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令和5年4月定例記者会見

更新:2023年05月26日

市長記者会見における発表内容(要旨)などを取りまとめの上、掲載しています。

・日時 令和5年4月28日(金) 10時30分~11時30分

・場所 佐賀市役所2階 庁議室

記者発表資料

会見内容

 

【司会】

それでは定刻になりましたので、ただいまから市長定例記者会見を行います。最初に資料の確認をお願いします。御手元に、本日の次第とパワーポイント資料の2点を置いております。

御手元に資料はございますでしょうか。よろしいでしょうか本日は、市長から説明を行いまして、そのあとに質問をお受けします。次に、お願いですが、本日の記者会見は、佐賀市のホームページでライブ配信を行っておりますので、マイクを使って御発言ください。

それでは市長、お願いいたします。

 

【市長】

はい。お忙しい中お集まりをいただきましてありがとうございます。今年度初めてであります。市長定例記者会見を始めさせていただきます。

よろしくお願いいたします。

まず本日の発表項目であります本日の発表項目は、ご覧の通りとなっております。

スポーツ関連で2点。そして、子育て、環境、新型コロナ、文化の4ジャンル、そして最後に、トピックスを3つ御紹介いたします。

 

(バルーナーズ関係)

最初に、いよいよ、佐賀バルーナーズですね、プレーオフ進出が決まりましたので、その関係でございます。先週末、B2リーグ西地区初優勝を掴んだということで、いよいよプレーオフがスタートをいたします。このプレーオフで、クオーターファイナル、セミファイナルと、勝ち上がって2位以内に入れば、B1に昇格する、ということでありまして、この開催場所がめでたく、ホームSAGAアリーナでの開催が正式に決定したところでございます。

佐賀市からも、ここに記載のとおり、クオーターファイルで800人、セミファイナルでも480人の市民のみなさんを御招待しております。5月6日は、私も市民のみなさんと一緒に声援を送りたいというふうに思っております。出来たてのアリーナでありますので、アリーナで試合を見たことは、もちろんまだないと思います。ぜひみなさん、足を運んでいただき、これはもう歴史的なイベントになると思いますので、ぜひ、勝利の後押しをしたいなと思いますので、どうぞよろしくお願いいたします。

 

(国スポ関係)

そして次に、国スポ・全障スポ関連であります。開催まで1年半、切りまして、6月にはリハーサル大会がスタートをするということで、大会の成功と、そして機運を盛り上げていきたいということで、この4月から、佐賀市でも、「チーム佐賀市」ということで、始めたところでございます。

(ポロシャツを見せながら説明)

5月からクールビズ期間がスタートするということで、ここに記載の月曜日と木曜日に、市の職員も、このチームポロシャツを着用して大会を盛り上げていきたいと思っております。

またそのほかにも、ここにさまざま記載をしておりますが、ストラップですとか、ピンバッジとかですね、名刺とか、さまざまなグッズ等も活用して、大会の開催を広く周知をしていきたいと思っております。市民のみなさんと一緒になって盛り上げる活動、そしておもてなしに積極的に取り組んでいきたいなというところでございます。

 

(子育て)

はい。それから、子育て関連でございます。5月1日から動画配信で子育てを応援すると。いう取組で、YOUTUBEチャンネルで、まなざしチャンネルというのを開設しまして、毎月5本の動画を配信していきたいと思っております。

私も、目下、こういう悩みを抱えておりますが、朝ですね、なかなか子どもが起きてくれないとか、うまく共調出来ないとかですね。そしてしっかり話したいなあとか、さまざまな悩みを、子育て世代は抱えていると思いますが、そうしたみなさんの悩みの解決だったり、子どもの発達を促すヒント、そうしたことを学ぶことができる。それも手軽に、短い五分程度の動画で、何か作業の間や合間とかにですね。家事をしながらなど、気軽に見ていただけるようなものとなっております。

そしてこの動画を、作った。アップしたよ。というときにはサガンメールだったり、LINEのプッシュ配信だったりで、お知らせをしていきたいと思っております。私も、少し見させていただいたんですけども、結構、わかりやすくて、目からうろこの内容もありましたので、ぜひ参考にしていただければなと思います。

 

