件名:JR佐賀駅南側のクスノキ9本の伐採について (70歳代)
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佐賀駅南側のクスノキ9本を、歩道拡張の為に伐採する計画を知り、どう考えても納得がいかないので提言します。
計画では4.5メートルの歩道を11メートルに拡張し人流をスムーズにする、また何かしらイベントもやる為とありますが、30年以上生きてきたクスノキを伐採するのは誠に可哀そうで残念です。
緑豊かな街づくりのイメージにも合致していません。クスノキの土台敷石の幅は3メートルです。よって、歩道の拡張幅を11メートルから8メートルにすれば、クスノキを助けることができます。
きっと、30年後に、「伐採せずに良かった」と市民の皆さんも喜ばれると確信しています。
命の大切さを子供たちに教える意味でも有意義だと思います。
回答:令和5年2月17日回答
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佐賀駅南側の県道佐賀停車場線の整備について、ご提言をいただきありがとうございます。
ご提言の内容について、本事業の実施主体である佐賀県にお知らせし、以下の回答をいただいています。
【佐賀県からの回答】
・県では、SAGAサンライズパークから佐賀駅を経由して、人の流れを南の中心市街地エリアやその先の城内エリアへと導き、まちの回遊性を高め、歩いて楽しいまちをつくっていきたいとの考えから、佐賀駅南の道路を佐賀駅前交流広場と一体的に活用できる広場のような歩道空間として整備することとしました。
・街路樹はまちに憩いや癒しを与える機能を持っている一方で、成長に伴って、倒木・枝落ちによる通行車両への影響等、道路管理上の支障が出てくる場合があります。
佐賀駅前のクスノキについても、維持管理の観点を含め総合的に街路樹のあり方を検討した結果、今回の道路整備で中央分離帯と合わせて撤去を行うこととしました。
撤去するクスノキに関しては、一部を移植するとともに、精油の抽出や、製材・加工して記念品を製作するなどの活用を行っていきます。
・県道の整備については、佐賀市と連携し、学識者や市民・関係機関等で構成される有識者会議の場でご意見をいただきながら、検討を進めてきたところです。
・今回の整備では、広い歩道の中に親子連れや友人同士でゆったりと座ることのできるベンチや、沿道店舗がテラス席を設けたり、屋台などの仮設店舗を出店できたりするスペースを設けることとしました。
この場所を訪れる人々が、日常的に思い思いの豊かな時間を過ごすことが出来る魅力的な駅前の空間となることを目指して、人を中心とした道路のリニューアルを進めてまいります。
佐賀市では、街の玄関口である佐賀駅を中心に、北部のSAGAサンライズパーク、南部の中心市街地・城内といった拠点エリアをしっかりとつなぎ、人の活発な流れがまちの南北軸に生まれるよう様々な施策に取り組んでいるところです。
佐賀駅の南北駅前広場の整備にあたっては、これまで有識者会議等で議論してきましたが、その中で「佐賀駅前交流広場だけではなく、駅前まちかど広場(駅前交番横)まで含めた一帯を、街のエントランスとして捉えた方が良い」との方向性が示されたことを受け、当該県道整備の事業化にあたり、車線を減少させた場合の影響や広げた歩道の活用の仕方を検証する社会実験等に県とともに取り組んできました。
佐賀駅前交流広場に隣接する歩道が快適な空間に生まれ変わることは、佐賀駅周辺エリアの魅力を高めることにつながるものと期待を持って受け止めており、今回の県道佐賀停車場線の再整備が本市のまちづくりにとって意義あるものとなるよう、引き続き、県と連携しながらしっかりと取り組んでまいりたいと考えております。
担当部署
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