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  • 日時 令和7年9月30日(火曜日) 10時30分~12時05分
  • 場所 佐賀市役所2階 庁議室

記者発表資料

会見内容

司会

ただいまから市長定例記者会見を行います。

市長

9月の定例記者会見にお集まりいただきありがとうございます。

若者応援|奨学金返還支援 スタート

奨学金の返還支援制度が10月1日から申請開始となります。

若者の経済的負担や将来への不安を軽減し、安心と希望のある暮らしをサポートしていきたいと思っています。

アンケート調査でも、借入総額が338万円程度で、そのうち返還が不安だと回答した方が73%、負担が苦しいと回答した方が42%となっています。

それがさらに生活設計に影響しているということで、今問題になっている人口減少や、若者が県外に流出するといった点にも影響すると考えられ、結婚、出産、子育てにも影響しているという調査もあります。

そのような中で、年間20万円、最長5年で最大100万円の返還支援を行っていくことになります。

要件はご覧のとおりで、詳細はQRコードからご確認いただけます。

明日10月1日から申請開始で、昨年の10月から今年の9月までの返還分を申請していただくことで、この支援が受けられます。

若者が希望する人生のコースを選ぶ、あるいは地元に定着していく、そういった点を、ぜひこうした支援制度で応援していきたいと思っています。

こども・子育て|さが親子手帳アプリ リリース

さが親子手帳アプリが明日リリースとなります。

子育て世代は大変忙しく、日々子育てに追われている中でも、健診や予防接種など、手続きが複雑だったり、管理が難しかったりすることがあります。

その方の乳幼児健診の月齢に応じた情報や、支援を受けられる制度、イベントの情報など、その方に最適化された情報がプッシュ通知で届きます。

母子保健関連は、男性が情報を得にくい部分もあると思いますが、家族みんなでこうした情報を共有することで、育児への男性参加にもつながると考えています。

予防接種は、複雑な月齢や期間に基づいて、接種間隔を空ける必要がありますが、最適な接種日を自動で表示し、プッシュ通知でお知らせをするという機能が入っています。

こどもの成長の記録や思い出の記録も可能で、今後は、問診票のデジタル化などにも機能を拡充していきたいと考えています。

単なるツールとしてでなく、保護者の方に寄り添った伴走者として、活用いただきたいです。

新市誕生20周年|新バルーン 愛称決定

20周年記念の新しいバルーンの愛称が決定しましたのでお知らせします。

20周年という節目に、佐賀のまちで特別な存在であり、かつ誇らしい存在でもあるこのバルーンを、より身近に感じていただくため、こどもたちにもバルーンの係留体験などをお届けしているところです。

市民のみなさんや、多くの方々を巻き込み、一緒に作り上げていきたいという思いから、バルーンの愛称も公募しました。

今までなかなか例がなかったような、未来へ導く道しるべとなるバルーンであり、存在感があり、気持ちが良く、そして佐賀の良さである自然や人の魅力をイメージさせるようなデザインのバルーンで、愛称を募集しました。

588件もの応募をいただきました。

特にキーワードとして多かったのが、このバルーン独特の多彩なカラーを捉えた虹・レインボーでした。

このほか、空をイメージさせるもの、そして夢や未来といったキーワードが多かったと報告を受けています。

それでは、いよいよ発表させていただきます。

新しいバルーンの愛称は「ハロ」です。

この「ハロ」は親しみやすくて、そしてみんなが呼びやすい愛称でもあります。

こうした響きや、愛称に込められた思いや意味に共感できるか。

そして、響きが心地よく親しみやすいかという点を重視し、この愛称に決定しました。

ハロに込められた意味をご説明します。

太陽の周りに現れる虹のような光の輪を「ハロ」というそうです。

昔から後光や光輪として特別な意味を持ち、栄光の象徴とされています。

まさに佐賀の大空に、特に存在感のあるバルーンとこの虹色のハロが、希望の道標となるのではないかという素晴らしいご提案をいただき、「ハロ」という愛称を決めました。

「虹」が最も多かったキーワードであったことから、虹色の光の輪であるハロのように佐賀市を温かく包み込んでほしいという思いを込めています。

初のお披露目は、10月末のバルーンフェスタを予定しています。

おそらく今、佐賀の方に向かっている最中ではないかと思いますので、ぜひ実物のハロにご期待ください。

小学生のバルーン係留の搭乗体験でも活用していきたいと思っていますし、新しいシンボルとして、市内外にアピールしていきたいと考えています。

新市誕生20周年|ライトファンタジー 点灯セレモニー

10月1日が新市誕生20周年の記念日で、その記念日をお祝いするため、光のセレモニーをライトファンタジーにて行います。

普段より早いタイミングで、20周年に合わせてスタートします。

唐人町緑道広場で、お土産や工芸品などのSAGAマルシェを17時から開催します。

「佐賀市まるっと20祭」として、みなさんの20にまつわるエピソードをボードに書いていただき、記念の1枚を撮影するという企画も予定しています。

そして点灯式は18時半から開催します。

ステージイベントでは、サックスアンサンブルチーム「Sparkle」のみなさんによる演奏や、「nanoミュージカル」、「シャボン玉ナイトバブルショー」を開催します。

