市長者会見における発表内容(要旨)などを取りまとめの上、掲載しています。
・日時 令和5年9月29日(金) 10時30分~11時20分
・場所 佐賀市役所2階 庁議室
記者発表資料
会見内容
【司会】
それでは定刻になりましたので、ただいまから市長定例記者会見を行います。最初に資料の確認をお願いします。お手元に、本日の次第とパワーポイント資料の2点を置いております。資料はございますでしょうか。
本日は、市長から説明を行いまして、そのあとに質問をお受けします。次に、お願いですが、本日の記者会見は、佐賀市のホームページでライブ配信を行っておりますので、マイクを使って御発言ください。
それでは市長、お願いいたします。
【市長】
皆さんおはようございます。
本日はお集まりいただきまして、ありがとうございます。9月の定例記者会見を始めさせていただきます。
初めに、本日の発表項目でございます。
まず、アリーナ関連で、SAGAアリーナでBリーグ・Vリーグの開幕戦を行うということで、それに関連して、アリーナ効果でまちを元気にということでさらなる経済波及につなげていきたいというものです。
それからDX関連で、自動運転バスやスーパーアプリのバージョンアップ第2弾です。
そしてバルーン関係と、SAGA2024国スポ・全障スポのリハーサル大会、そして最後に佐賀市民芸術祭の関係です。
≪SAGAアリーナで開幕戦≫
最初にアリーナ関連です。佐賀バルーナーズと、そして久光スプリングスの開幕戦がいよいよ来月開催されます。
バルーナーズは、もう皆さんご承知のとおりですが、10月5日から、これは全国で1試合だけの開幕戦ということで、全国のファン、メディアの皆さんからも、注目が集まるカードです。そしてスプリングも、21日・22日が開幕戦で、これも女子のV1リーグで最も早い開幕戦です。
そして市民一体となって応援するということで、バルーナーズの開幕戦が平日で、またこのあとも平日の試合がありますので、ホームゲームのある平日は、ノー残業を推進して職員の観戦を後押ししたいと思っております。また、市内の企業などにも呼びかけて、応援の輪をさらに広げたいと思っております。
≪アリーナ効果でまちを元気に≫
V1リーグ開幕を機に、経済効果につなげます。
まず、店舗や観光施設に訪れていただいて、新しい人の流れをつくり、消費額を拡大していくという取り組みです。それから、楽しく快適に過ごしていただけるようなおもてなしで、ファンづくりに、リピーターにつなげていくという取り組み、さらには、県外などからも来訪する方にアリーナなどでのイベントをきっかけに、佐賀市を訪れる機会を増やしていきたいと思っております。
具体的にいくつか紹介します。新しい人の流れをつくっていくということで、街なかの駐車場とバスの1日乗車券を利用してもらう取り組みを行っています。バスの1日乗車券は5月から始めています。
そして、新たにデジタルスタンプラリーで市内を回遊する取り組みを10月5日から始めます。また、アリーナ来場者へデジタルクーポンを配布、こちらも新たに始めました。そのほか、街なかのイベントや店舗の魅力を、ビジョンなどで発信する取り組みも引き続き行っていき、こういった複数の取り組みを、今までやっていたもの、新たにやっていくもので同時に進めていき、波及効果を高めていきたいと思っております。
それから、おもてなしで魅力や好感度アップということで、ストリートフェスタを14日から2週にわたって開催します。ちょうどBリーグも開幕して、また久光スプリングスも21日・22日と開幕戦がありますので、そうした機会も使いながら、通り沿いのイベントなどで盛り上げたり、また憩いの場を、サンライズストリートの鏑流神社横の交流施設を整備して進めていきたいと思っております。
そして、来訪機会を増やす取り組みとして、県外からバルーナーズなど試合の観戦に来やすくするために、宿泊割引やクーポン券をセットにした宿泊プランづくりを行います。
そして、自動運転バスについては、後ほど説明をします。
また、バルーナーズ応援ということで、来週の月曜日からラッピングバスを運行します。初日の10月2日月曜日、9時50分から市役所本庁西玄関でバルーナーズの選手と一緒に出発式を行いますので、ぜひお越しください。
それから、デジタルスタンプラリーは、10月5日から令和6年1月8日までの約3か月間、街なかのスポットをめぐるということで、SAGAアリーナや街なかなど市内14か所のチェックポイントにパネルを設けております。11月は15か所あります。