(環境関連)

それから、環境関連でございます。子どもたちに環境の大切さを伝える取組ということで、佐賀市と西九州大学短期大学部と共同で、SDGs環境紙芝居ということで、「もったいないとありがとう」という内容の紙芝居を作成いたしました。これを市内の幼稚園や保育園などに無料で配布をしたいと思っております。また、5月19日10時20分から、三光幼稚園で、読み聞かせ会を行いますので、ぜひ、記者のみなさんにもですね、御都合がつけばお越しをいただければなと思っております。

それから、佐賀清和高校放送部のみなさんの協力で、読み聞かせの動画を作成中であります。これをYouTubeで配信をしたいと思っております。紙芝居、動画を使って、SDGsの取組をしてもらったり、また先生とか保護者のみなさんにも関心を持っていただければなと。思っております。

 

(ワクチン接種)

それから、新型コロナウイルスのワクチンの令和5年の春開始の接種が始まりますということで、接種券の発送を、4月27日、昨日、発送を開始したところでございます。今年度も無料で接種ができます。春開始接種は5月8日から開始して、8月まで実施予定との事で、対象者は記載の65歳以上の高齢者の方、基礎疾患の有する5歳以上の方、医療機関、高齢者施設、障害者施設などの従事者であります。

(モニターを見ながら説明)

それ以外の方は、右側の9月からの機会接種ということで接種ができます。春開始接種で接種された方も9月以降に、もう1回接種ができるということでございます。接種券は昨日から発送開始をしており、接種方法は、医療機関での個別接種となります。接種できる日の確認をいただいて、ぜひ接種を検討いただければと思っております。

 

(文化会館の周辺整備)

それから、佐賀市文化会館の周辺整備についてであります。SAGAアリーナなど、サンライズパークの整備にあわせて、佐賀市でも令和2年度から文化会館周辺の整備に取り組んでまいりました。

この周辺整備について、西側広場は、5月3日水曜日から、東西駐車場は、10日水曜日からリニューアルオープンをいたします。西側広場は、写真にあるような、樹木と大小のベンチを配置しまして、ゆっくりとくつろいでいただけるような空間となっております。

それから東西の駐車場は、有料となりますが、駐車しやすい、大きな駐車マスとなりまして、またサンライズパークと駐車場を共用化することで、利用しやすい環境になるということでございます。

市民のみなさんにぜひくつろげる空間を味わっていただきたいと思いますし、今後も引き続き、一体のにぎわいづくりに取り組んでまいりたいと思っております。

 

(トピックス1)

そしてトピックスでございますが、うれしいニュースということで、4年ぶりに、海外パイロットの受入れ再開が決まりました。エントリーも約110機を予定しておりまして、うち、海外が22機を予定しているところでございます。昨年は95機ということでしたが、それでも3年ぶりで、多くのみなさんの笑顔が見られた、とてもすばらしいイベントだったなと思いますが、昨日、大会の主催者のSIBFO、組織委員会から4年ぶりに受入れを本格的に再開しますと、いうことで連絡があったところでございます。

昨年以上の盛り上がりになることが大いに期待をされるところでありまして、佐賀市では大会の成功に向けて、しっかりとサポートをして、またパイロットさんや観客のみなさん、多くの方に佐賀市の魅力を感じていただけるよう準備をしていきたいと思っております。

 

(トピックス2)

そしてトピックスの2つ目は、最近、よくみなさんも耳にされると思います。このChatGPTですね。この第1回セミナーを開催いたします。

佐賀市は、DX推進の取組を進めておりますが、マイクロソフト株式会社と佐賀市、連携協定を結んでおります。7者連携協定ということで、結んでおりますが、その連携協定に基づく取組の一環として、この第1回チャットGPTセミナーを開催いたします。

もう最近聞かない日がないというぐらいですね、いろんなところで話題になっておりますが、今までのものとどう違うのか、また、どういった活用ができるのか。さまざま使いこなすコストとか、実際にためす方法など。そういうわかりやすい内容のセミナーとなっております。

世界が注目する次世代AI、ChatGPTについて、5月10日13時半から第1部が、第2部が、16時からということで、第2部についてはどなたでも参加申込みができますので、早めにお申込みをいただいき最先端の技術に触れて、これからの世界を感じていただきたいというふうに、思っております。