ぜひ多くのみなさんにご参加いただきたいです。

バルーンフェスタ|インターナショナルバルーンフェスタ

バルーンフェスタ関連です。

今年のテーマは、「今年は、何万人の心を奪うだろう」で、累計3000万人という来場者数も視野に入ってきており、20カ国地域から126チームが参加します。

昨年は、雨の影響で途中中止となることもありましたが、こうした困難を乗り越えて、今年さらに盛り上げていきたいと思っています。

新市誕生20周年記念として、夜間係留の「ラ・モンゴルフィエ・ノクチューン」の特別バージョンで「TWENTY Special」を開催します。

これは光とバルーンの共演として初開催となるもので、70基の照明で、エリア一帯が迫力の空間になります。

みなさんに支えていただいた感謝の気持ちを込めて、光とバルーンの共演という特別な夜にしたいと思いますので、大切な方などと一緒にご覧いただければ幸いです。

期間中には、バルーンファンタジアとして、キツネなどさまざまな形のバルーンが共演します。

また、熱気球体験の気球教室も毎日開催を予定しています。

31日には、保育園や幼稚園のみなさんをお招きして、「ヤクルトキッズデー」を開催します。

「ホンダトライアルバイクショー」や「キー・グラブレース」も開催を予定しています。

バルーンフェスタ|ふるさと納税返礼品 熱気球フライト体験

ふるさと納税の返礼品として、バルーンフェスタの熱気球フライト体験を募集し、この特別な体験を初提供したいと思っています。

新市誕生20周年の記念バルーンに搭乗していただきます。

限定1組で定員2名となっていますので、大人2名、または小学生以下であれば大人1名プラスこども2名といった組み合わせもあり得ると聞いています。

寄附額100万円が必要となりますが、このアジア最大級のバルーンフェスタで、空を自由にフライトするという特別な体験を、ぜひ思い出に残る体験としてお届けしたいと考えています。

専用エリアでの近距離からの見学や、記念写真、バルーングッズなどのお土産なども予定しています。

明日から市観光協会で申し込みを受け付ける予定で、プレスリリースなどで詳細をお知らせします。

バルーンフェスタ|バルーンフェスタ×街なか イベント

バルーンフェスタの街なかイベントとして、ライトファンタジーでは108万球のイルミネーションを中央大通りで開催していきます。

前夜祭は29日に開催され、パイロットのみなさんや競技関係者のみなさんをお招きし、前夜祭パレードなどを実施する予定です。

また、街なかでは11か所でイベントの開催を予定しています。

例えば、松原神社では「どんぶり」をテーマに14店舗が集結し、「はらぺこマルシェ」というイベントや、リノベーションしたパートナーズ白山ビルで、「バルーンの部屋」としてバルーンに触れ、身近に感じられるような、バルーンがいっぱいをテーマとした体験型イベントや「思い出フォトラリー」も予定しています。

プロスポーツ|2025-26シーズン開幕

プロスポーツがいよいよ開幕します。

佐賀バルーナーズの開幕戦は滋賀レイクスとの対戦です。

ちょうど今、滋賀でこの週末から国スポ・全障スポ総合開会式も開催されているところで、開幕戦は、国スポ開催地対決になります。

そして、SAGA久光スプリングスは、クインシーズ刈谷と対戦します。

中田監督の前任である酒井監督がクインシーズ刈谷を率いておられるため、新旧ヘッドコーチ対決でもあります。

そして初めて、冠試合として11月に「佐賀市民応援DAY」を実施します。

市民のみなさんを100組、観戦にご招待し、エスコートキッズなどの参加者も明日から募集を開始しますので、市のホームページで応募を受け付けています。

奮ってご応募いただきたいです。

プロスポーツ|プロスポーツ×街なか イベント

街なかイベントとして、「街なか指定駐車場無料デー」をこれまで実施してきましたが、累計5,000名以上の方にご利用いただき、多くの方に街を周遊していただいています。

さらに新たな取り組みとして、この駐車場を複数回利用していただくと、限定グッズがもらえるという企画を実施します。

例えば、利用回数に応じてステッカー、マグネットなどがもらえ、10回利用するとガチャを引き、ハズレなしでサイン入りユニフォーム等の豪華グッズをゲットできます。

ぜひ多くのみなさんに利用していただき、佐賀の街を試合の時間だけでなく、周遊し楽しんでもらいたいです。

私もよく試合観戦に行きますが、サンライズストリートではユニフォームを着た人が目立っています。

街なかにそのユニフォーム姿を見える化していき、街全体で盛り上げていきたいと考えており、バルーナーズのみなさんと協力させていただいています。

「まちなかBALoopトレカキャンペーン」として、このユニフォームグッズを身につけると認定店舗で割引や特典が受けられるといった新たな取り組みや、トレーディングカード15種類をプレゼントするような取り組みを新たにスタートします。

昨年も好評だった「サガマチカレーさんぽ」を、今回10月4日に開催し、カレーの食べ比べなどもできるようなイベントも予定しています。

南北軸|日本青年会議所全国大会 記念イベント

10月は盛りだくさんです。

日本青年会議所全国大会が、いよいよあと2週間を切りました。

1万人が佐賀に集結し、これだけ多くの方が来られるので、街なかの消費促進や、佐賀の魅力を知ってもらうことにつなげていきたいと思っています。

日本青年会議所さんが、歩行者天国とイベントも予定しています。

11月11日は歩行者天国になり、「オクトーバーフェスト」などのイベントが開催予定です。

街なかでは、656広場で「BEAT&MEAT フェスティバル」ということで、佐賀の食と音楽のコラボイベントを予定しています。

南北軸|観光アプリ 特別クーポン

日本青年会議所全国大会 記念イベントに合わせ、「数を消費に変える」の実効策として、スーパーアプリの観光スーパーアプリの観光アプリを活用して特別クーポンを発行します。

