男性のHPVワクチン接種について
ヒトパピローマウイルス(HPV)について
- ヒトパピローマウイルス(HPV)は、主に性行為によって感染するウイルスです。
- ごくありふれたウイルスで性行為を経験する年頃になれば、男女を問わず誰でも感染する可能性があります。
- ウイルスの遺伝子型は、200種類以上が知られており、そのほとんどは問題を起こしません。しかし、その一部には発がん性が認められ、女性の子宮頸部(子宮の入り口部分)に感染すると子宮頸がんに移行する場合があります。
- その他、中咽頭がん、肛門がん、膣がん、外陰がん、陰茎がんなどのがん、尖圭コンジローマ等の病気の原因になることが分かっています。
男性のHPVワクチン接種の意義
HPVワクチンは、男女に接種が可能です。
- HPV感染は、性行為によって人を介して感染を繰り返すためワクチンを接種により感染の拡がりを抑えることができます。
- 接種によりHPVが原因となる男性の病気(陰茎がん、尖圭コンジローマ 等)の予防だけでなく、パートナー間での感染を防ぐことで大切な相手の健康と命を守ることにもつながります。
ワクチンの接種方法
現在、男性のHPVワクチン接種は、個人の判断で接種できる「任意接種」として接種できます。
接種費用は、全額自己負担となります。詳細は、医療機関へ直接お問い合わせください。
◎ 現在、国内で男性への接種が承認されているHPVワクチンは、4価ワクチン(商品名:ガーダシル)のみです。
- ワクチンは、9歳以上(標準接種:小学6年生)の者を対象に合計3回の接種を行います。
- 接種スケジュール:初回接種から2か月後及び6か月後に追加接種
参考資料
ヒトパピローマウィルス感染症について(厚生労働省ホームページ)
HPVワクチンの男性への接種について(厚生労働省厚生科学審議会資料)
このページに関するお問い合わせ
保健福祉部 健康づくり課 予防接種係〒840-8501 佐賀市栄町1番1号
電話:0952-40-7279 ファックス:0952-40-7380













