水面を渡る風とあざやかな緑。心までのびのびする夏の時間。

8月の強い日差しから少し離れて、涼しい風を感じたくなるころ。佐賀市北部の山あいに広がる北山湖へ足を運ぶと、水面を渡る風と深い緑が迎えてくれます。市街地から車で少し走るだけで、豊かな自然に親しめる。このまちならではのあたりまえハッピーです。

実はこの湖、北山ダムによって生まれた人工湖。湖を囲む約6キロのエリアには、キャンプ場やサイクリングロード、スワンボートなど、大人もこどもも楽しめる遊びがそろっています。2023年に「レイクサイド北山」としてリニューアルし、ロングスライダーや芝生広場、絶景を望めるビュースポットも新たに誕生しました。他にもクラフト工作や森林体験など、思い思いの過ごし方ができるのも、この場所の魅力です。

また、北山湖は冬の風物詩といわれるワカサギ釣りが夏場でも楽しめる湖で、初心者でも気軽に挑戦できます。湖の上から眺める景色は格別。水面のきらめきや鳥の声に耳を澄ませていると、時間がゆっくり流れていくようです。

松野楓さん(レイクサイド北山 ウェルカムセンタースタッフ)

レイクサイド北山のウェルカムセンターで働く松野さんは、生まれも育ちも福岡。北山エリアを知ったきっかけは、利用者として北山キャンプ場を訪れたことでした。

福岡から車で1時間かからないほどの距離にありながら、自然が豊かに広がっていること。そして印象に残ったのは、スタッフの皆さんの雰囲気でした。物販スペースに立ち寄ったとき、スタッフがこどもにフレンドリーに声をかけてくれたことが、今も記憶に残っているといいます。

「シンプルに、人がいいなと思いました」と松野さん。前職はアウトドアとは関係のない仕事でしたが、利用者として訪れたときの印象がきっかけとなり、「自分もここで働きたい」と感じたそうです。今は迎える側として、ウェルカムセンターを訪れる人たちに、北山湖での過ごし方を案内しています。

松野さんが初めて来た人におすすめするのは、北山湖の周りをめぐるサイクリングです。全長約6キロのコース沿いには、キャンプ場やバーベキュー場、木工のクラフト体験ができるフォレストラボなどがあります。

途中で自転車を止め、ロングスライダーで遊ぶ。湖を眺めながらお弁当を食べる。ボートに乗って、水の上から景色を見る。フォレストラボで、木の枝や木の実を使ったクラフト体験を楽しむ。「一日では全部遊びきれないぐらいあります」と松野さんは語ります。

松野さん自身も、休みの日に家族で北山を訪れることがあります。まちの中ではあまり見かけない虫や鳥に出会え、木々に囲まれた道を歩けることも、こどもにとって貴重な体験だと感じているそうです。

松野さんが特に好きなのは、5月から夏にかけての新緑の季節。山の緑が広がり、その緑が湖面にも映るという季節です。

54tysrg

仕事をしていてうれしいのは、初めてキャンプに来た人が、次に訪れたときに「キャンプが趣味になりました」「また来ます」と声をかけてくれること。少し不安そうに来た人が、次は楽しみにして来てくれる。その変化を見られることが、松野さんにとって大きなやりがいになっています。

「皆さんが帰って来やすいような、温かい場所にしていきたい」そう話す松野さんに、おすすめの景色として教えてもらったのが、サイクリングロード沿いにある「Spot 3.8」と呼ばれるビュースポットでした。大きな橋を越えた先にあり、北山湖を広く見渡せる場所だと教えてくれました。

dsaf

取材後、実際に電動キックボードでサイクリングロードをめぐり、「Spot 3.8」まで行ってみました。湖の周辺を走る道は風が気持ちよく、木々の緑が近くに感じられます。ところどころで鳥や小さな生き物を見かけることもできました。

松野さんが話していたとおり、「Spot 3.8」からは視界いっぱいに北山湖が広がります。この日訪れたのは日中でしたが、夕方には、湖面まで夕焼けに染まる、松野さん一番のおすすめの景色が見られるそうです。次はその時間に、もう一度訪れてみたくなりました。

この記事に関するお問い合わせ先

総務部 広報課 シティプロモーション室
〒840-8501 佐賀市栄町1番1号 本庁2階
電話:0952-40-7037
ファックス:0952-24-3463
専用フォームで担当課にメールを送る