セミナーの講師はマイクロソフトの技術総括室、千葉慎二さんをお迎えいたします。これから、医療とか製造業とか農業とかですねさまざまな分野での応用が期待されているというところでございます。

 

(トピックス3)

最後でございます。先ほどお話したバルーナーズとか佐賀アリーナとかですね、5月は大きなイベントが続くということでございまして、この街なかとサンライズパークをつなぐ路線が、お得な料金で乗り放題となる、SAGAサンライズパークとくとくフリー1日乗車券を5月2日から販売をいたします。

販売価格は350円ということで、通常運賃はここに記載のとおり、往復をしたら、もうそれだけで・・・佐賀城まで行くともう680円とかの金額になるのですが、通常運賃と比べても、お得で、かつ乗り放題で利用できるというものでございます。

利用方法はここに記載の「my route」のアプリを入れていただいて、その中でチケットを購入していただいてバスをおりるときは、画面を見せるということで、乗り降りができる事になっております。

アリーナはもちろんですが、街なかのお店とか飲食をしていただいたりとか、街なかの旅にもぜひ御利用いただきたいなと思っております。私からは以上でございます。

 

【司会】

説明が終わりましたので、これより質問をお受けいたします。まず、本日の会見内容についての質問、そのあとに、市政一般についての質問を順にお受けしたいと思います。それでは、この後の進行は、幹事社さんにお願いします。

 

【記者】

SDGsなんですけれども、この種の紙芝居をつくったりするっていうのは、初めてなんでしょうか。

 

【市長】

今回、西九州大学の短期大学部との連携事業ということで、平成26年度に佐賀市はこの西九州大学グループの永原学園と、包括的連携協力協定を締結をしておりまして、シナリオ・原画を西九州大学、監修複製・印刷は佐賀市ということで、作成をしたところでございます。これまでというところで・・・

 

【環境部長】

環境部です。佐賀市の方でこういう紙芝居を作ったのは初めてということになります。実は小学校や中学校では、学習指導要領に、こういった環境SDGsとか、環境教育ということが位置づけられているんですけども、やはり幼稚園とか保育園に行かれている小さい子どもさんにも、小さいころから、環境のことを学んでいただく必要があるということで、今回佐賀市でこういった取り組みを、西九大の方と連携をしながら作るということになったということでございます。

 

【記者】

ありがとうございます。もう1点無料配布する幼稚園・保育園にどれくらい…何ていうんですかね。紙芝居って何冊とかいうですかね。どれくらい無料で配布されるんでしょうか。

 

【市長】

作成部数が119部ということになっておりまして、こちらを無料で配布をしたいと思っております。

 

【記者】

はい、ありがとうございました。

 

【記者】

ChatGPTセミナーの件で何点か質問なんですけども、こちらは第1回とあるんですが、何か今後、連続して開催する予定など、今後のスケジュールがあれば教えていただけますでしょうか。

 

【市長】

今年度中に、3、4回程度開催する予定で現在調整をしております。今後、マイクロソフトAI&イノベーションセンターの7社協定団体とか地元企業、教育機関等も交えて、佐賀における活用シーンとか効果とか検討すべき課題などを一緒に議論をしていけたらなと思っております。

 

【記者】

まさに話題のChatGPTで、この時期にセミナーを開催するのは非常にフットワークが軽いといいますか、早いなという印象ですけども、当初予算でもう既に組んでいたとか、何かこのように早く実現できた理由などあるんでしょうか。

 

【市長】

協定を締結している方々、その協定の当事者でもマイクロソフト社さんとは結構頻繁にやりとり、コミュニケーションしておりまして、このChatGPTが話題になっている時に向こうからも、私も直接説明を聞いたり、そういった中で、日々、意見交換等はさせていただいておりまして、今回のセミナーにつながったというところです。

 

【記者】

最後にですね、ちょっとこの事業そのものじゃないかもしれませんが、AIは著作権の問題とか個人情報の扱いとか、まだまだ課題もあるんですけども、その中で、佐賀市役所庁内でもこういうふうに活用したいみたいな何かビジョンなどありましたら教えてください。

