進したいという思いと、特殊性をどう配慮するかというところは両立できると思っている中、今回の合意では、国がフリーゲージトレインの断念という特殊事情を踏まえ、国の責任を正面から認める形になっています。

その上で、地方負担への特別な配慮や、在来線の利便性確保、地域振興などについて踏み込んだ内容になっています。

こうした向き合う姿勢を関係する皆様が共有できるのではないか、そうすることで議論を深めていくきっかけになるのではないかと思っています。

佐賀空港の今後のあり方についても、滑走路延長の議論もありますが、来年度、国でも調査をしていくということですので、そうした議論もよく見ていきたいと思っています。

佐賀の発展につながればという思いで、我々も情報収集をしたり、意見を言ったりしていきたいと考えています。

 

 

【記者】

新幹線の件で、市長は今回の合意を前進と受け止めていらっしゃるか、まずお願いします。

 

【市長】

アセスについての合意ということで、次のステップに進むきっかけになると思っています。

それと同時に、佐賀の特殊事情等も正面から認めていただき、今後議論を深めていただくことにもつながります。

そういう意味で大きな一歩になると思っています。

 

 

【記者】

このアセスで、環境や市民への影響など、特に明らかにしてほしいことは何かありますか。

 

【市長】

まず技術的なところを、技術検討会の中で議論をしていくと聞いていますので、専門的な知見を踏まえて公正中立に議論していってほしいと考えており、その議論を我々としても情報をいただきながら見ていきたいと思っています。

今後の調査、来年度の空港の調査も含めて、情報を頂きながら議論が深まっていけば、市民の皆様にとっても有益だと思います。

また、市民の皆様にとって、在来線がどうなるのかというところが一番影響として気にされていると思います。

そこについては、今回の合意の中でも在来線を維持していくということについて、国も一歩踏み込んだ言及をしていただいているので、そうした点も含めて在来線の利便性の確保につながればと考えています。

 

 

【記者】

今回の合同会見でもそうだったように、国と県が主体になると思います。

今後佐賀市として、立地自治体として意見を述べる機会や、仮に問題があったときにこういうことをしてほしいと求める手段や場所はあるのでしょうか。

 

【市長】

県や国、JR九州、また長崎県内の首長ともよくお話をする機会がありますので、そうした機会を捉えて今後も議論していきたいと思っています。

九州市長会においては、私も長崎県内の首長の思いを直接お聞きしたりしながら、我々としては在来線のことや過去のフリーゲージトレインの経緯も申し上げながら、影響を受ける地域の事情に向き合うということを申し上げてきました。

九州市長会の要望書の中にも、影響を受ける地域の事情に向き合って、国の責任で代替案を示しながら議論を深めてほしいということを申し上げてきたところです。

今回のアセス合意も、前提としてそうした国の姿勢が少しずつ変わってきているということかと思いますので、そうした部分も踏まえながら、私自身も国、JR九州、そして長崎の自治体ともこれからも話をしていきたいと考えています。

 

【司会】

これをもちまして、市長記者会見を終了します。ありがとうございました。

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