QRを読んでいただければ、動画が流れて、スタンプをゲットできます。スタンプを8個以上集めればサイン入りユニフォームなど、プレゼントがもらえます。
アリーナとスポーツの力で、まちを元気にするということで、これからも様々、新たな事業など準備していきたいと思っておりますし、単にアリーナに来てもらうだけではなく、その集客力を最大限に生かしていく取り組みを全庁あげて進めていきたいと思います。
≪自動運転バスの実証実験≫
そして関連で、10月20日から26日まで、佐賀市で初めて自動運転バスの実証実験を行います。区間は佐賀駅サンライズ口からサンライズパークです。
この実証実験ですが、将来の社会実装に向けて、様々なデータを収集して分析することはもちろんですが、こういった未来の技術を一足早く市民の皆さんに体験してもらいたいと思っております。体験をしてもらい、感想やご意見をぜひいただきたいと思っております。
無料で体験ができますので、前日までに専用サイトや電話などで予約をしていただいて、ぜひご利用いただだきたいと思っております。期間中1日10往復程度の走行を予定しております。また、バルーナーズのゲームがある25日水曜日には、一部夜間の走行も行う予定です。
そして走行実証前後の19日、27日には駅交流広場で、自動運転バスの展示会も行いますのでぜひご覧ください。
≪佐賀市公式スーパーアプリ バージョンアップ第2弾≫
それから、DX関連で佐賀市公式スーパーアプリのバージョンアップ第2弾です。
今、24,000人を超えて、25,000人に届くかというような状況でございますけれども、さらに使いやすくしていきます。
本日、9月29日、この後にリリースを予定しておりまして、地域情報をプッシュ配信していく「とぴっくタウン」というアプリを実装いたします。それぞれ、校区の情報とか、たくさんありますけれども、自分が住んでおられる地域のお知らせとか、イベント情報、自分が関心のある項目の情報というのを、便利に、簡単にお住まいの地域に合わせた形で届けていくというものです。
そして10月の10日からの子育てミニアプリです。私も目下、子育て中で、予防接種とか年齢月齢などに応じて接種しなければならないのですが、なかなか日々の子育てに追われていたり、いろんなことを並行してしなければならなかったりと、ついつい目の前のことに追われがちになります。そういうときに、自分の子どもの年齢に応じて、いつ予防接種をしたらいいのかとか、その人に、その家庭に最適な情報が手軽に分かるというものであります。また、それぞれのお住まいの場所に合わせた、「子育ての施設はどこにあるか」、「公共施設はどこか」などの情報を、この子育てアプリで簡単にアクセスできるということでございます。
こうしたアプリを活用しながら、子育て世代の負担を和らげていきたいと思っています。
そして10月18日から、以前発表させていただいた電子地域振興券を4万人に付与します。今使っていただいてる方もおられると思いますが、がばいサカえーるPayが12月28日まで使えますけれども、そこに、電子地域振興券を新た付与していくということを予定しています。
たくさんの皆さんのお申込みをぜひお待ちしております。まだアプリ自体をダウンロードしていないという方は、こちらのQRも準備しています。
それぞれのアプリについては、今後もさらに機能を拡張したり、このアプリに限らず、また新たな機能なども続々とお届けしていきたいと思っております。
≪佐賀インターナショナルバルーンフェスタ≫
次に、バルーン関係でございます。
「さあ、みんなで上向く5日間。」こちらを、今年のキャッチコピーにしております。本当に美しい空を感じられる佐賀の街。今年の「みんなで上を向こう」ということで、美しい自然と空と、そしてバルーンというのを、ぜひ広く発信をしていきたいとおもっております。
今年は、4年ぶりの国際大会ということで、16か国・地域から126チームが参加を予定しています。
競技以外の見どころについても、多数ございまして、今年はアメリカとかスロバキアとか、こういった(スライドを指しながら)とてもユニークな変型気球もあり、初参加の気球もこのように(スライドを指しながら)予定されています。
また、気球教室では、立ち上げとかバーナーの操作体験もできるということです。
キッズデーには、県内外の保育所とか幼稚園のみなさんをお招きします。
そして、ホンダのトライアルバイクショーやラ・モンゴルフィエ・ノクチューン。モンゴルフィエ・ノクチューンは、約50機の熱気球が音楽に合わせて、幻想的な姿をみせてくれるというものであります。
