子育て応援コラム「アタッチメント」 No.34 令和8年8月号

スマホ育児から自由になりたい。

コラムイラスト(R8.8号)

毎日、夕方に吹く小さな嵐。ご飯を作りたい。洗濯物もとりこみたい。子どもは泣く。抱っこもしたいけど手が足りない。時間が足りない。そんな時、スマホ(ゲーム機・タブレット等を含む)は、子どもを静かにさせる味方。まるで暗闇の中に見つけた眩しい光。手を伸ばし、助けを求めたくなります。

「でも、発達にスマホの影響は大丈夫なのか、使っていて罪悪感。ないと困るし、どうしたらいい?」というご相談が増えてきました。

大人もスマホ依存に陥るほど、繰り返し見たくなる魅力的な仕組みです。ついつい手放せなくなり、結果的に、親と子の大切な愛着形成の時間を遠ざけてしまう原因にもなります。

スマホと言う強く眩しい光を消すことは難しい。ならば、子どもの心が和らぐように(脳の興奮状態を鎮めるように)工夫しましょう。例えば、触る時間帯や時間を決める・音量や明るさの刺激を減らす・見せる内容を安全なものにする・一緒に見て、歌ったり、会話したりする等、できることはありそうです。

そして、スマホの眩しい光だけでなく、柔らかな灯りの時間をプラスして、日々の暮らしを整えていきましょう。一緒にお風呂に入る、家事の手伝いを頼む、寝る前に絵本を読むなど、日々の日課を「子どもとの楽しみタイム」に切り替えてみませんか。疲れて、忙しく、ストレスの多い日々を大人は送っています。だからこそ、意識して「この時間は、子どもと楽しむ数分間」を創り出しましょう。あたたかい陽だまりのような灯が、短くても毎日子どものそばにあれば、寂しさ・無関心という闇に飲み込まれずに済みます。柔らかな灯の時間は、親にも子にも、スマホの強い光をつけたり消したりできる力を培ってくれるでしょう。

 

佐賀市こども・子育て支援専門アドバイザー 田口香津子

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