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- 日時 令和6年5月22日(水) 10時30分~11時30分
- 場所 佐賀市役所2階 庁議室
記者発表資料
会見内容
R6.5定例記者会見会見録【 PDFファイル:1.4 MB 】
【司会】
ただいまから市長定例記者会見をはじめます。それでは、市長お願いいたします。
【市長】
みなさんこんにちは。
5月の定例記者会見にお集まりいただき、ありがとうございます。
それでは早速始めさせていただきます。
本日の発表項目はご覧のとおりとなっております。
まず、アリーナ関係では、アリーナを活かしたまちづくり、そしてサンライズストリートの交流施設がオープンいたします。
それから、経済関係では、観光アンバサダーの募集。最近、毎日話題になるこの生成AIのイベントが、佐賀からスタートするということ。そして、今年の夏も暑くなることが予想されておりますので熱中症対策関係、最後にSAGA2024関係でございます。
≪アリーナの立地を活かしたまちづくり≫
それでは最初にアリーナの関係でございます。
ご承知のとおり、昨年5月13日にアリーナがオープンして1年が経ちました。直近の実績をご紹介します。アリーナの立地で生まれたチャンスを活かす取り組みを進めてきました。
まず、アクセスの関係では、激変しております。アリーナからバスセンターの間の市営バス乗客数が、オープン前は1万1,000人だったのが、オープン後には 8万2,000人と7.4倍に激増しました。こちらについては臨時便で柔軟に対応したところでございます。
こうした公共交通の利用の促進というところと、メディアのみなさんにも多く取り上げていただきましたが、シェアサイクルのチャリチャリのサービスが5月に開始しまして、早速19ポート、50台が稼働しております。連携協定を4月に結びましたが、その際、9ポートで開始ということで申し上げておりましたが、私も商工会議所等に足を運び協力を依頼したところ、色々協力を呼び掛けてくださり、今、倍増して19ポート稼働しており、5月6日からの2週間で約600回の利用があり、スタートとしては出だし好調ということで、報告を受けています。
こうした、 赤い自転車が街なかを回遊している光景をよく見るようになってきたと思います。 そうした人の流れを消費につなげていくため、昨年度行った街なか駐車場無料デーを、今年度も4月、5月の4日間、B1リーグ戦に合わせて開催いたしました。
4月は長崎ヴェルカ戦、5月は名古屋ダイヤモンドドルフィンズとの試合がありましたが、特に長崎戦の時は、車で来られる方も多かったように思いましたが、いずれの日も3桁の駐車場の利用がありました。4日間で657人305台ということで、街なかを起点とした移動スタイルが徐々に定着しつつあると感じております。
今後も引き続き、クーポン事業とも組み合わせて消費につなげる取り組みを実施していきたいと考えております。
今日は概要のみをご紹介いたしましたが、これまでの取り組みの概要や進捗状況を詳しくまとめた資料を、本日からホームページにアップしておりますので、こちらの方もご覧をいただきたいと思います。また、随時更新をしていきたいと考えておりますので、ご参照いただければと思っております。
≪サンライズストリート「交流施設」がオープン≫
次に、サンライズストリートに5月31日に新たな憩いと交流のスポットがオープンいたします。ちょうど青い鳥居が目印の鏑流神社の南隣に、どなたでも利用できる場所としてオープンいたします。
施設内のカフェコーナーでは、佐賀県産のトマトやノリなどを使ったタコスや、テイクアウトのメニューも提供予定とお聞きしております。また、フリーwi-fiが使える休憩スペースもございますので、ちょっと一休みに利用していただきたいと思います。また、バルーナーズのグッズ等も置いていただけるという話もお聞きしております。
開館時間が10時から18時となっております。イベントに応じて、開館時間を延長したりなど、臨機応変に対応していただくということもお聞きしております。
この交流施設のオープンを記念しまして、オープン式典を5月31日の11時から開催します。私も参加をさせていただき、当日この交流施設の名称も発表させていただきます。
