ぎゃらりー喫茶 欒(まどい)
- 所在地:東佐賀町
- 設計者:ie工房 弘祐
- 施行者:古川建設
- 構造:木造2階建
- 完成年:2007年(平成19年)
作品講評
まどいは草葺き古民家を移築し、柱梁などを積極的に活かして平成19年に喫茶兼ギャラリーとして再生されました。
むくり(注釈1)のある金属屋根は、草葺きの屋根のシルエットに相似させたもので、漆喰(注釈2)の白壁、木製の建具などの伝統的な要素を随所に見ることができます。建物の周りには竿石を敷き詰め、店のサインにも古材や自然素材が利用されています。ほど良く手入れされた木々にも潤いや心配りを感じさせ、それらからなる店構えは沿道の良好な景観形成に寄与しています。古い要素をふんだんに用いつつ、繊細かつ重厚な新しい佇まいを成立させた作品です。
- (注釈1) むくり:上側に反る屋根の形状のこと。
- (注釈2) 漆喰:消石灰に麻糸などの繊維質、フノリ・ツノマタなど膠着剤を加えて水で練ったもの。砂や粘土を加えることもある。壁の上塗りや石・煉瓦の接合に用いる。