黄金色の麦畑に、爽やかな風が吹く、穏やかな新緑の季節がやってきました。

広大な黄金色の麦畑において、白とオレンジ色のコンバインが長方形に刈り残された区画の端を走行して収穫作業を行い、背景の未舗装路には収穫物を運搬するための白い軽トラックが2台写る俯瞰写真。

毎日の暮らしの中にある、あたりまえの風景。

何気なく過ごす日々も、見方を変えると、豊かさを再認識できるかもしれません。佐賀市は広い空と平野が魅力的な場所です。新緑の季節の5月は、街にすがすがしい空気が流れ、鳥のさえずりが聞こえてきます。また、この時期は、麦の収穫が行われる麦秋の季節でもあります。二毛作が盛んに行われる佐賀平野一面には、黄金色に輝く麦畑が広がっており、風に揺れながら麦の穂がきらきらと輝いている姿が美しく、心を穏やかにしてくれます。期間限定の麦秋カフェや、写真を撮ることを目的に県外から訪れる人も多く、佐賀市の風物詩の1つです。

田んぼの周りには、大きなサギがゆうゆうと空を飛んでいて気持ちよさそう。そんな佐賀市のあたりまえにある風景は、季節ごとに姿を変え、私たちの忙しい毎日にいろどりを与えてくれます。

池田 大志さん(川副町 農業法人株式会社イケマコ代表取締役)

強い日差しが降り注ぐ広大な黄金色の麦畑を背景に、左胸に白いロゴがプリントされた黒いポロシャツを着用した池田大志さんが、穏やかな表情で正面を見つめて立っているポートレート写真。

のどかな平野が広がる川副町で米麦を育てている池田大志(いけだひろし)さん。集荷業(穀物総合商社)「池田誠商店」の4代目でもあり、農業を「農産業」にしたいという想いから、自ら生産を始めて18年。「イケマコ」は地元で親しまれてきた商店名から取ったもの。

受け手のなかった小さな田んぼを預かり、奥さまと2人、手作業で始めた農業も、今では38ヘクタールもの広さを扱う大規模農家に。

木製の棚に、地元の麦を使用した二条大麦茶のペットボトルやクラフトビール、日本酒の瓶、そして可愛らしいイラストが描かれた「さがあられ」などの加工食品が整然と並べられている写真

「楽しく仕事できることがあたりまえである会社にしたい。」社員には若手も多く、大規模化に伴い、ラジコントラクターの活用やドローンによる農薬散布などの最新技術を取り入れ、農作物を使用した麦茶やあま酒づくりなど6次産業にも取り組んでいます。

青空を背景に、黄金色に色づき成熟した無数の麦の穂が画面いっぱいに広がり、そのうちの一本の穂先に小さな赤色と黒色の模様を持つテントウムシが一匹留まっている写真。

「あたりまえの風景に思っている佐賀平野は機能性が非常に素晴らしいんです」と語る池田さん。
佐賀平野では、張り巡らされているクリークの水を効率よく扱うことができるため、二毛作に適した環境で、耕地の利用率は全国でもトップクラスとのこと。その環境や機能の視察に県外から来る人も多いそうです。

倉庫のような建物を背景に、池田大志さんが、コンテナの中に大量に貯蔵された薄茶色の乾燥した麦の実を右手にひと掬い持ち上げ、その品質を確かめるように手元を見つめている横向きの写真。

自分たちで生産から販売までを行なっており「おいしかったと言ってくださることが1番うれしい」と笑顔で語る池田さん。

「農業はもっと変わるべき」という信念で、今も様々な計画を進めているとのこと。これから地域の農業をけん引、下支えする会社として今後も活躍が期待されます。

淵 慶介さん(開成3丁目 よつばパン)

「よつばパン」の店内で、グレーのニット帽と眼鏡を着用した淵慶介さんが、コロネが描かれた白いTシャツを着て、温かな照明の下で穏やかな笑みを浮かべて正面を向いて立つポートレート写真。

開成のまち中にある、赤いちょうちんが目印のよつばパンは市外から予約して訪れるお客さんもいる人気店です。毎朝5時からパンの仕込みを始める淵慶介(ふちけいすけ)さんは、いろいろなパン屋で修行し、奥さまの実家が営んでいた天ぷらのお店の跡地でパン屋をスタートして7年目。

厨房内のスチールラックに、焼き立てで表面が黄金色に輝くクロワッサンが並べられた黒い天板が三段に渡って重ねられ、奥には調理器具やボウルが見える、パン作りの現場を捉えた作業風景の写真。

パンを作る上で大切なことは「おいしく作ること」と「雑に作らないこと」。

材料には佐賀県産の小麦が使われており、季節によって小麦の水分量が違うので、同じ分量で作っても決して同じものはできないため、その時々に合わせた最適な方法を研究しているそう。パンに使うお肉や野菜もなるべく地元のもの、自家製のものを使用。

店内の木製棚に、惣菜パンや菓子パン、豆がふんだんに練り込まれた白いパンなど、多種多様な焼き立てパンが黒いワイヤーバスケットの上に所狭しと並べられ、上部には手書きのプライスカードが添えられた陳列棚の写真。

店内にはたくさんの種類のパンが並んでおり、焼きたてのパンの香りでいっぱい。

偶然居合わせた常連のお客さんに話を聴くと週1回くらい来店されており「ここのパンだと娘が喜んで2~3個食べてくれる」とのこと。マーガリンやイーストフードを使用していないところがお気に入りなんだそうです。

店内の薄紫色の壁面を背景に、ドライフラワーや招き猫が飾られた木製棚の上で、すべてのパンに国産小麦を使用している旨が丁寧に手書きされた小さな黒板と、2025年のカレンダーが並ぶ店内の装飾写真。

奥さまがしつらえたという可愛いオブジェや、ミニチュアパンの雑貨もあり、楽しげな雰囲気が漂う店内。

白壁に「よつばパン」と記された木製看板が掲げられ、入り口には白い暖簾と「祭」と書かれた赤い提灯が吊るされ、足元には色鮮やかなピンクの花が咲くプランターや木製の案内板が置かれた店舗外観の写真。

今後ものんびりと営業をしていきたいという淵さん。お客さんの「おいしい」が一番の喜び。お店の名前は「みんなに幸せになってほしい」という意味を込めた、四つ葉のクローバーから。これからも末永く幸せになるパンを作って欲しいですね。

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