全国有数の広大なお濠
佐賀城のお濠は、全国有数の幅80m前後の広大な水堀が特徴です。
江戸時代には、幅80m前後を示す当時の単位で「四十間堀」と呼ばれていました。
佐賀平野は水はけに課題がある
佐賀平野は、低平地で干満差が6mに達し、水はけが悪く、降った雨をスムーズに排水できないという宿命を抱えています。
全国初!お濠を活用した流域治水へ
佐賀のもつ特性を踏まえ、今ある施設を有効に活用する「流域治水」の取り組みとして、全国で初めて、大雨の時にお濠に川の水を溜めて、お濠周辺や多布施川の下流の浸水軽減につなげています。
お濠活用の取り組み
佐賀城のお濠と城内地区を流れる多布施川の合流部に起伏堰を設置し、お濠(西濠・南濠・東濠)を調整池として活用しています。
この取り組みにより、お濠(西濠・南濠・東濠)に最大で37,000㎥の水を溜められるようになっています。
さらにお濠を調整池として有効活用するため、施設改修や関係機関との調整を行い、事前排水を開始しました。
事前排水により、お濠の水位を大雨が降る前に低下させ、調整容量を増加させています。
この取り組みにより、お濠(西濠・南濠・東濠)に最大で56,000㎥の水を溜められるようになっています。
位置図 起伏堰設置前後
お濠活用のイメージ
お濠活用の効果
数値概要
活用前後の変化
事前排水をした状態 水を溜めた状態
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