キー・グラブレース、こちらはカギをパイロットがつかむというレースですけれども、こういった人気のイベントも盛りだくさんとなっております。
ぜひ、5日間、楽しんでいただきたいな、と思います。
≪バルーンフェスタ サテライトイベント≫
それから、関連のサテライトイベントですが、今年は新たに、サガマチ秋遊(しゅうゆう)フェス~SAGA so sweet~ ということで、スイーツマルシェを予定しています。人気インスタグラマーのブーゲンビリアさんが監修して、おすすめのスイーツが並びます。松原神社など3か所を会場として、開催を予定しています。
そして、ものづくりワークショップということで、体験型のイベントも準備しています。バーバリウムは、美しい花などをオイル漬けにして、美しい状態を保つようなインテリアフラワーですが、そうしたものをつくるワークショップ、それからバルーンの搭乗体験やフォトラリー、街なかの謎を解きながら豪華商品がもらえるようなイベントも開催を予定しております。秋の街なかでも楽しんでいただければと思います。
≪サガ・ライトファンタジー≫
そして、サガ・ライトファンタジーですが、平成元年度から実施をしており、今年で35回目を迎えます。今年は、(スライドを指しながら)ピンクの部分、佐賀銀行本店から駅前交流広場まで間も延長して、佐賀駅から街なかまで一本の光で結ぶということで、街なかの回遊に繋げていきたいと思います。
10月31日から1月8日までの70日間実施し、初日の10月31日はバルーンフェスタの前夜祭として、オープニングイベントを実施します。点灯式やオープニングパレード、またストリートパーティーということで、今年は4年ぶりに海外のバルーン選手や役員の皆さんの招待を予定しています。
バルーン大会と一緒に盛り上げていきたいと思っております。
≪SAGA2024 サッカー・水泳リハ大会≫
そして、SAGA2024国スポ・全障スポ関連です。
かごしま国体で、9月24日まで会期前競技が行われ、ご覧のとおり、高飛込の神田選手は佐賀学園の高校生ということですが、佐賀の選手が多数上位入賞したり、活躍を見せてくれたりしています。
来週末10月7日土曜日には、かごしま国体の総合開会式が行われるということで、私も国体の熱気を現地で感じながら、佐賀の選手たちを応援し、また来年に向けて準備をしていきたいと思っております。
また、リハーサル大会も10月21日からサッカーと水球、それぞれの大会が開催されます。ぜひ、会場で応援をいただければと思っております。
≪佐賀市民芸術祭≫
最後に、佐賀市民芸術祭です。
4年ぶりの3日間開催ということで、特に今年は文化会館がリニューアルをした記念ということで、銀河鉄道999タケカワユキヒデさんや、岩崎宏美さんなど豪華なアーティストを招いた音楽、そして市民の皆さんの多彩な芸術・文化プログラムが楽しめるものとなっております。
見どころは、オープニングジャズステージで、タケカワさんと佐賀のアーティストとのコラボをぜひお楽しみいただければと思います。
そして、リニューアルした西側広場で特設ステージとして、吹奏楽、ジャズ、ミュージカルなど、そのほかにも書道とか茶道、CGアート展示や声優ワークショップなど、多彩なイベントを準備しておりますので、たくさんの文化・芸術に触れていただきたいと思っております。
私からは発表は以上です。
【司会】
それでは説明が終わりましたので、これより質問をお受けいたします。
まず、本日の会見内容についての質問、そのあとに、市政一般についての質問を順にお受けしたいと思います。
この後の進行は、幹事社さんにお願いいたします。
【記者】
おはようございます。
最初に今日の発表内容の関連で質問させていただきます。
最初にですね、SAGAアリーナでのゲームとか関連イベントの経済効果、経済波及効果というふうにおっしゃっていましたが、どれぐらいの規模を見込んでいらっしゃるのかということが1点目です。
二つ目がですね、4年ぶりのフルスペックでのバルーンフェスタになりますが、こちらですね、どれぐらいの方の訪問者を見込んでいらっしゃるのか教えてください。
【市長】
1点目がアリーナ関連ということで、毎週末、たくさんの方が観戦等に訪れられるということで、これを数だけじゃなくて、街なかの消費にもつなげていきたいな、と思っております。
