緑豊かな木々に囲まれた境内に、池をまたぐ鮮やかな朱色の神橋が架かり、その先には立派な松の枝越しに重厚な瓦屋根の門や拝殿が佇む、情緒あふれる神社の風景を捉えた写真

牛嶋天満宮1

拝殿の正面には曲線が美しい向唐破風の屋根が張り出し、その下には注連縄が飾られ、手前には一対の狛犬や石灯籠が並ぶ、歴史ある神社の厳かで静謐な佇まいを伝える写真

牛嶋天満宮2

牛嶋天満宮

慶長年間(1596年~1615年)の佐賀城下建設に際し、鬼門鎮護のため旧蓮池町牛島から鍋島勝茂によって遷座されたもので、境内入口に建つ肥前鳥居には勝茂の名前が刻まれています。

鳥居を潜って石橋を渡ると楼門、その奥に西を正面として拝殿、本殿が建っています。楼門は一問一戸四脚門、屋根は切妻造本瓦葺で、19世紀中頃の建築と推定されます。本殿は三間社流造銅板葺、朱塗りの社殿で、虹梁絵様や木鼻絵様は17世紀後期の特徴を備えており、擬宝珠高欄に銘のある延宝8年(1680年)の建築と考えられ、保存状態も良好です。拝殿は、入母屋造銅板葺、正面に軒唐破風を付し、様式から19世紀前半の建築と推定されます。境内には、稲荷大明神やレンガ祠の白太夫神社も祀られています。

境内は三方を水路で囲まれ、佐賀市の天然記念物に指定され、佐賀県の名木100選に選ばれている大楠を始めとして、樹齢500年から1000年の古い樹木も多く、江戸初期から昭和初期の石造物も数多く残され、風格のある佇まいを見せています。これら建築年代が江戸時代に遡る建築物、城下町建設時に遡る石鳥居や石橋などの工作物、さらにこれらを取り巻く樹齢を重ねた樹木と水路が一体となった姿は、佐賀市を代表する重要な歴史的景観となっています。

所在地:東佐賀町15番32号

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