あなたの人権 わたしの人権
人権文化の息づくまちを
人権文化とは日常生活の中で、お互いの人権を尊重することを自然に感じたり、考えたり、行動したりすることが定着した生活の有り様そのものをいいます。
たとえば、混んだ電車やバスでお年寄りや体の不自由な人に出会ったとき、声をかけたり、自然に席を譲ったりすることや、雨の日に車で歩行者に出会ったときに、車のスピードを落として、泥水がかからないように相手のことを考えた行動をとることなどであり、むずかしいことではありません。
人権文化の定着をすすめるために必要なことは、自分が知らず知らずのうちに他の人の人権を侵害するようなことにならないように「相手を思う想像力」を育むことです。自分とは違った考え方の人がいるということ、自分の考えだけが絶対ではないということ、相手の立場に立って考え、相手にも大切に思っている何かがあるということを想像することが大切です。
次に、しっかりと相手の意見に耳を傾けることも必要です。ことばを通じてお互いの考えをよく知りあい、お互いが「こころの壁」をとりはらう。これらの積み重ねが、日常の身近なできごとを人権の視点から考えることにつながり、人権を尊重することが自然と態度や行動に結びつけられるようになります。
人はひとりで生きているわけではありません。お互いに支え合って生きるという「共生の心」をもつことが大切です。
(社会人権・同和教育指導員)
毎月1日は「いじめ・いのちを考える日」です。
毎月11日は「人権を考える日」です。
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