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高齢者と人権
10月1日は、国際高齢者デーです。これは人々の高齢者に対する意識を向上させるために制定された国際デーであり、高齢者の社会的貢献と高齢化の課題について考えるための日です。高齢者の人権が尊重され、高齢者の虐待撤廃などの意識向上を目的としています。
先進国では2050年までに、高齢者の人口が子どもの2倍に達するといます。開発途上国でも高齢者の数は大きく増加する見込みです。高齢者は培ってきた貴重な経験や知識を活かすことなどにより、社会を支えています。しかし高齢化による人口バランスの崩壊により、社会は不安定な状態になっているため、世代間での協力を推進する政策の必要性が高まっています。また、高齢者の貧困や人権侵害などの問題もあるため、高齢者の権利を守る必要があります。
超高齢社会の中、経済的な自立や社会参画が難しい高齢者が増加しています。根拠のない偏見や年齢制限等による就業機会の不足、高齢者自身の体力の衰えなどにより、安心して暮らすことが困難となる場合があります。
家族の介護力の低下や介護期間の長期化の傾向もあり、介護を必要とする高齢者を抱える家族の心身の負担は、重くなりつつあります。加えて、高齢者に対する虐待や介護放棄、財産・金銭面での権利侵害などの問題も提起されています。
高齢者が住み慣れた地域で生きがいを持ち、優れた知識や経験などを活かして社会参加し、安心して自立した生活ができる社会づくりを進めて行きましょう。
毎月1日は「いじめ・いのちを考える日」です。
毎月11日は「人権を考える日」です。
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