子育て応援コラム「アタッチメント」 No.33 令和8年6月号
「訊く、聴く、効く 〜先輩or後輩ママ・パパのありがたさ〜」

子育てに困った時に相談する相手は、誰でしょうか?
相談の機会を得て、保健師、保育者など専門職の共感や助言に支えられることもあるでしょうが、子育て真っ最中の保護者同士、子どもの年齢月齢(発達段階)が、ほぼ同時期か、少し異なる者同士の出逢いはまた専門職とは違った関係性が生まれますね。
子育てが日々の現役同士ですから、訊きたいことが、「超」具体的です。
「どのメーカーの買われました?使い心地は?」「それ、いつくらいから落ち着いてきましたか?」「夜泣きした時、実際どうされています?」「〇〇の仕方、役に立つアプリを教えてください。」
後輩から訊かれたことを失敗談も含め、率直に具体的に話す先輩。その話を真剣に聴き、素直に試してみる後輩。トライアンドエラーの中で、先輩の話は、状況改善だけでなく、自信をなくしかけていた心の安定に効き目があったと伝える後輩。その後輩の報告を聴いて役立ち感を感じつつ、日々の子育てに向き合っていく先輩。『訊く、聴く、効く』の良い連鎖。
子育て支援センターや園の子育てサロンには、こんな風景がたしばしば見られます。子育ては母親だけで担うものではないという意識も広がって、パパの姿も、そして祖父母の姿も珍しくなくなりました。子育て当事者の皆さんが自主的に子育てサークルを公民館でも開催しています。ピア(仲間)同士の互助会みたいで微笑ましいです。支えてもらった側が、誰かを支える側になる。支えたつもりが、支えられていることに気づく。大変な時期だからこそ、染み入る関係です。
外出手段が少ない、佐賀に来たばかり等の理由から、まだ自宅内で子育てに奮闘している保護者もおられます。子育てタクシー券の活用先の一つとして、佐賀市内のあちらこちらで展開されている、敷居の低い日常的なコミュニティの輪に出会って欲しいなと願います。人と人とを繋ぐ子育て支援センタースタッフが笑顔でお待ちしています。
佐賀市こども・子育て支援専門アドバイザー 田口香津子
「子育てタクシー券」(「子育てし大県”さが”タクシー利用券」)について、詳しくは佐賀県ホームページをご確認ください。