 

【市長】

このChatGPTですね、みなさんも使われたら、結構これまでのAIと大分違うというか、大きなインパクトのあるイノベーションだなというのを実感されるかなと思います。特にAIの強みということで、文書を要約したりとか調べ物をしたりとか、結構アウトソーシングするような、事務作業だったり、データ分析だったり、そういう膨大なデータを活用して、文書を作成したり、調べ物をしたり、作業とか、あとプログラミングとか、そういう専門知識がないとなかなかハードルが高かったようなのが簡単にできたりとか、生産性が飛躍的に向上したり、業務の効率化、時間の有効活用というのにつながると思っています。ご質問にもあった、課題の部分ですね。その内容が正確なのか、あと個人情報とか機密情報のセキュリティーとかですね。そういった課題とかリスクっていうのもあるかと思いますので、それも十分踏まえた上で、業務への活用を視野に入れた、庁内での検討をすすめていきたいと思っているところです。

 

【記者】

その検討を進めていくというのは何か、会議を開くとか、具体的にもうやっていくような形なんですか。

 

【市長】

まずは、先ほど申し上げた正確性とかセキュリティー面とか、そういったリスクなども踏まえながら、ただ、インターネットとか、また、スマホが登場したときとか、それに匹敵するというか上回るようなインパクトがあるイノベーションだと思っております。インターネットについてもいろんなリスクはあったわけですけども、eメールとかもうあたり前になっておりますし、スマホもSNSとかチャットツールとかっていうのを使うのが、当たり前になってきているということがあるかと思います。守りの姿勢だけでなく、できることを増やす攻めの姿勢の両面で検討していきたいと思っております。現時点で何か場を設けるということでは考えてないんですけども、先ほどの連携協定している方々というのもいらっしゃいますし、いろんな情報、また、国での議論も今スピードアップしていると思いますし、一部はもう活用を検討してるといった動きもあるので、そういったところも踏まえながら検討していきたいと思っております。

 

【記者】

どうもありがとうございます。そしたら各社、質問があればお願いいたします。

 

【記者】

4年ぶりにバルーンフェスタ海外パイロットが受け入れ再開、非常に佐賀市にとっても明るい良い話題だと思います。改めて一応確認をしたいんですが、ウィズコロナで、コロナの対応も国内外で落ちついてきた、見えてきた、というところでの判断という理解でよろしかったでしょうか。

 

【市長】

5月8日から5類に引き下げられるということでございますし、マスク着用なども個人判断ということになっておりまして、昨年までのような、大規模な感染対策ということとはちょっと状況が変わってきているなと思っております。もちろん、今後の感染状況というのも注視はしていきたいとは思っておりますが、その上で一定の対策等も検討しながら、ただ、今回は、多くの海外選手、それから、クルーのみなさん、チームのみなさんに参加していただいて、大会を盛り上げていければと思っております。

 

【記者】

もしかしたら組織委員会に聞くべきかもしれないんですがもしお分かりだったら、2019年以来ですので2019年は何カ国、何人の海外パイロットがこられたとか、分かる方いらっしゃれば…。

 

【市長】

19年ですね。2019年は、海外は30機。これが40回記念大会となっていたということで、30機ほど来ておりました。

 

【記者】

パイロットの数などは直接、組織委員会に確認した方が良いですか。

 

【経済部長】

経済部です。パイロットの数は基本的には、競技の参加機数とほぼ同じ数になると思いますが、ダブりもありますので、正確には今後、5月の上旬からエントリーが始まります。その結果をもちまして、主催者であります組織委員会のほうから、また改めて、みなさんのほうに説明があると思います。

 

【記者】

2019年の話です?