こうしたサンライズストリートには、佐賀商業高校前の交流スペースや、キッチンカー、イベントなども組み合わせて使っていただけるポケットパークも設置しておりますので、是非みなさんに歩く道のりも楽しんでいただきたいと思っております。
≪「観光アンバサダー」の募集≫
次に、SNSへの新しい情報発信、佐賀市公認の観光アンバサダー「AMBASSAGAR(アンバサガー)」を募集します。
インスタグラムやXで発信していただける方を6月1日から募集を開始します。応募資格は、佐賀市が好きだという方、フォロワー数が50人以上ある方、佐賀市の魅力を積極的に発信できる方です。
ここの狙いは目線を変えるということ、行政目線での発信ではなく佐賀が好きな方の目線で佐賀市の新しい魅力をどんどん発信をしてもらい、多くの方にその情報に触れていただく、 そして佐賀の愛をさらに育んでいただくことを目指しております。
そして、アンバサガーの特典として、温泉券やバルーンミュージアム年間パス、係留バルーン搭乗券など投票に応じてプレゼントがあります。市外在住の方も大歓迎です。ぜひ多くのみなさんの応募を期待しております。
≪「生成AIイベント」が佐賀からスタート≫
次に、生成AIの全国イベントとして、全国47都道府県でAIのある新しい魅力を紹介する「Microsoft AIロードショー」が第1回、佐賀からスタートします。会場はMicrosoft AI & Innovation Center SAGAで、6月7日13時から開催します。生成AIに関するセミナーやMicrosoftのAIソリューション体験ブースなどが行われる予定です。
行政機関、教育機関、医療機関、銀行や地場ITパートナーなど、具体的なプレイヤーを対象として、体験をしてもらい活用も考えていただくというものになっております。
また、6月8日に子どもたちを対象として、小学生にデジタルのものづくりに取り組める機会を増やすということで、教育版マインクラフト体験会が開催されます。この教育版マインクラフトは、参加者で協力しながら「100年続く家やまちを作ってみよう」という内容になっております。こどもたちにとって非常に貴重な体験になる機会だと思いますし、最先端の生成AIの動向なども感じられる機会となっております。
私もこういうものは大好きなので是非参加したいと思いますし、取材大歓迎ということですので、メディアのみなさんにも是非取り上げていただきたいです。
こうしたMAICのある佐賀、それから教育DXにも力を入れていますので、キックオフの地として選んでいただいたということを、生成AIなど具体的な活用が進んでいくきっかけとしていければと考えております。
≪「涼み処」の開放≫
次に、熱中症対策でございます。熱中症の搬送件数は、令和元年から比べると1.6倍と増加傾向で、特に高齢者のみなさんが55パーセントという高い割合となっております。
こうした中、熱中症対策として危険な暑さから身を守る「涼み処」を市内47か所に開放します。
背景としては、熱中症対策に関連する法律「気候変動適用法」が改正され、危険な暑さが予測される際に熱中症特別警戒アラートを発表、冷房施設などの一定の要件を満たす施設をクーリングシェルターとして指定し開放することができるようになりました。今年度から始まっています。
この涼み処ですが、熱中症特別警戒アラートの発表に関わらず、涼める場所として6月1日から本庁、支所、公民館、図書館など、市内47か所で開放いたします。また、民間施設ゆめタウンさんにもご協力をいただいて開放いたします。
法に基づくクーリングシェルターとの位置付けは、47か所のうち34か所がクーリングシェルターとして位置づけて開放いたします。
そして、このポスターを掲示して、こちらを目印に気兼ねなく立ち寄っていただきたいということで、ホームページなどでも公表をしていきたいと思っております。
クーリングシェルターは、あらかじめ受け入れ可能人数も決めておいて、例えば10人の施設だったら10人が同時に滞在できるスペースを確保して、クーリングシェルターとして指定するということで、そのクーリングシェルターは、警戒アラートが発表されたら開放するということになっておりますが、この特別警戒アラートが出ない時も、結構暑いので、そういう意味で涼み処として、47か所をアラートの有無に関わらず開放したいと思っております。
≪特典付き「観戦希望者」の募集≫
最後に、国スポ・全障スポの関係でございます。