まだ5月からですが、順次いろんなイベントが開催され、確実に宿泊者が増えたりとか、そしてまた、街なかも中央通りにデジタルの多機能型情報メディアを3カ所置いているんですけど、そういったところも人通りが増えているというような効果も徐々に出ています。これを次の段階として、さらにそれを経済に繋げていきたいということで、我々もまだ初めての体験ではあるんですけど、部局がそれぞれ別々に担当課の仕事として担当業務をやっているだけだと、どうしても一連に繋がっていかないということで、経済効果というご質問でしたけども、まず庁内でアリーナの効果を最大化するための検討体制というのを作って、いろんな部長とか副市長とか集まって連携をするような取り組みを始めたところです。
そうした中でいろんな施策、既存の施策も、また新たな施策も、パッケージで取り組んでいきたいということで、これを金額にしていきたいんですけど、まだ数字自体は、そこまではわかっていないんですけれども、県とかアリーナの運営会社とか、いろんな情報があると思いますので、密に連携をしながら効果的な施策を打っていきたいと考えております。
そして、2点目の御質問はバルーンフェスタ関連ですね。今年は海外から選手が、15カ国・地域から25機来られ、国際大会に戻るということで、大変期待しているところです。来場者目標は80万人ほどを目指しております。
昨年は、観客を入れた大会としては3年ぶりの大会で、私も市長になって初めてのと有観客開催ということで、印象的だったのは、ウクライナの避難民の方も来られて佐賀の美しい空、それからバルーンの姿、そしてまた、人の温かさというのに触れておられて、非常に感動されていたのが印象的だったと思います。
今年度は、アメリカの姉妹都市交流で伺った時にニューヨーク州の方が「佐賀のバルーンフェスタはすばらしい」ということを言っておられたので、4年ぶりの海外の選手も招いての大会ということで、大変楽しみにしております。ホームステイとか、海外の皆さんと市民の交流とかが深まることも期待をしておりますし、みんなで上を向くというのも、気持ちも含めて、気持ちが上向きになるような、そういう大会になればと思っております。
【記者】
ありがとうございます。幹事者からの質問は以上になります。他社さんから発表項目に関しての質問があればお願いいたします。
【記者】
バルーナーズの応援の取り組みのところで、ラッピングバスとデジタルスタンプラリーそれぞれで質問をさせていただければと思います。
ラッピングバスについては、まずこの2日から運行する期間がいつまでかっていうことがまず1点です。
デジタルスタンプラリーについては、市内14カ所、一部15カ所ということですが、これは場所っていうのは事前にどこにあります、というようなことをマップとか地図みたいなものを公開されたりするのかというところをそれぞれ教えてもらえますか。
【市長】
ラッピングバスは10月2日からということで、これは期限とかはちょっと確認をさせていただきます。
【地域振興部長】
地域振興部です。今年度いっぱい走らせることにしております。
【市長】
ありがとうございます。それから、スタンプラリーですが、アリーナから駅周辺、それから中心市街地ということで、唐人とか、白山、呉服元町、松原などにかけてのエリア内のカフェとか店舗とか施設など14カ所。11月3日から5日は15カ所となっております。具体な場所は公表するとかそのあたりは。
【経済部長】
経済部です。場所なんですが、チラシをつくりまして、そちらのほうで地図上に「ここにあります」というのを示していきたいと思います。
【記者】
ほかの御質問いかがでしょうか。
【記者】
パワーポイントの4ページ目。人の流れを新しくつくります、といったところでの関連の質問になります。9月議会の一般質問でも、SAGAアリーナ周辺の交通混雑であったり、駐車場問題について尋ねる質問があったかと思います。その中で、街なかの駐車場はまだ空きがあるので、というようなことを触れられていましたけど、具体的に秋からそこに誘導するテコ入れ策のようなものを考えていらっしゃる点があったら教えて下さい。
【市長】
この街なかの駐車場は、約2,000台の民間駐車場があるということで、これを活用していきたいと思っております。この街なかの店舗に駐車サービス券の購入支援など、これも力を入れていきたいと思っているのと、あわせてバスの1日乗車券、これはデジタルでも販売をしておりますが、350円ということなので、サンライズパークまでバスセンターから往復をしてもそれだけでもお得ということで、さらに、ほかのところにも乗り放題ということで、こういった販売の促進をしていきたいと思っております。