観光アプリもさらにリニューアルし、位置情報でクーポンが取得できるようになりました。

昨年度のひなまつりの時期にも試行し、1,300回利用いただきました。

今後実施されるJCの全国大会とその数日後の土地改良の全国大会などでも、この位置情報クーポンを取得してもらい、この街を巡っていただきたいです。

アプリを利用できる店舗も昨年度から1.5倍に増え、市全域に拡大しました。

アプリも、これまでなかった地図の機能を充実させ、わかりやすいマップ機能を提供します。

さらに、口コミや評価の高いお店がすぐにわかるようにし、用途に応じて地図を開いていただくと、「定番のお土産が欲しい」という方や、「レアな佐賀ラーメンが欲しい」、「佐賀銘菓を探している」というようなタブで条件検索をしてもらうと、スムーズに把握できます。

こうした特別クーポンと、店舗さんが発行しているクーポンなども活用して消費に変えていきたいと考えています。

南北軸|ゾンビランドサガ マンホール

「ゾンビランドサガ」のマンホールを設置します。

10月24日に公開予定の「ゾンビランドサガ」の映画「ゆめぎんがパラダイス」は佐賀県を舞台としており、佐賀市とのコラボレーション企画として、県内で唯一、このゾンビランドサガマンホールを設置します。

既設分と合わせて市内で6基設置となり、バルーンミュージアムで展示し、アリーナ周辺で設置する予定です。

それに合わせて、聖地巡礼プランやモデルコースなど、さまざまな企画を予定しています。

南北軸|自動運転バス 実証走行・体験乗車会

自動運転バスの導入に向けた実証走行を本格化し、レベル4での運行を目指し、より高度な実証走行に挑戦します。

九州で初めての採択となる総務省の「地域社会DX推進パッケージ事業」として、11月からこの実証事業がスタートします。

バスセンターへ進入するために右折する場所は、見通しが悪い高架下で、この場所で車や歩行者をセンサーで検知し、安全に右折することに、今回チャレンジします。

路側センサーを活用し、この部分の右折をスムーズにさせていきたいと考えています。

さらに、1月からは国交省の補助事業を活用し、昨年度から倍増した24日間で、大部分をレベル4相当の走行で運行します。

この緑の部分が、レベル4相当で運行する区間です。

特に、佐野常民像前交差点は、合流する交通量が多い場所で、この交差点の信号情報、例えば「あと5秒で赤に変わる」といった情報を受信し、進行の可否を自動で判断するという、信号機連携で、難易度の高い交差点に挑戦します。

今回、長期間の実証となり、体験乗車会は予約なしで乗っていただける形で運用したいと考えています。

昨年度までに延べ3,300人の方にご乗車いただきましたが、ぜひ近未来の技術を身近に感じるため、多くのみなさんに乗って体験していただきたいです。

南北軸|売茶翁と若冲 特別展

売茶翁生誕350年の特別展が開催されます。

県や地元メディアのみなさん、高遊外売茶翁顕彰会のみなさんと協力して、特別展が開催されることになりました。

伊藤若冲と売茶翁にはご縁があったということで、若冲作品が約130点集結します。

特に、売茶翁が絶賛した代表作と言われている「動植綵絵」は撮影も可能であると聞いています。

そして、肥前通仙亭では、売茶翁を偲ぶ喫茶コーナーや「一茶壺茶会」が開催されます。

売茶翁は身分の分け隔てなく、皆が平等であると考え、お茶を語り合いながら和やかな時間を過ごしたということで、この一茶壺茶会も開催される予定です。

南北軸|佐賀市民芸術祭

佐賀市民芸術祭を開催します。

佐賀市民芸術祭は、今年は過去最多の95団体が参加予定です。

特に、海上自衛隊の佐世保音楽隊が新市誕生20周年記念として初出演となります。

ダンスのイベントや、就労支援サービスの「GENIUS」さんのご協力により、ワークショップやアート作品の展示も予定しています。

文化芸術の秋、ぜひ楽しみにしていただければと思います。

南北軸|文化会館 ネーミングライツ

佐賀市で初めてとなるネーミングライツを導入しました。

佐賀市文化会館の愛称を公募し、「ミズ ウェルビー ホール」に決定しました。

来年の2月から2年間を予定しており、命名権料は600万円です。

ミズさんは、心身ともに健康で幸せなまちづくりを目指しておられ、この「ウェルビー」は「well-being」に由来しており、心身ともに訪れる方が健やかになり、未来が発展するようにという思いが込められています。

このサンライズエリアが、アリーナも含めて一体的に広報し、魅力度アップを図ります。

文化会館では、市民招待型のコンサートを実施したり、ウォーキングイベントで周辺エリアをつないだり、さらには街なかの店舗と連携したイベントなど、南北軸の賑わい作りに貢献するような提案も寄せられています。