多くのみなさんに応援に来ていただいて、応援ユニフォームで会場を盛り上げようということで、応援グッズなどの特典のついた観戦希望者を募集します。
できるだけ多くの市民のみなさんに会場で応援を届けてほしいということで、ご家族、友人など気心の知れた方と楽しく応援をしていただきたいということで、対象を5人以上のグループとして、座席の確保、応援グッズの配布、また応援ユニフォームを先着2,000名の方にプレゼントをします。
申し込みは6月3日から実行委員会のホームページの応募フォームから、それから申込用紙、電話等でも受け付けをしますので、ぜひご応募いただき、みんなで応援して会場を盛り上げられたらと思います。
≪「応援メッセージ動画」が完成≫
そして最後に、応援メッセージ動画についてです。この動画はアスリート応援サウンド、佐賀県が制作した「Wow!!(ウォゥ)」に乗せて、市内のジュニアチームや高校生アスリート、それから自治会などの約500名が、選手への応援メッセージを伝えているというもので、5分バージョン、1分バージョンがございますので、1分バージョンの動画をこちらでご覧いただければと思います。≪動画放映≫
本日の会見後に、佐賀市の公式YouTubeチャンネルに公開をしまして、また会期前競技が9月から始まりますので、そうした競技会場、それから市内のデジタルサイネージなどで順次公開していきたいと思います。選手たちの後押しになることを期待しております。
私からの発表は以上です。
【記者】
まず1点、今日の発表項目について質問ですけれども、アリーナの立地を活かしたまちづくりで、 路線バスのアクセス充実、チャリチャリ佐賀、街なかの駐車場というところで、 特にチャリチャリであったり、街なかの駐車場が実施される前の予測、利用状況の予測と、それに対する現状、それに対する受け止めなどあられましたら、お聞かせいただいてもよろしいでしょうか。
【市長】
まず、チャリチャリについては、高密度で回遊性を高めていく戦略で行われているということで、ポートについては我々の方も協力を呼び掛けるなど、この高密度っていうのを実現したいと思っていたところですけども、最初は手堅く9ポートからということでおっしゃっていたんですけども、倍以上となっているのは、予測以上にみなさんに協力いただいたということと、出発式などもアリーナで最終戦の時に開催できたということでも、結構、認知度も短期間で広まったということで、この600回というのは、私の中でも結構嬉しい数字と思っております。
もちろん、これからさらにポートも増えて、台数も増えていければと思っているところです。そういう意味で、しっかり連携して、またこれから大きなイベント、国スポやバルーンフェスタなどさまざまなイベントも行われるので、さらに利便性を高め行けばと思っております。アプリに入ると、ここにポートを置いてほしいということをLINEで要求もでき、市民のみなさんとか県民のみなさんの声とかも拾えるような仕組みになっているので、一緒に作り上げていくような感覚で、便利にしていきたいと思っております。
それから、街なかの駐車場は、経済部の若手の職員から、こういうことをやったら回遊性が上がるのではないか提案があって、昨年度やってみたというところです。
いずれも、こうした3桁の利用ということと、クーポンの利用率も高いというのが、単にアリーナで配るだけよりもかなり利用が高いということも分かってきたところですので、そうしたものが習慣化されていけば利用スタイルというのが、事業者のみなさんと飲食店のみなさんなどとの相乗効果につながっていければと思っております。引き続き、今後も大きなイベントなどの時にも使っていけたらと思っております。
【記者】
ありがとうございました。数点質問させていただきたいんですけども、まず、そのアリーナの関係で、この8万2,000人っていう数が、臨時便のみの数なのか、それとも一般運行されているものまで含めた数なのかっていうのと、この間の臨時便の出した累計の数とかがあれば教えていただきたいです。
【市長】
こちらは、臨時便以外も含めてという数字かと思います。
交通局長、補足をお願いします。
【交通局】
今市長が申しましたとおり、これは通常便も含めた数字となっております。臨時便、つまり通常の路線の決まった時間ではなくて、お客様の来られた数に対応した便を、臨時便という形で出しております。ちょっと数字を拾いますので、後ほどお答えします。