 

【経済部長】

2019年パイロットの数はちょっと手元にありません。ただ参加機数は合計で121機、2019年はありました。40回記念大会ですね。

 

【記者】

どんな国が来ていて、何人ぐらいの海外のパイロットの方がっていうのは今手元にはないですかね。

 

【経済部長】

2019年15カ国・地域でした。

 

【記者】

具体的に教えてもらえたりできますか。すみませんちょっと細かくなってしまったので、また後ほど。すみません。以上です。

 

【記者】

ほか、ありませんか。なければ、市政一般の質問いいですかね。

 

【記者】

26日に佐賀駅で「サガハツ」新しい名店街というか商業施設が出来ました。市長も式典に出席されて、これが完成オープンしたことで、人の流れが大きく変わるきっかけになるんじゃないかというふうにおっしゃっていたと思います。そこで言われている、人の流れが大きく変わるっていうのは、どういうふうに変わるということを想像し、あるいは期待していらっしゃるのかというのが一つと、まず、この今回のオープンとかあるいはいろいろその駅を起点にしたいろんな事業で今行われていますけれども、そういったことを含めて、佐賀市として、どのように中心市街地の活性化とかそういったものに向かって、やっていくおつもりなのか、その辺を聞かせてくれませんか。

 

【市長】

一昨日の26日に、佐賀駅西側にサガハツがオープンをいたしまして、みなさんも行かれた方多いかと思いますが、非常に魅力的な店舗が入っておりまして、また佐賀の魅力発信に寄与すると大いに期待をしているところでございます。

こういった一連の整備でこの佐賀駅の性質が、また大きく転換したのではないかなあと思っております。整備前はどちらかというと、通勤通学者の交通結節点だったと思いますが、整備によって、人が滞留する憩いの場というものに変わってきたのかなと思います。

アリーナが5月にオープンをするということで、その効果がますます増していくと思っているところです。この短期的には、5月にアリーナがオープンして続々とイベントも決まっているということなので、この集客効果を街なかに波及させていきたいなと思っております。

例えば、大きなイベントがあるときに、街なか駐車場とか市営バスを活用したパークアンドライドを行うなどさまざまな仕掛けで、市のにぎわいにつなげていきたいと思っています。

それから中長期的には駅南と歩道の拡幅工事が行われますので、こうした拡幅工事は完了すると、アリーナ周辺から中心市街地まで一本の太い軸ができるということでございます。その佐賀駅と周辺を中心として、南北の軸を人が歩いていく、そして経済活動が行われて活発に行われるというのをイメージしておりまして、この地域一体となって集客を図っていくことで、街なかのにぎわい、それから佐賀市の地域経済を引っ張る大きな核にしたいと思っています。

 

【記者】

はい、ありがとうございました。

 

【記者】

佐賀空港へのオスプレイ配備計画について、1,2点お尋ねいたします。計画をめぐってはこれまでに、昨年も漁協が自衛隊との共用を否定した協定の見直しに同意されましたり、今年2月では坂井市長が計画の受け入れを表明したりしていまして、焦点となっている用地取得という手続きが控えているわけなんですけども、5月1日に開かれる地権者の会合で、その予定売却の可否が決まる見通しなんですが、そうした大きな局面の中で今の市長の所感があれば教えてください。

 

【市長】

安全保障環境が厳しさを増しているということで、私も国防の重要性というのは認識しているところでございます。佐賀空港の自衛隊使用要請につきましては、賛成、反対、さまざまな意見があるということを承知しているところでございます。

佐賀市としましては、この駐屯地設置に伴う市民生活への影響について、防衛省が責任を持ってしっかり対応する旨の回答を確認したということと、国防の重要性等を踏まえて、受入れがやむを得ないと判断したところでございます。

そうした中で、駐屯地の開設のための土地取得につきましては、事業主体でなされるものと考えておりますので、佐賀市としては、そうした管理運営協議会の臨時総会での判断を注視したいと思っております。

 

【記者】

臨時総会をめぐっては、反対している地権者の方もおりまして、民法上では土地が共有のために、売却するには、全員の合意が必要だという見解を示されている方もいます。その点に関して、何か市長として受け止めがあれば教えてください。

 

【市長】

漁協内部の手続き、あるいは取得対象用地の所有形態については、漁協内部のことでありますので、我々からお答えというのは難しいところでございますが、駐屯地を開設するということでございますので、この土地取得は事業主体である防衛省でなされると思っております。以上でございます。

 

【記者】

ありがとうございました。各社、質問があればお願いいたします。

 