このエリアをさらに盛り上げ、連携していくことで、文化会館に新たな価値を創出し、エリア全体をさらに盛り上げていきたいと考えています。

質疑応答|発表項目

記者

奨学金の返還支援についてです。

奨学金の負担が重いというのは、数年来言われていたことだと思います。

このタイミングで奨学金支援を実施するのは初めてということでよいでしょうか。

このタイミングでこうしたことをされることになったきっかけや理由を教えてください。

市長

今年度、プロジェクトチームを設置しました。

昨年度から、若者が希望するライフコースを歩む、人生の選択をしていくためのハードルは何だろうかということを検討しました。

そこで、経済的なハードルがやはり課題になっているという認識に至り、働くのか、それとも結婚、出産するのか、といった二者択一にならないように、そこをどうしていくかという点は、日本全体の問題でもあると思いますが、非常に重要なテーマであるという中で、こうした若者たちの悩みというところにも、政策を講じていこうということで、今回、奨学金返還支援という制度を設けたところです。

記者

若者支援を昨年度から重点課題として議論してきたとおっしゃいましたが、その後、具体化する施策としてはこれが第1弾という理解でよろしいでしょうか。

それとも、今までもさまざまな施策が実施されていたのでしょうか。

市長

若者支援として、例えば「こども誰でも通園制度」といった子育てに関する政策が関係してくると考えていますし、柔軟な働き方というところを、もっと広げていくといったことも大事な政策だと考えています。

そのような中で、若者の負担軽減というのも大事な政策だと考えており、今回、奨学金の返還支援という施策をスタートすることになります。

佐賀県もこうした返還支援制度をスタートされていますが、企業が従業員の奨学金を代理返還することに対して補助をするという制度だと聞いています。

そうした認定企業は現時点で10社程度あり、そうした認定企業に補助すると伺っています。

市内の事業所には中小の事業所も多く、県の認定まで至っていないところもあると聞いていますので、そうした個人に対して、企業・事業所で働く方に対しても一定の支援を行うということで、今回の制度を設けています。

記者

さが親子手帳アプリについてです。

これは、よく母子手帳をアプリ化するという試みがあったと思いますが、それと何か関係があるのでしょうか。

また、公式アプリ「スーパーアプリ」と何か連動しているのかどうか教えてください。

市長

母子手帳では、例えばスケジュールや情報をリアルタイムに共有するといったことが、紙ではなかなかできない部分があると思います。

そのため、紙の手帳を補完するような機能がいくつか入っていると考えています。

完全に紙をなくすというわけではありませんが、補完するような機能という位置づけです。

今後、問診票の回答なども、こうしたアプリでできるようにしていくことで機能拡充を目指したいと考えています。

それから、マイナポータルとの連携など、今後機能の拡充を進めていきたいと考えています。

こども未来部

スーパーアプリとの連携は、今後準備が整い次第連携をさせていきたいと思っています。

今回10月1日時点では、単独でリリースします。

記者

自動運転バスについてです。

今回は第3弾といった位置づけかと思います。

これまでの実績をどう評価されているのか、最終的には何を目指されているのかを改めてお願いします。

市長

昨年度は、佐賀駅バスセンターからSAGAサンライズパーク(市文化会館前)というルートで自動運転率が96.4%となり、着実に実装に向けて自動運転の品質(クオリティ)も上がってきていると思っています。

これをさらに実装に向けて高めていくことを進めていきたいと思っています。

今年度は、レベル4相当の区間がより長くなります。

交差点の円滑な通過や、路上に駐車している車両の自動回避といった点に取り組んでいきたいと思っています。

鉄道高架下で死角があるような交差点で、路側センサーを2ヶ所設置し、センサーを使って歩行者や車両を検知することで、スムーズな右折につなげていきます。

また、この佐野常民像前交差点は、イラストにもあるように停止禁止ゾーンがあり、進行するのか停止するのかという判断が難しい交差点です。

そこに信号連携を導入し、そうした課題をクリアしていくことで、自動運転率98%を目指していきたいと思っています。

今後、こうした実証走行に取り組みながら、国の認可が下りた区間からレベル4での運行を開始していきたいと考えており、将来的には全区間での実装を目指していきたいと思っています。

記者

奨学金返還制度の関係で、これを正社員に限っている理由と、初年度に何人くらいを想定されているのかを教えていただければと思います。

市長

就職後の時期(20代)に転出超過が多いということもあり、若者の定着が課題であると考えています。

今回、予算措置として300万円、人数的には大体30人分ぐらいを見積もっていますが、予算が足りなくなった場合は補正対応も検討していきたいと考えています。

所得や一定の要件を設けていますが、若者の定着や、希望するコースを歩めるようにということで、こうした制度を設けたところです。

初めての制度ということで、今後運用していく中で、具体的なところはさらに検討を深めたいと考えています。

政策推進部

若者の経済的な負担を軽減するという目的とともに、市内への若者の定着ということも目的として考えていますので、こういった形での要件として定義しています。

質疑応答|市政一般

記者

オスプレイの夜間訓練が始まりました。

それについて、市に対して騒音に対する懸念や苦情といった情報がなかったのかということと、市長としての受け止めをお願いします。

市長

夜間飛行訓練については、昨日9月29日に実施されたと承知しています。

防衛省では、夜間訓練の実施開始に当たり、南部3町6校区の自治会長会で説明を行ったと聞いており、回覧を通じて地域住民への周知も行われたと聞いています。

佐賀市としては防衛省に、まずは安全な運用の徹底、そして住民生活、漁業、農業などの事業活動への影響に対する十分な配慮、それから訓練情報の一定期間前の情報提供を求めてきたところです。