【記者】
熱中症の関係なんですけども、期間が10月23日までになっているのは多分アラートの運用期間と合わせられていると思うんですけども、開始が6月1日になっていて、アラートの運用自体は多分今年の場合は4月20日ぐらいから始まってると思うんですけれども、その期間の開始が6月1日の理由があればっていうのと、それから、クーリングシェルターに指定されている施設が47か所のうちに含まれていると思うんですけども、これも6月1日より以前から運用されずに、全部一律に6月1日からの運用なのかっていうのを教えてください。
【市長】
今年度は6月1日から解放ということで、昨年度は市内の5か所に、老人福祉センターに開設をしたといったところでございます。
そういう法改正などもありましたので、今年度大きく増やして、また分かりやすく周知したりとか、発信もしていきたいということで、 特別警戒アラートなどはSNSとかホームページとか、それから防災ネットなどで情報発信をして、涼み処については、ホームページにも設置施設一覧を掲載したいということと、あと、民生委員の方が高齢者宅を訪問する際に熱中症予防の呼びかけとかも行っておりますので、そういった時にも涼み処の周知にもご協力いただきたいと思います。それから、期間については補足をしてもらっていいですか。
【保健福祉部】
4月1日に法改正が施行されまして、実際は4月から、本来であれば特別警戒アラートに対応するようなクーリングシェルターの開始なんですけれども、 6月1日としていますのは、47か所の施設のうち、施設によって冷房の切替え時期も異なっておりますので、 4月から冷房を入れるところの施設がございませんでしたので、6月からスタートという形で、6月1日スタートでさせていただいております。ただ、先ほど申したとおり、各施設によっては冷房の切替え時期によって若干異なる稼働になっております。以上です。
【交通局】
先ほどの臨時便の件ですけども、アリーナのイベント等に対応して臨時便を6,000便運行しており、臨時便の利用者の方が5万8,850人となっております。
【市長】
交通局も、本当にこういったチャンスにアクセスを充実するということで、非常に熱心に対応してくれたということで、一方では、みなさんご承知のとおり、運転手不足の問題というのもございますので、この運転手確保に向けた免許取得の支援や、退職予定の自衛官を対象としたようなインターンシップとか、そうした取り組みも並行してやりながら、昨年度1年間行ってきて、大体イベントが開催されている時と開催されてない時の傾向などもつかめてきたので、今年度はよりイベント開催といった需要に柔軟に対応するような臨時便対応にシフトし、利便性を引き続き確保していきたいと考えています。
【記者】
Microsoft AIロードショーについてお尋ねいたします。こちらの方が全国に先駆けて第1回が佐賀市ということなんですけども、こちらの理由等があれば教えていただけますでしょうか。
【市長】
Microsoft AI & Innovation Center SAGAというのが佐賀市にあり、Microsoftとの連携を進めています。またDXにも力を入れていますので、Microsoftがぜひ佐賀でスタートを切りたいということで、嬉しいお話をいただきましたのでロードショー第1回を開くことになりました。
生成AIについては、佐賀市役所でも2月から3月にかけて、全庁的にトライアル利用を行いました。今年度はこの生成AIに実際に導入をし、業務の効率性向上や新しいアイデア出しなどにも、活用したいと思っております。一方で、生成AIのリスク等にも対応するガイドラインの策定ということも現在策定作業中です。
また、前回の会見でもお伝えしたスーパーアプリでAI利用を観光面でも活用する検討にも着手しています。現在、全国的だけではなく世界中で、このMicrosoft AIツアーが行われています。昨年ニューヨークから始まり日本でも今年2月に行われました。このイベントをさらに都道府県に向けてロードショーをしていくことになっています。
また吸収が早い子どもたちに向けて、このマイクラを利用し主体的にデジタルの世界を作っていく体験をする試みですが、これは子どもたちもとても貴重な体験になると思います。また教育関係者のみなさんも見学が可能だということで、そうした中で気づいたことや生成AIの学校教育での活用の可能性など、この点も含めて研究につなげていきたいと思っております。