【記者】

すいません、ちょっと今日の発表項目に戻ってしまうんですけれども、1日の乗車券を発売するということで、アリーナがオープンしたら、交通渋滞なども懸念されると思うんですけれども、これだと駅から安い価格でサンライズパークに行けるということもあって、そういう飲食店とかにも寄れるとか、どのように市長として活用してほしいか、というところと、発売期間がいつまでなのか決まっていれば教えてください。

 

【市長】

この、とくとくフリー1日乗車券ですね。目的が街なかの駐車場をパークアンドライド駐車場として利用しやすくする。そして、サンライズパークでイベント開催時の周辺の交通混雑、それから駐車場不足、こうした課題の解消を図るということを目的としております。

また、乗り放題ということで街なかへの来訪者が増加することによる活性、それから、乗り換え時の運賃支払いとかの手間、煩わしさの軽減とか、利便性を高めることによる公共交通利用促進というのを目的にしています。

一つのサービス、デジタルチケットで販売とか、決済とか、管理とか、行えるということで、そういった効率化が図られるということでございます。また、昭和バスさんとのコラボというのもSAGAアリーナへの路線を運行しているところでコラボしているところでございます。販売の期間は…

 

【交通局長】

終期は今のところ設けていませんので、なるべくたくさんの方に利用していただくように、今からどんどん、PRをかけていく予定としております。

 

【記者】

あと購入方法なんですが、これはもうアプリでしか購入できないということで、対面では難しいということですか?

 

【市長】

はい。購入方法は、交通系アプリのmy ruteで購入可能となっています。クレジットカードの決裁で購入できるということです。

 

【記者】

すいませんちょっと手前みそになってしまいますが、昨日のサガテレビの放送内で中核市について、私なりにちょっとまとめてお伝えさせていただきました。なかなか全部はお伝え出来なかったというところはあるんですけれども、現時点の市長のお考えを改めて伺いたいと思っております。去年の9月の議会では、県都としての求心力を高めて、発展成長させていくための大きなチャンスと、非常に前向きに考えていらっしゃると思いましたが、先ほどのお話でもあったようにコロナへの対応も日々変わってきていて、保健所の在り方も変わってきていると私も理解しています。やはり中核市に移行となれば保健所の設置が一つ条件になってくるわけで、そこのメリット・デメリットなども、非常に大きなところだと思うんですが、改めて今の坂井市長のお考えを伺えたらありがたいと思います。

 

【市長】

今ご質問にもありましたコロナ対応ですね、これも5月8日に5類に引き下げられるということで、緩和をされるというところでございます。県も、それから市も、ポストコロナに向けた動きが本格稼働をしていく。そうしたことかなと思っておりますので、保健所に関しても調査を開始したところでございます。佐賀市として、検討会を今年度4月8日に開催いたしまして、目指す将来像というのを議論したところです。次回、8月にまた開催を予定しておりまして、昨日の報道でもございました課題とか、財源とか、それから人材確保とか、そういったところについて、他の自治体とかもありますので、調査した結果を報告をする見込みとなっております。中核市のメリットとしてサービスが効率化されるとか、迅速にサービスが提供されたり、きめ細かな基礎自治体からのサービスの提供とか、独自のまちづくりとか、市全体の活性化とか、さまざまなメリットがあるかと思います。そうしたものが中核市という制度論だけだと、なかなか伝わりにくい部分もあるかと思いますが、しっかりと肌感覚としてイメージしやすいような議論をしていって、それをお伝えしていきたいと思っております。

 

【記者】

オスプレイの配備問題についてなんですけれども、4月11日に佐賀商工会議所と、建設業協会佐賀からの市内企業の活用拡大を求める要望書の提出に基づいて、市の方でも九州防衛局に要望書を提出されてますけれども、こちらの市として、要望書を提出した考えについて御見解をよろしくお願いします。

 

【市長】

今、御質問いただいた、佐賀商工会議所等からの地元企業の活用を趣旨とする要望書というのが、3月30日に佐賀市等に提出されたところでございます。佐賀市としましても、この多くの商工業者等が加入する佐賀商工会議所等の要望を重く受け止めまして、4月11日に九州防衛局へ要望書を提出したところです。そうした地元からの要望というのを踏まえて、対応したということです。

 