これまでのところ、市では、昨日の訓練に関して市民等からの苦情は受けていないという報告を受けています。

防衛省からは、漁業、農業、生活環境に十分に配慮すること、そして事前に駐屯地のホームページでお知らせをするという説明を受けています。

今後も、安全対策を徹底してもらうこと、そして良好な生活環境を確保するように求めていきたいと考えています。

記者

まもなくノリ漁が最盛期を迎え始めますが、そうしたことへの心配や影響について、今回初めての夜間訓練となるため、市長は何か考えていることがありますか。

市長

その点も含めて、関係する南部の6校区の自治会長会などに説明を行ったということで、ノリに関連する質問や、現時点では、騒音はそれほど気にならないという反応もあったようにも聞いています。

住民生活、漁業、農業、そうした影響に対する配慮を含めた対応がされていると思いますが、いずれにしても、我々からも引き続き、その対応を求めていきたいと思っています。

記者

給食費の問題です。

議会でも附帯決議が出ました。

現時点で、市長は今後も含めてどのように考えていらっしゃるのか教えてください。

市長

給食費は、同じ学校、例えば市立の学校によそから来られている学生さんもいたりするため、学校の運営主体ごとに支援を行っていくことが基本的な考えとしてあるところです。

ただ、議会でも議論があり、今回物価高騰ということで臨時的な措置として、3学期の給食費について対象を広げるという考えも一理あると受け止めています。

そのため、緊急的な措置としての対象者の拡大について検討しているところです。

現在、学校の意見も聞きながら、どのようなやり方があるのかを検討しているところです。

記者

もし対象を広げるとするならば、どのような形が念頭に置かれているのか教えていただけますか。

市長

学校と今担当部署で意見を聞きながら検討している状況です。

対象者や補助額、補助の方法など、具体的にどのようなやり方があるのかは、現在、各学校と調整しながら検討している状況です。

記者

夜間訓練についてお尋ねします。

佐賀駐屯地のホームページで22日に、29日を実施日、30日を予備日として告知され、時間も午後8時ごろまでという表記があったかと思います。

市のホームページもリンクを貼って紹介する形で、市民に周知をされていたと思います。

しかし、週末あたりだったと思いますが、29日、30日ともに実施日に変わり、時間も午後9時半に変更になっていたかと思います。

市のホームページでは更新日は22日のままで、変更の連絡はなかったのではないかと拝察いたしました。

昨日お尋ねしたところ、担当課はこのような取り扱いについて改善を申し入れたとのことでした。

先ほど市長は、丁寧な説明があった上で問題なかったというようなこともおっしゃっていましたが、これまで記者会見の場などでも、余裕を持った情報提供や、信頼関係を壊さないといったことについて、繰り返し述べていらっしゃるかと思います。

今回の経緯や、防衛省の対応について、どのようにお感じになっているのかお尋ねします。

市長

今おっしゃった夜間飛行訓練の日時の関係は、昨日、防衛省から情報提供がありました。

防衛省からは、操縦士の練度などを踏まえて訓練計画を修正する必要が生じた、訓練の規模や地域の実情を踏まえつつ、丁寧な情報提供に努めるという説明でした。

本市は、夜間の訓練情報などについて、一定期間前に提供することを求めているところです。

そうした意味で、事前に早い段階で、情報として29日が実施日、30日が予備日と聞いていました。

そうした点で変更が生じたのであれば、速やかに情報を提供するようにということを防衛省に伝えました。

昨日の夜間訓練は、午後8時過ぎに終了したという報告を受けています。

今後も、訓練の規模や地域の実情などを踏まえた訓練であることは承知していますが、情報は丁寧に速やかに提供するように求めていきたいと考えています。

記者

市長がその変更があったことを把握したのはいつ頃の時点だったのでしょうか。

市長

昨日、防衛省から情報提供があり、そして駐屯地対策室から報告を受けました。

9時半という話もありましたが、8時頃というふうに聞いていたこともあり、しっかり情報を事前に提供するようにということはお伝えしたところです。

そうした点も今後、よく踏まえて対応してもらいたいと考えています。

記者

昨日の午前、午後のどちらの時間帯だったか確認させてください。

市長

昨日の午後です。

記者

佐賀駐屯地開設からまもなく3ヶ月となります。

今の夜間訓練についての情報提供をさらに丁寧に求めていくという話もありましたが、この3ヶ月全体を見渡して、運用状況や、防衛省からの情報提供について、市長がどのように評価されているか教えていただけますか。

市長

訓練は7月28日から開始されており、他の駐屯地や演習場への飛行も行われているということで、まずは安全対策が最重要だと考えています。

そこは、駐屯地の方も当然のこととして、しっかり緊張感を持って実施しているとは思いますが、我々も、対応を万全に期すよう徹底することを、機会を捉えて繰り返し伝えているところです。

駐屯地を新たに開設したということで、地元への配慮や、生活、事業活動への配慮というところも我々からも求めているところです。

そうしたことも踏まえて、自治会などでも事前に説明をしたり、回覧をしたりということで、一定の対応をしているとは思います。

そのような中で、訓練や地域の事情、実情によって修正が生じるということがあるのであれば、そうした点も丁寧に速やかに対応してほしいと思うところです。

記者

この3ヶ月間を見渡しての評価としては、その点についてということでしょうか。

市長

まだ3ヶ月ということで、これからが大事だという考えです。

当然のことながら、安全対策というところは、防衛省や駐屯地が最大限の対策をしているということは、私も直接現地で状況などを確認したところです。

その点は、市民のみなさんも最も心配されているところだと思いますので、しっかり対応していただきたいと考えています。

初めてのことなので、丁寧に対応してほしいということで、一定の対応はしているとは思いますが、その中でも、変更があった際には事前に情報を提供するということを、しっかり緊張感を持って実施してほしいという思いです。

