平成30年6月18日に発生した大阪市北部を震源とするマグニチュード6.1の地震において、ブロック塀の倒壊による被害が生じています。

 また、平成17年に発生した福岡県西方沖地震(マグニチュード7.0)及び平成28年熊本地震(マグニチュード7.3)でも、塀の倒壊により、死者負傷者が発生しています。佐賀市内においても、佐賀平野北縁断層帯が市域を横断しており、同様の被害が生じる可能性があります。

 みなさんの身近にあるブロック塀は、見かけはしっかりしていても安全性に欠けるものもあります。この地震をきっかけに、所有者の方は、今一度ブロック塀の安全性の確認をお願いします。

 ブロック塀は、プライバシーの確保、防犯、防火など、私達の暮らしを守る重要な役割を果たしていますが、地震などによる災害時には、倒壊や落下など命を脅かす危険性もあります。不特定又は多数の人々が通行する道路、通学路、避難路などの道路に面するブロック塀は、特にその安全確保が求められます。

 基準を守り、安全、安心に暮らせるまちづくりを目指し、所有者の責任において管理をお願いします。

点検のポイント

(注意)補強コンクリートブロック造(鉄筋あり)の場合

  •   <第1段階:所有者自ら点検しましょう。>
    1. 塀は高すぎないか。
    2. 塀の厚さは十分か。
    3. 控壁はあるか。(塀の高さが1.2メートル超の場合)
    4. 基礎があるか。
    5. 老朽化し亀裂が生じたり、傾き、ぐらつきなどが生じたりしていないか。
  •  <第2段階:専門家に相談しましょう。>
    1. 鉄筋の接合方法、モルタルの充填状況は適切か。
    2. 鉄筋のピッチ及び定着状況は適切か。
    3. 基礎の根入れ深さは適切か。
  • 下記ファイルのチェックポイントを用いて安全点検を行ってください。
    ブロック塀の点検のチェックポイント(国土交通省)
  • 安全点検の結果、危険性が確認された場合には、付近通行者への速やかな注意表示等及び補修・撤去等を行ってください。

ブロック塀の地震対策について

地震対策例

  1. 控壁は、壁の長さ3.4メートル以内ごとに設け、中に鉄筋を入れて塀とつなぎ、控壁や塀の頂部はコンクリートブロックを積むよりも、現場打ちのコンクリートとしたほうが安全です。また、塀の端部にも必ず控壁を設けましょう。門柱と塀を接続する場合は、双方とも丈夫な構造として、鉄筋で十分つないでください。
  2. 基礎の幅は、ブロック塀の厚さ以上とし、地中への根入れ深さは、法律上30センチメートル以上あればよいとされていますが、できるだけ35センチメートル以上とするようにしてください。基礎の丈は、法律上35センチメートル以上あればよいとされていますが、できるだけ40センチメートル以上にしてください。なお、基礎は逆T型にするのがもっとも有効です。
コンクリート控壁の図解で、補強部位を赤い点線で示し形状や接合部の構造を詳細に説明するブロック塀(例1)のイラスト

ブロック塀の補強例

 すでにあるブロック塀などでも正しく工事がされていないものや、老朽化しているものは早めに専門家の点検をうけ、取り壊すか、補強しておくことが必要です。参考としてブロック塀の補強例の一例を示しておきますが、なるべく危険な塀は取り壊して安全にしておきましょう。

帯鋼やL型鉄鋼で補強された控壁構造を寸法やボルト間隔とともに詳細に示した建築構造図ブロック塀(例2)のイラスト

建築基準法のブロック塀の基準

組積造(鉄筋なし)

  1. 高さ:1.2メートル以下
  2. 壁の厚さ:高さの1/10
  3. 控壁:長さ4メートル以下ごとに控壁を設置(壁の厚さの1.5倍以上突出させる)
  4. 基礎:根入れ深さは20センチメートル以上

補強コンクリートブロック造(鉄筋あり)

  1. 高さ:2.2メートル以下
  2. 壁の厚さ:15センチメートル以上(高さ2メートル以下の塀は10センチメートル以上)
  3. 鉄筋:壁頂及び基礎に9ミリメートル以上の横筋を配置
    •  壁の端部及び隅角部は9ミリメートル以上の縦筋を配置
    •  壁内には、9ミリメートル以上の鉄筋を縦横に80センチメートル以下の間隔で配置
    •  (注意)鉄筋の末端は、かぎ状に折り曲げる。
  4. 控壁:塀の高さが1.2メートルを越える場合は、長さ3.4メートル以下ごとに9ミリメートル以上の鉄筋を配置した控壁を設置(高さの1/5以上突出させる)
  5. 基礎:丈は35センチメートル以上、根入れ深さは30センチメートル以上
控壁付き擁壁の形状を側面図と立体図で示し、基礎の厚さや控壁の間隔と深さを明示した構造説明図

参考資料

相談窓口

令和2年度より、危険なブロック塀等の除却への補助を開始しました

ブロック塀に関する相談窓口

 佐賀市役所本庁5階
 建築指導課指導係
 電話:0952-40-7170 ファックス:0952-40-7392
 Mail:kenchikushido@city.saga.lg.jp

自ら所有されているブロック塀の目視による点検について相談したい場合

自ら所有されているブロック塀の目視による点検について相談したい場合は、以下にお問い合わせください。

佐賀県安全住まいづくりサポートセンター

事業主体(事務局):一般社団法人佐賀県建築士会

受付:月曜から金曜日(土曜、日曜、祝日を除く) 9時から17時まで

電話:0952−26−2198

ファックス:0952−26−2248

補修や撤去等を相談したい場合

ブロック塀の補修や撤去等を行う場合は、お知り合いの工務店等にご相談くださいい。

いずれも分からない場合は、以下(補足:50音順)にお問い合わせください。

一般社団法人佐賀県建設業協会

受付:月曜から金曜日(土曜、日曜、祝日を除く) 10時から17時まで

電話:0952−23−3117

ファックス:0952−24−9751

佐賀県建設労働組合連合会

受付:月曜から金曜日(土曜、日曜、祝日を除く) 10時から17時まで

電話:0952−30−8121

ファックス:0952−30−8123

一般社団法人佐賀県建築士事務所協会

受付:月曜から金曜日(土曜、日曜、祝日を除く) 10時から17時まで

電話:0952−22−3541

ファックス:0952−22−3668

佐賀県優良住宅建設事業者協議会

受付:月曜から金曜日(土曜、日曜、祝日を除く) 10時から17時まで

電話:0952−26−1697(公益財団法人 佐賀県建設技術支援機構内)

ファックス:0952−26−1698

この記事に関するお問い合わせ先

都市戦略部 建築指導課 指導係
〒840-8501 佐賀市栄町1番1号 本庁6階
電話:0952-40-7170
ファックス:0952-40-7392
専用フォームで担当課にメールを送る