【記者】
まず1つ、まちづくりのところで、先ほど駐車場で回遊してもらうという、その経済効果を狙ったということだったんですけど、実際ずっとやられてみて、先ほど利用率が高いというような話もあったんですけれども、どういったものに主に消費が回ってるのかとか、どういう使われ方をされていて、それの成果を持って、例えば今度はこういうことをして検討してみたいとか、こういうことが課題になっているとか、何かそういったお考えなどありましたらお聞かせください。それが1点目です。
2点目が、ちょっと今、先ほどの質問にも絡むんですけれども、佐賀市もDXというのを進めてこられて、そういったAIにも、生成AIの活用も始められているということで、そういったことを踏まえておそらく今回もスタートを佐賀に選んだということだと思うんですけど、去年から今年度も実際導入に向けて色々されているということで、実際に業務で使ってみてどこが1番その効果が現れているのか、あるいは、まだちょっと立ち上がったばっかりなんでしょうけれども、導入してみてちょっとこういう課題が出てきたとか、今ちょっとリスクを踏まえたガイドラインも作成中とおっしゃっていましたけれども、その辺ちょっと、一応試行錯誤はされていると思うんですが、その試行錯誤をどういったことをされてるのかというのをちょっとお聞かせいただきたいです。
【市長】
街なか駐車場については、後ほどQRコードでもご覧いただけますが、人流はイベントがない週末と比べて最大で1.4倍に増えているということで、それだけ多くの方が来場し、それを消費行動につなげることが狙いです。
昨年度のクーポン利用率は82.2%と非常に高く、利用時間帯も早い時間に来られ、イベントの前にクーポンを使用する方も多いことがわかりました。また、店舗側にアンケートをとったところ、平日の来店者数は2倍、土日は1.34倍になったとのことで、人流が増え、平日にもイベントが開催された際には大きな効果がありました。本来、日曜日が定休日のお店も営業するようになり、通常の日曜日よりかなり来客が多かったという結果が出ています。そのため、次回の実施について店舗からは事前に教えてほしいという前向きな反応があり、令和6年度は年間に50回程度実施したいと考えています。
今後もイベントと合わせて実施し、クーポン利用店舗と連携して新たな利用店舗の拡大を図っていきたいと思っています。利用者からは「街歩きのきっかけになった」「今度は3泊ぐらいしたい」などの声があり、こうした取り組みが佐賀のファンを増やすきっかけになると考えています。
次に、生成AIに関するご質問ですが、2月から3月にかけてトライアル利用を行い、職員からの評価は7割が好意的でした。具体的には挨拶文や議事録の作成、アイデア出しなどに利用し、生成スピードが速く、違和感のない日本語や新しい発想が出てくることが評価されました。これにより、業務の効率性が向上し、議事録の作成では現在も自動文字起こしを使用していますが、生成AIを活用するとさらに効率が上がると期待しています。
また、職員によって得意不得意はありますが、アイデア出しの際には新たな可能性があると感じています。ただし、セキュリティや情報の安全性には注意が必要ですので、総務省や経産省が策定したAI事業者ガイドラインを参考に、生成AIのガイドラインを作成しています。今後は観光面にも活用を検討していきたいと考えています。
【司会】
続きまして、市政一般に関する質問をお受けいたします。引き続き、幹事社さん、よろしくお願いいたします。
≪市政一般≫
【記者】
先週、消防団のですね、市内にある28か所の格納庫から28台の発電機がなくなったということで発表がありました。この件については紛失ということで発表がありましたけど、合わせて、盗難の可能性もあるということで警察に相談しているということで発表もありました。まず、この件について、まだ単純に紛失と捉えているのか、これやっぱり盗難という可能性が高いのか、このあたり、その後の調査でどのようなことがわかったかについて教えていただければと思います。
【市長】
この消防機材についてですが、消防団の消防防災活動に必要な物品であり、安全と安心を守るための重要な物品だと思っております。現時点で、これが盗難によるものか紛失によるものかは判明していませんが、現在、佐賀北警察署に相談しており、捜査に必要な協力をしていく所存です。もし盗難であれば非常に残念なことです。