記者

防衛補助についてお尋ねします。

先日、東与賀と諸富の公民館の改修工事に、防衛補助がつきました。

1回目は南川副の戸ヶ里漁港、2回目は北部の高木瀬の清掃工場、そして3回目でこの二つの公民館の補助を申請された理由について、改めてお聞かせください。

市長

民生安定事業ということで、住民生活や事業活動などを踏まえながらの支援制度であると考えています。

公民館も地域振興に資するものであり、かつ、駐屯地が設置される南部エリアに位置していますので、さまざまな影響や地域振興、あるいは災害時に防災の拠点にもなるという点も含めて、事業の内容が精査され、補助に至ったと考えています。

今後も補助の活用に当たっては、地元等からの意見も踏まえながら、駐屯地の設置・運用の影響や必要性など、そういった点も含め防衛省とも相談しながら進めていきたいと思っています。

記者

先日、南川副の住民の方と個別に話した際、「いつもこうした補助については新聞で事後的に知る」という声がありました。

「南川副は漁港には補助がついたが、我々の地域の公民館や、先日廃止された斎場のような住民向けのものにも補助をつけて欲しかった」という意見もありました。

先日、記者会見で伺った際、市長は他自治体を参考にするという発言をされていました。

その後、議会の方でも、「うちも補助をつけてほしい」という意見が最近多くなっているという発言が特別委員会でありました。

今後、意見の集約方法が課題になってくるかと思います。

他自治体を参考にするという、その後の検討状況について教えてください。

市長

さまざまな影響などがあると思います。

漁業に関しては、当然、漁協本所や東部の会議などで議論が進められていくと思います。

そうした声も踏まえながら、今回開設したばかりということもありますので、他の自治体の事例なども情報収集しながら、防衛施設の設置・運用の影響という要件もありますので、その点も踏まえながら地元の意見や事業の必要性などを考慮し、防衛省とも密にやり取りをしていきたいと思っています。

記者

西部水道企業団の件です。

先日、値上げが見送られました。

佐賀市は用水供給のみを受けているため、佐賀市の料金改定には直接関係ないところですが、構成市町として運営に責任を持つ立場だと思います。

佐賀市における耐震化率や料金回収率も課題だと思いますが、市の現状認識を教えてください。

市長

ご指摘のとおり、佐賀市は西部広域水道企業団から用水供給を受けており、給水事業は上下水道局が行っています。

そのため、佐賀市に直接的に、今回の料金改定による市民への影響はないと思っています。

企業団の議員でもありますので、企業団においては、水道事業が令和2年に統合され、営業所の統廃合やコスト削減といった経営努力、経営改善は進めてきたという報告を受けています。

そのような中でも、料金回収率は、給水の原価に対する供給単価の割合が100%を下回っており、原価割れの状況が続いているということです。

それから、基幹管路などの耐震化率も、県平均と比べても低い現状があるということで、住民のみなさんに安定した水道水を供給するためには、水道料金の適正化を図ることは、避けて通れるものではないと考えているところです。

構成市町の料金を統一するにあたって、今後も安定的かつ持続的に水道水が届けられるよう、料金制度がまとまっていくことを期待しています。

記者

下水道についてもお尋ねします。

6月議会の説明から一転し、9月では値上げが見送られました。

値上げは避けられないという認識だと思いますが、その後の検討状況について改めて教えてください。

市長

佐賀市においても、物価高騰の影響で市民生活に影響を与えているということで、可能な限りご負担をかけないよう、一旦見送ったところがあります。

しかし、八潮市の事例などにも見られるように、重要なインフラを、また、災害や事故などに備えていくことを考えると、やはり一定の適正化は必要性を感じているところです。

そのあたりは、具体的なところの検討を深め、考えを示したいと思っています。

記者

中核市についてです。

山口知事の「表札だけでは意味がない」という定例会見での発言を受けて、この記者会見でも市長の見解をお尋ねしました。

その時、前向きな発言をされたと受け止めています。

その後も、県と市の勉強会なども開かれました。

今、公約について検討段階だと思いますが、中核市に関する今の検討状況を教えてください。

市長

市民のみなさんにとって最も身近な基礎自治体が市役所であると思っています。

イメージとして、どうしても国があって県があって市があるというふうに縦に考えがちですが、市民のみなさんを中心に考えたときに、同心円状で市役所があって、県があって、国があるという構図です。

中核市となり市民サービスがより充実していくということは、市民にとってサービスの質が向上していく、ワンストップ化していくこと、手続きが早くなっていくこと、一つの窓口で相談が済ませられることなどにつながっていくと思います。

また、県庁所在都市としてデータなどを生かしながら、戦略的かつ広域的に取り組みを進めていく上でも、非常に大事になってくるのではないかと思っています。

県の方とは、勉強会も開催してもらい、ワーキンググループも16回開催してもらいました。

具体的な手続きに入る前に、それだけ内容を議論し、協力してもらっているということは、他ではなかなか例がないことだと思いますので、協力していただいており、ありがたいと思っています。

