令和6年度第1回佐賀市DX推進本部会議
令和6年4月8日(月)に令和6年度第1回佐賀市DX推進本部会議を開催しました。会議では、昨年度の本市のDX推進の取り組みや、今後の予定等について報告が行われました。
令和4年度から「佐賀市DXサポートチーム」として、佐賀市の《デジタル技術を活用した市民主体のまちづくり》を支援していただいている、一般社団法人コード・フォー・ジャパンの関治之代表と、榊原貴倫氏にもご出席いただき、市全体として市民のためのサービスを考えていくこと、今後はほかの自治体との広域連携も重要になるなどのアドバイスをいただきました。
DX推進の主な取り組み状況
生成AIの導入検討
急速に発展している生成AI(大量の文章や画像など学習したデータをもとに、そこから新しい文章や画像などを作り出す人工知能)によって、これから日常生活がどんどん便利になることが予想される一方、セキュリティ面の課題や、誤った情報を生成することもあるため、生成AIからの回答を鵜呑みにしないなど利用者側の注意も必要です。
そのため、本市では生成AIを適切に利用しながらどのように活用できるか、令和6年2月から3月にかけて各部署の代表や幹部職員など、約150人で検証を行いました。検証の結果、生成AIの活用は行政事務においても有用であることがわかりました。事務効率を上げ、市民のみなさんへの行政サービスの向上につなげていくために、今回の検証を元に今年度中の本格導入を目指します。
佐賀市公式スーパーアプリの取組
佐賀市公式スーパーアプリはおかげさまで、令和6年3月31日時点で39,000ダウンロードを突破しました。
令和5年度には、マイナンバーカードを活用したオンライン本人確認をした佐賀市民に発行する「佐賀市民証」を実装し、イベントや避難所で受付ができる「チェックイン機能」を追加しました。
その他にも「佐賀市プレミアム付き地域振興券」との連携、地域のお知らせやイベント情報をお届けしたり、地域で情報を共有したりできる「とぴっくタウン」、バルーナーズ応援ミニアプリなど複数の機能を追加しました。
こうした取り組みが、地域に根差したデジタルコンテンツやサービスの中で優れた功績として評価され、一般社団法人デジタルメディア協会が主催する、デジタル・コンテンツ・オブ・ジ・イヤー‘23「リージョナル賞」を受賞しました(詳細はこちらからご確認いただけます)。
今年度も市民のみなさんの生活が便利で快適になることを目指して、さまざまな機能を追加していきます!
「デジタル田園都市国家構想交付金(TYPE3)」に採択されました!
昨年度に引き続き、佐賀市が令和6年度に予定しているDXの取組が「デジタル田園都市国家構想交付金(デジタル実装タイプ)」(デジタルを活用した地域課題の解決や魅力向上を実現するための国庫補助)に採択されました。
令和6年度は、新規性の高いマイナンバーカードの用途開拓やAIを高度活用した準公共分野のサービス創出として総合評価が高いものが採択される「デジタル社会変革型(TYPE3)」で、佐賀市はAI高度利用型として九州で唯一の採択となりました。
また、他自治体で行われている優良モデル・サービスを活用した「優良モデル導入支援型(TYPE1)」も採択を受けました。国庫補助も活用しながら、『スマート・ローカル!SAGACITY』の実現を目指します。
その他令和6年度の取組
・窓口業務改革によって、市役所に来て、窓口の順番を待ち、申請書を書く。この“当たり前”を変えることに挑戦します。
・住民情報など、自治体の基本的な事務を行うための基幹系情報システムの標準化について、国が定める令和7年度までの移行が困難となったことから、今後、関係部署間で密に連携を取りながら、引き続き、国やベンダーの動向を踏まえた計画的な標準化実施に向けて動いていきます。
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