事案が発覚した5月11日土曜日に、こうした可能性があるということで、5月13日月曜日に消防団長から各消防格納庫の施錠および資材の確認の徹底を周知していただきました。その後、幹部会議でも資材管理の徹底を確認しました。私としても、管理の徹底に努める必要があると考えています。また、紛失した発電機は必要なものであるため、速やかに支給手配を行いたいと考えています。
【記者】
管理についてはそれぞれ消防団の方で行っているということですけれども、今回の事態を受けてですね、改めてその管理や 資材の普段の、備品の点検とか、その辺りどういう風に、こう改めてまた管理を徹底させたいという風にお考えでしょうか。
【市長】
消防格納庫のまず施錠を徹底するということが大事だと思っております。そうした点も改めて周知をしたということと、この資機材は価値のあるもので盗難の可能性もあるので、確認を徹底するということであります。
具体的なところも、また幹部会議でも管理徹底を確認されたということで、そうした点も、佐賀市も連携しながら周知したり、再発防止に努めていきたいと思っております。
【記者】
先般、九州市長会が嬉野市で開催されました。その際に、福岡県福岡市の高島市長の方から、 改めて道州制に関する議論を学び直さないか、勉強し直さないかという旨の提案がございました。
佐賀県の県庁所在地の自治体の首長として、道州制に関する議論であったり、あるいはその勉強会に対する今後の佐賀市のスタンスを教えてください。
【市長】
高島市長から道州制についてのお話ということで、以前、九州市長会でも、私自身は当時市長ではなかったのですが、九州市長会の方でも、道州制について提言なりをまとめた経緯があるというご紹介があって、まずは、少し時間が経っているので、当時の経緯とか、その後の状況とかを勉強するところから、情報共有するところから始めましょうとご提案がありました。
我々としても、そうした情報をまず収集しながら勉強していきたい、今はそういう状況でございます。
【記者】
その後、九州市長会の呼びかけがあった後に、また別でこういう段取りでやっていきましょうみたいな呼びかけがあったと思うんですけど、そこに市長はご参加されましたか。
【市長】
その際は、ちょっと別件等もあったので出席はしておりませんが、情報については収集していきたいと思っております。
【記者】
情報収集というのは、今後そういう勉強会があれば市長ご自身とかも参加したいという、そういう理解でよろしいですか。
【市長】
今後、どういう形でされるかというのもまだ決まってないところもあります。しかし、大きなテーマですので、いろんな形で情報収集、そして、いろんな経緯とか、どんなことを考えておられるのかといったところも、いろんな側面から勉強していきたいと思っております。
【記者】
今日の発表項目とも少し関連があるんですが、 アリーナ関係で、今日、バスだったり自転車だったりというところに触れていただいたんですが、議会ではやはり駐車場に関する一般質問が多く上がっていたりもします。有料化という、今まで無料で使えていた文化会館の駐車場が有料化されたりという、今までになかったようなこともあった1年かと思うんですけれども、駐車場関連でどのようにこの1年をまとめられているのかというところに関してもお尋ねをできたらと思います。
【市長】
文化会館の駐車場、それからアリーナ関連の駐車場といったところで言うと、そこを別々にせずに一体的に活用していくということが重要ということと、そして大きなイベントができる新たな空間ができたということで、人流も先ほど申し上げたように大きく変わってくるという中で、そこの道が元々結構混雑をする道であるということと、近くに病院もあることもありますので、車の絶対数を一気に増やすということだと、いろんな混乱が起きると思います。
そうした中で、文化会館については、有料化する中でも、一定の減免措置なども、団体と色々お話をしながら、日常的な利用活動の支障になるべくならないような形で、色々調整は並行させていただいたところであります。