今、庁内でいろんな形で、議論をしているところですので、こういったところも効果的な施策をさらに検討していきたいと思っております。
【記者】
他はいかがでしょうか。ないようですので、幹事社のほうから一般質問の方に移りたいと思います。
いくつか伺います。一つ目ですね、西九州新幹線長崎ルートに関しまして、山口知事のほうから、南回りルートは交渉の余地があるという発言が議会の中でございました。それについて佐賀市、佐賀市長としての所感はいかがでしょうか。
二つ目ですが、オスプレイ駐屯地工事の深夜の時間体の運搬について、運用見直しが発表されましたが、佐賀市としては午後6時半から午後10時の運搬は見直してほしいというスタンスだと理解しております。今後の運用見直しなどについての受け止めをお願いいたします。
【市長】
新幹線の関係で、今ご紹介のあった、9月の県議会での山口知事の答弁というのも承知をしております。その趣旨でございますけども、国に対して、これまでの枠にとらわれずに、幅広い協議をすることを促すものであると理解しております。
私どもとしても、現段階でこのルートですとか、それから、並行在来線とか財政負担とか、まちづくりへの影響とか様々な課題について判断材料が十分でないと考えております。本市のまちづくりにも大きな影響を与えると思っておりますので、引き続き密に情報収集を図っていきたいと思っております。
この幅広い協議というのを協議の状況とかもしっかり見ていきたいと思っております。
もう一つオスプレイの関係で、午後10時以降、深夜時間帯の運搬の中止ということもありましたけれども、そちらについて、本市からの要請等について、一定の検討がなされたと認識をしているところです。それから、それより前の時間帯ですが、前回の意見交換会の中でも、防衛省に対しては、引き続き、騒音、振動、それから交通渋滞、これらのモニタリングをしっかりしてほしいということと、その結果を報告することを求めております。
今後も引き続きモニタリング調査の結果を踏まえて、市民の良好な生活環境の維持と安心・安全な生活の確保ということで、必要な対応を求めていきたいと思っております。
【記者】
ありがとうございます。最初の新幹線の関連で、引き続き情報収集を続けていくということですが、佐賀市としては、在来線に近い、現在国のほうが提示しているルートと、あと南まわりルートというのは、どういうふうに、どちらのほうがメリットがあるとか、どういうお考えでしょうか。
【市長】
この幅広い協議というのが、開催が少し間があいているということなんですけれども、大臣のコメントなどを見ていると、国交省全体の視点で、今後の進め方も含めて検討しているといったことも以前言われておりました。
また、知事のほうも、これまでの枠にとらわれずということも、そういう趣旨の発言かなと思っているところです。
仮にフル規格になった場合の候補として、北ルート、佐賀駅ルート、南ルートといったものの詳細については、具体的なルートや駅の位置とかも決まっておりませんので、今後の協議を通じて、様々なメリット・デメリット明らかになっていくことで、議論が深まっていくものだと思います。
また、佐賀市としては、特急列車、並行在来線の問題などの様々な課題についても、ルートに限らず、そういったことが示されていく必要があると思いますので、これからの幅広い協議の中でそういった情報が示されていく、それをしっかり見ていきたいと思いますし、本市としても、まちづくりに大きな影響を与えると思いますので、県などと密に情報収集を行っていきたいなと思っています。
【記者】
ありがとうございます。では幹事社からは以上です。他社さん、ほかにありますでしょうか。
【記者】
先ほど新幹線のことでの関連なんですけれども、知事が南回りルートに関心があるとおっしゃってて、一度幅広い協議で佐賀空港ルートは多額の建設費がかかるということで、軟弱地盤でですね、それで国交省のほうも回答したことがあったんですけど、同じ南ルートでも、空港からちょっと北側のルートの話も出てるんですよね。それで、どっちも佐賀市なんですけれども、それについては、市長の見解と、例えばですよ、南回りルートだと、JRも言ってるんですけど、佐賀駅とのアクセスがよくない。在来線とですね。よくないので、駅ルートしかないっていとJRは言ってるんですけれども、例えば将来的にですけどね、新交通システムで南回りの駅と佐賀駅を結んだりとか、そういう夢があるっていいますか。孫、子の代になるかもしれませんけども、そういうのは、前市長もちょっと関心があるってことを言われたんですよね。だから、モノレールとかいろんな話があるかもしれませんけど、仮にそういう夢のある話だと佐賀市も乗れるかなと思うんですけどね、この新幹線、過去、JRが、主張して来たことが大体決まってるんですね。なかなかこう、今ちょっと硬直状態で難しいんですけど、市長としても話しにくいかもしれませんがそういう、同じ南ルートでも二つあるので、その辺のところを市長としての所見をちょっとお伺いしたいんですけれども。
