「佐賀城下町地区」
佐賀市の中心部の「佐賀城下町地区」は、鍋島直茂(佐賀藩藩祖)・勝茂(佐賀藩初代藩主)親子によって、城下町として完成した区域です。戦災や開発等による影響をほとんど受けることなく江戸時代の町割(長崎街道、街路、水路、石橋、石積護岸)などの歴史的資産と、歴史的価値が高い建造物が多く残っています。
佐賀市では、平成24年度から「佐賀城下町地区」内で「街なみ環境整備事業」に取り組んできました。
この事業では、歴史的建造物の復元・改修、小公園、サインの整備、周遊環境整備等を行いながら、佐賀城下町に継承されてきた歴史と伝統を活かしたまちづくりを進め、風格と落ち着きがある地区とし、来訪者が快適に城下町の歴史と伝統にふれながら散策できる街なみ環境を形成することを目的としています。
今後も下図の歴史的建造物の保存と活用や歴史資産の周遊環境整備などの歴史まちづくりを進めていく予定です。
佐賀城下町地区_区域図
整備促進区域 | 約411ヘクタール |
事業地区 | 約411ヘクタール |
事業期間 | 令和4年度から令和13年度 |
整備の内容 |
歴史的建造物の保存・修理 |
歴史的建造物の保存修理_旧久富家住宅(整備前) |
歴史的建造物の保存修理_旧久富家住宅(整備後) |
道路美装化_長崎街道(整備前) |
道路美装化_長崎街道(整備後) |
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小公園整備_思案橋(整備前) |
小公園整備_思案橋(整備後) |
「三重津海軍所跡周辺地区」
佐賀市南東部に位置する「三重津海軍所跡周辺地区」は、江戸時代、佐賀藩が海軍教育や洋式船の修理等を行った三重津海軍所跡や日本赤十字社の創始者である佐野常民の生誕地などがある区域です。三重津海軍所跡は、平成27年7月に「明治日本の産業革命遺産」の構成資産として世界文化遺産に登録されています。また、令和3年9月には、ガイダンス機能を有していた「佐野常民記念館」をリニューアルし、展示内容を充実させ、「佐野常民と三重津海軍所跡歴史館」として開館させました。
さらに、令和4年11月には、有明海沿岸道路の「諸富インターチェンジ」が開通し、福岡県との往来が便利になりました。
そのため、佐賀市ではインターチェンジから三重津海軍所跡や歴史館への誘導を円滑に行い、地区周辺の歴史的資産や街なみを快適に散策できるよう、環境整備に取り組んでいく予定です。
三重津海軍所跡周辺地区_区域図
整備促進区域 | 約46ヘクタール |
事業地区 | 約46ヘクタール |
事業期間 | 令和4年度から令和13年度 |
整備の内容 |
サイン等の設置 |
三重津海軍所跡 |
佐野常民と三重津海軍所跡の歴史館 |
佐野常民生誕記念碑 |
志賀神社 |
このページに関するお問い合わせ
地域振興部 歴史・文化課 政策係〒840-0811 佐賀市大財3丁目11番21号 大財別館2階
電話:0952-40-7103 ファックス:0952-40-7382
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