また、市の職員の知見を高めていくため、例えば保健所などと人事交流をするなど、そういったことも並行してやれればと思っています。

私は、中核市は必要だと思っていますので、そこに向けて、順次さまざまなところで検討を深めていきたいと思っています。

記者

2期目の公約には盛り込む予定でしょうか。

市長

私は、中核市は必要だと思っていますので、2期目についても同様の考えで臨みたいと思っています。

記者

西九州新幹線についてです。

開業から3周年を迎え、山口知事がおっしゃっているように少しずつ前に進んでいる印象ではありますが、市も無視できない問題かと思います。

今の国の動きや県の動きに対して、市長はどのように見ていらっしゃるでしょうか。

市長

7月に総理が「国の責任である」ということを言ったのは一つ大きかったと思っています。

フリーゲージトレインが頓挫したという特殊な経緯が、西九州ルートに関しては非常に重要な議論であると思っています。

そうした意味で、「国の責任である」ということで、積極的に国が関わっていくと言われたのは大きな話であると思っています。

その上で、我々もヒアリングなどで意見を述べてきたことですが、在来線や建設費負担、地域振興、ルートといった論点がありますので、従来の考え方をそのままの延長線で、単に同意を求めるということではないと思っています。

さまざまな立場の方がいることは承知していますが、こうした特殊事情があるからこそ、全体の最適を考え、代替策も含めて国の方で考えてもらうことが大事です。

佐賀市にとっても大きなテーマですので、引き続き考えを述べていきたいと思います。

記者

市の南部エリア開発構想は今どのような段階にあるのかお聞かせください。

市長

今年の春に、南部エリア開発構想を策定しました。

有明海沿岸道路や佐賀空港といったポテンシャルを生かしていくということで、インフラ整備も徐々に進捗しており、来年度は川副インターもオープンする予定です。

そうした整備の進捗に合わせて、具体化していきたいと思っています。

南部エリアへの産業誘致も含め、今具体的なところを検討しているところですので、その点も含めてよく検討していきたいと思っています。

記者

オスプレイについてお尋ねします。

長崎新聞によると、長崎県佐世保市はオスプレイの騒音に関して市側で独自に調査を行い、その結果を公表しています。

先ほど市長は、騒音についても「思ったほどではなかったというようなことも聞いている」というお話でしたが、音は人によって聞こえ方が異なり、例えば重低音が響きやすい方や、若い人は高音が聞き取りやすいなど、個人差がある部分です。

そのため、数値として騒音を把握することも非常に大切だと考えています。

佐賀市として独自で騒音の測定を既に実施されているのであればその状況を、実施していないのであれば今後どのようにされていくのかを教えていただけたらと思います。

市長

佐賀駐屯地の関係ですが、佐賀空港周辺ということで、この航空機騒音については、空港を管理している県の方で、今年度から監視測定体制を強化しています。

市内5地点で、年に1回または2回、騒音測定が実施される予定です。

この騒音測定の結果などを踏まえながら、基準値を超えた場合などに、防衛省と県が、周辺環境への影響の把握や、原因究明を行い、防止対策などを協議することを、佐賀市としても確認しているところです。

こうした騒音測定や、地域住民からの問い合わせなども踏まえながら、防衛省と県とやり取りし、必要な対応を求めていきたいと思っています。

記者

年に1回から2回ということですので、既に県はその1回目を終えられ、市に報告が上がっているという理解になりますか。

市長

現時点では、そのような状況ではないということです。

記者

市長の1期目の定例記者会見は今回が最後になるかと思います。

それに関連し、先ほどの2期目の公約とも関わってきますが、1期目の総括として、ご自身が意図して実現できたものと、2期目も引き続きチャレンジしていくことについてお伺いします。

その場合、公約の核となるのは、市民サービス向上につながる中核市に関する検討や、産業誘致に向けた南部エリアの開発推進となるのでしょうか。

市長

政策については、みなさんとご相談しながら、お話しする機会を設けさせていただければと思っています。

この4年間で、まずは挑戦すること、そして市役所としてのマインドセットが非常に変化してきたことを実感しています。

先ほどさまざまな取り組みを紹介しましたが、職員からも提案が出てきたような取り組みも多くあります。

例えば、佐賀市の最大の課題と言ってもいい浸水対策では、お濠を事前排水し、治水に活用していくというのは全国でも例がないことです。

私自身が方向性を示しましたが、職員が具体的な工夫をしてくれたことで実現し、進化してきたことだと思います。

これを、さらに気候変動の時代に未来型の治水というのを、さらに進めていきたいと考えています。

成富兵庫茂安の精神も、佐賀の地形的な特徴を生かしながら、既存のものも活用して、先進的な治水を実施していたと思いますので、そのような取り組みをさらに進めていきます。

それが日本のモデルとなるような佐賀を作っていきたいと思います。

また、人の流れが変化しているという点を踏まえて消費に変えていく、交通についても、全国で唯一、市営バスの乗客数が増加したというのは、運転手不足の中でかなり努力した結果だと思います。

そこに私が重視しているDXのような、今回の自動運転の取り組みも自動運転率96.4%という成果につながっており、今後の課題解決につなげていくことや、新たな交通モードの実現といった点も考えていきたいと思います。