【市長】
県議会においてもですね、様々な質問がなされておりまして、それについて、知事も議員の質問とかですね、また、国に対してはこれまでの枠にとらわれず、っていうようなことも言っておられるというような、新幹線整備で財政負担というのが事前の試算額を上回るということも、これまで起きてきたっていうことも有ったりすると思います。その辺りも意識されているのかなと、答弁を見ていたら思ったところです。
そういう意味では、国と県の幅広い協議は、国において、検討をされている状況だと思います。そういった様々な議論とかも、見ておられると思います。幅広い協議の動きを、我々としても関心を持って情報収集等していきたいと思います。現時点で、先ほど申し上げたように、様々な、新幹線整備についてはいろんな、視点での課題があったりということで、判断材料が現時点で十分ではないと思っております。我々も、関心を持っていろんな情報収集をしていきたいと思っています。
【記者】
すいません、その関連でもう1点、もちろんその新幹線の問題につきましては国と県というのは、一義的な交渉になると思いますが、地元の意見収集であったりとか、その地元としてこういうものをつくりたいとですね、そういう意見をとかその事案を調整するために県と協力したりとかもう少し広域でですね、この有明沿岸の自治体と協力してそういう意見の収集をしていくとか意見書を出していくとか、そういう動きは今後、考えていらっしゃいますか。
【市長】
県とも、密にいろんな形で情報収集等を、事務レベルで定期的な意見交換をしております。先ほど申し上げたように、幅広い協議っていうところが、しばらく開催はされていないですが、国においては国交省全体の視点で、今後の進め方を含めて検討しているという趣旨のことも言っておられました。
また、県も県議会答弁等で、幅広いこれまでの視点に、これまでの枠にとらわれずというような趣旨の御発言もされてたので、そういったところも含めて、我々としてもいろんな情報収集はしていきたいと思います。
まちづくりに大きな影響を与えるので、様々情報を踏まえて検討というのはしていきたいと思っています。このことについては、まず前提となるような情報が、ルート一つとっても、どこを通るのか、といったところで変わってきたり、また、並行在来線の問題とかもありますので、そういうところも含めた幅広い協議が必要になってくると思います。我々としても、いろんな情報収集をしていきたいと思っています。
【記者】
すいません。オスプレイ関連でですね。昨日、漁協側と防衛省がノリの排水のことで合意に達したっていうことがありました。もうすぐノリ漁期が始まりますけれども、障害の一つが取り除かれたと思うんですけども、市としては、御所見といいますか、それについての感想をお願いします。
【市長】
昨日、県有明海漁協のオスプレイ検討委員会が開催されたということで、防衛省から情報提供を受けているところです。この検討委員会では、防衛省が駐屯地完成後の国造搦樋門と平和搦樋門からの排水対策に係る海水混合の施設案を説明されて、承認されたということで、防衛省から報告を受けたところです。今後、防衛省において詳細な設計が行われて、できるだけ早く排水混合施設を稼働させるため、引き続き取り組むと、説明を受けています。
佐賀市としましても、この排水処理の問題は重要な課題でありまして、防衛省との合意事項においても、駐屯地の建設及び自衛隊の活動に伴う排水処理については、有明海及び漁業に影響が出ないよう万全を尽くすこととされておりますので、しっかりと今後の詳細な設計とか協議の状況を見ていきたいと思っています。
【記者】
ありがとうございます。そのほかの質問いかがでしょうか。
以上になります。どうもありがとうございました。
【司会】
それでは、以上をもちまして市長定例記者会見を終わります。本日はありがとうございました。