一方で、やはり大きな人の流れをうまくまちづくりに生かしていくという意味では、先ほどご紹介したような移動の選択肢を増やしていくということで、車で来られた方の駐車場を街なかに用意する、シェアサイクルもあれば公共交通も充実をさせていく、また、試験的ですが、自動運転の実証やキックボードの実証実験なども、このサンライズストリートの距離を感じにくくする、楽しく歩いてもらえるような取り組みということで、今日ご紹介したような交流施設、ポケットパーク、バナーフラッグやフラワーポットでの緑のおもてなし、街路樹のSAGA2024の装飾など、そういった歩く道のりの快適にする取り組みも合わせて実施したところでございます。
こうしたものが、まだスタートして1年ということもありますので、随時、いろんな試行をしていきながら更新していけたらということで、今回、1年ということでホームページに取り組みをまとめましたけども、こうしたものもアップデートしていきたいと思いますし、また、多くの部署に関連するので、庁内でも横断的な検討を定期的に行って連携していきたいと思っております。
【記者】
市内の事業者さんからは、イベント、大きなものがあるたびに迷惑駐車があっていて困っているというような声も出てきていたかと思うんですけれども、1年経ってその声というのは、市にはどのように伝わってきていますか。
【市長】
特に、当初は迷惑駐車で困っているというようなお声もいただいていたので、そういったところに関しては、警備、あるいは啓発といったところで市も連携して対応したような部分もございます。そうしたところは引き続き、必要に応じて周知したりということが必要になってくると思いますが、車以外のさまざまな選択肢が充実していくことも大事と思っておりますので、そちらも合わせていくということと、それが市内の経済として循環するということがやはり大事だということで、好循環をしていけば、 最近お店の新規オープンも増えていると思いますが、そうした循環するような取り組みを後押しする施策も重要になってくるので、そちらも力を入れていきたいと思います。
【記者】
もう1つ、別件で質問1つさせてください。
駐屯地の関係についてですけど、駐屯地整備について、先日、九州防衛局の方が、トラックでの土砂の運搬、これについて20日で終了しますということを発表して、実際に終わったわけですけれども、市の方にこのトラックの輸送、土砂のトラック運搬についてどういう説明があったかというところと、終わったというところで、市長ご自身がどういう風に受け止められているかということをお聞かせください。
【市長】
5月20日に市街地を通る土砂運搬が終了したということで、防衛省からも報告を受けたところでございます。 そして、明日、関係機関による意見交換の場が予定されており、そこでも詳しい説明を受けるということになっております。この駐屯地の工事の土砂運搬につきましては、防衛省からは予定どおり進捗していると聞いておりますが、今後も駐屯地予定地の西側の排水関連施設工事からの建設発生土や、生コンクリートの運搬など、建設工事が続いていくということですので、本市としては、防衛省に引き続き、周辺の生活環境に十分な配慮を行うということについて、求めていきたいと思っております。
【記者】
ちょっとまた別件で、先日5月10日ですが、玄海町長が、いわゆる核のごみって言われている、放射性廃棄物の最終処分場の文献調査を受け入れるという表明をされました。
で、一応、周辺自治体、唐津とか伊万里とか、隣接する自治体からは首長さんがどういう風に受け止めているかというようなお話にされてますけど、市長はどういう風に受け止められるか、お聞かせいただきたいと思います。よろしくお願いします。
【市長】
この最終処分場の問題については、文献調査ということで、制度上20年程度の年月を掛けて調査がされるということで、文献調査、概要調査、精密調査とご承知のとおりあるわけですけども、その都度、町長それから知事の意見を聞きながら、十分に尊重しながら、 慎重に進められるという話でありますので、この文献調査の受け入れでなし崩し的に最終処分場として決定されるものではないと承知しております。
そういう意味で、原子力発電の稼働している現状で、この最終処分場は、国全体の課題と思っておりますので、知事や町長の意見を十分尊重しながら、なし崩し的に決定されることがないように、今後の動向を注視していきたいと思っております。
それから、佐賀市でのこの調査を受け入れる考えや応募する考えは持っておりません。
【司会】
それでは、以上を持ちまして本日の定例記者会見を終了します。
本日はありがとうございました。