産業団地もそうですし、市民サービスを上げていく市役所の窓口改革も、「書かない窓口」がいよいよ実装されていきます。

そういったところをしっかり取り組んでいくことで、佐賀鍋島藩の伝統と革新を調和させ、革新的な取り組みが今までかなりこの佐賀の地で行われていたと思います。

今この混沌とした時代だからこそ、その先人たちの姿勢を実行していくことが大事になると考えています。

それが日本一便利で豊かなリッチ・ローカル佐賀市にしたいと思っています。

記者

昨年度の佐賀市の男性職員の育休取得率が9割を超えたという結果が出ました。

先日議会でも、その要因の一つに、市長自らが就任後まもなくお子さんが誕生し、育休を取得したという分析も紹介されていました。

改めて、育休取得でご自身が得たものや、これから2期目も挑戦される市のトップとして、この経験をどのように生かしたいかをお聞かせください。

市長

私自身非常に若い市長であり、全国の県庁所在地でも2番目と聞いています。

そのため、もちろん経験値という点では経験年数が短い部分もありますが、これからどうあるべきかを考えるということについては、リアリティや課題意識を非常に持っていると思っています。

安定成長の成功体験がない中で、失われた30年を経て、混沌とした時代を生きてきたからこそ、これから次の未来を創っていくことに責任ある主体として頑張っていきたいと思っています。

そのような中で、就任して1か月でこどもが生まれました。

当然、仕事はたくさんあり、面会依頼やさまざまな出席依頼もある中での判断でしたが、周囲とも率直に相談し、職員がそれぞれの事情で育休を躊躇することがある中で、トップが姿勢を示すことが大きな後押しになると感じて実行しました。

それが、職員や組織が育休を応援しようという組織に変わってきたことにつながったのではないかと思います。

私自身、育休で得たものは、これは休みではなく「修行である」という思いで、さまざまなことに取り組みました。

その経験が、政策を考える上でも生きてくるのではないかと思います。

また、一人の父親として、日々こどものことを思う者としても、共働きの方が増えていると思います。

しかし、共働きが増えているにも関わらず、制度や昭和の仕組みが、少しずつは変わっているものの継続しているという点が非常に課題だと感じています。

そうした意味で、若者支援プロジェクトチームを「人生のラッシュアワー対策チーム」とし、特に若い世代が人生の選択をする際に、さまざまなハードルがある中で、何ができるだろうかという新しい取り組みも含めて議論しています。

そうした点にも、自分自身の経験が生きてきているのではないかと思っています。

記者

「休みではない、修行だ」とおっしゃっていましたが、育休取得中は上のお子さんは、市長の育休に合わせて、こども園などを休んでいたのでしょうか。

市長

上の子は、こども園に行っていました。

私の場合、育休を取得する際、妻とも話して、どうしても絶対出席しなければならない公務があるため、どういった形が良いかということを考えました。

例えば、こどもを園バスに乗せるときに、0歳児が泣いていて安全に乗せなければいけない状況や、お風呂やご飯のときなど、大変なときに家にいてほしいという要望がありました。

そのため、その時間に家に戻るなど、1日休まなくても時間単位の休暇を取る、といった形で工夫して行いました。

そうした意味で、柔軟な働き方や、時間単位の休暇、テレワークなど、今はさまざまな手段があると思いますので、そうしたものをなるべく取りやすくしていくことが大事なのではないかと思っています。

記者

上のお子さんはこども園を利用しながらも、育休は大変な訓練だったということを教えていただきました。

その上でお尋ねします。

佐賀に住むあるご夫婦から困り事を聞きました。

夏頃に赤ちゃんを出産し、今4人の子育てに奮闘されています。

小学校低学年が2人、保育園児が1人、そして生後数か月の赤ちゃんがいる状況です。

赤ちゃんは当然夜泣きで、他のこどもたちを寝かせてくれないような状態です。

そのご夫婦が、今月末、すなわち今日、小学校の学童について対象外であると通告されたと聞きました。

疲弊しきっていて、私には言葉をかけることができませんでした。

確かに、私も利用者の一人として確認したところ、「育休期間中は使えません」と書いてはいるのですが、そのご家庭の4人の子育ての状況を見ると非常に厳しいと感じます。

市長も育休を取得してもこども園を利用してもなお大変だったとおっしゃっており、やはり育休期間に入ると利用できなくなるという一律の取り扱いに非常に困っていると、そのご夫婦はおっしゃっていました。

社会的な問題として少子化対策があり、その必要性について市長は実感を込めて語られています。

しかし、市民の実感としては、支給されている案内を頑張って読んだところ、学童は使えないと通告されたとのことです。

お子さんの一人は小学校1年生で、やっと小学校の生活や、放課後の学童の生活にリズムができてきた時期にあたります。

そのため、「もう使えないんだよ」と伝えたところ、「自分はもう行けなくなるの」と言って泣き崩れたそうです。

全国的に見れば、育休期間中も学童に通えるところはあると聞いています。

市長は、このように幼いこどもを多数育てる家庭に対して、学童利用の手引きのあり方などを再考することを考えられるのか、それとも一律で対応しなければならないという考えをお持ちなのか、そこについてお考えを教えてください。

市長

4人のお子さんがおられ、大変な状況であるというご紹介がありました。

その事例を含めて、担当部署からもよく報告を受けて、あり方を考えていきたいと思います。

政策推進部

先ほどの中核市のワーキングについてです。

勉強会以降も現在進行形で進めており、現時点で17回です。

司会

これをもちまして、本日の市長定例記者会見を終了します。ありがとうございました。

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