【記者】

またちょっとサンライズパークと交通の件に話が戻るんですけれども、アリーナが開業することで人手が増えて、駅からサンライズパークに向かう人が相当増えると思うんですけれども、何か例えば二次交通の強化に向けて何かしているかということをお聞きしたくてですね、今後例えば、市営バスを増便するとか、タクシーをもっと常に駅の近くにいてもらえるようにするとか何かしら考えていることがありますでしょうか。

 

【市長】

市営バスについて、特にアリーナ、週末、土日の、イベントが多くございます。これまでは、先ほど申し上げたように、どちらかというと通勤・通学とかそういったところで、土日の本数というのが少なかったんですけども、週末の市営バスの本数を増便したというところです。

 

【交通局長】

増便は、5月13日から予定をしております。市長が申しましたとおり、平日が例えば市営バスですと30便あるんですが、土日がこれまで18便でした。それが42便に増やすということで土日はアリーナがかなりイベントが入っておりますので、それに向けて対応を強化したいと。先ほどのとくとくフリー1日乗車券の件もありまして、例えばコンサートとかありますと帰りのお客さんが乗れないということがないように、それも増発で対応するといった対応も考えております。

 

【記者】

そのほかバス以外では何か検討していることはありますか。

 

【市長】

御承知のとおりかもしれませんが、サンライズストリートですね。歩道の拡幅、それから無電柱化、歩道高質化ということで、ポケットパークなど、歩く人が休憩とかトイレで利用できるような整備を行っているところです。沿線には交流施設とかも整備をしたいということでございます。それから、歩行者利便増進道路ですね、いわゆる「ほこみち」の制度もございまして、サンライズストリートは、佐賀駅サンライズ口からサンライズパーク前の市の文化会館への出入口がある交差点までの区間を、対象路線区間として「ほこみち」制度を使うということで、活用を予定しております。それから、サンライズストリートの市道三溝線以外でいうと、国道264号、263号も含まれておりまして、佐賀県と連携をして、活用していきたいということで思っております。そうした、この制度を活用した、アリーナのイベント時に歩道にマルシェなどの出店ができるような仕組みづくりというのを考えておりまして、歩きやすい、それから歩いて楽しい、そういった空間としていきたいなと思っております。

 

【記者】

すいません。先ほどの九州防衛局への要望書の件でちょっと確認なんですけれども、要するに、市としては受け入れる方針を表明されていて、商工会議所さんのほうからも建設業協会さんの方からも、市に対して、受け入れて整備するに当たって地元企業を活用してほしいという要請があって、そこからちょっと11日というか、10日間かかって、私覚えてるんですが、結構夜遅い時間に投げ込みがあったと思います。ちょっといろいろな調整、どういうところに調整に時間がかかったのかというのを教えていただきたいのと、ちょっと文言ですね、その九州防衛局にどのような文面で要請されたのか、教えていただければと思います。

 

【市長】

先ほど申し上げた3月30日に、地元企業の活用を趣旨とする要望書の提出が佐賀市にされまして、そういった要望の中身を検討し、要望を重く受け止めて、4月11日に九州防衛局へ要望書を提出したところでございます。こうした国の機関等へのさまざまな要望活動というのは、他でもやっており、通常公表を行っていなかったんですけども、今回問い合わせ等もあったので、公表をさせていただいたところです。要望書の内容でございますが、要望書は今手元にないので、また後ほど、その中身等をお示しさせていただきたいと思います。

 

【記者】

すいません。詳細は後ほど教えていただくとして、市長の印象としてというか作業されている中で、地元からの要望は相当の部分を汲み取った形で九州防衛局のほうにお伝えしたのか、それともその内容を検討してということなので、かなりがしゃがしゃっとやらなければいけなかったのかというのを教えていただけますか。

 

【市長】

佐賀商工会議所や建設業協会から、地元企業の活用を趣旨とする要望がなされたということで、そうした要望の内容をできる限り汲み取った形で、地元の企業を積極的に活用してほしいという趣旨の要望を佐賀市からも提出したということです。そうしたことを検討すべきという議論も先の市議会でもございました。そうしたことを検討すると答弁していたことも踏まえて、対応したところです。

 

【記者】

すいません。関連なんですけれども、今の九州防衛局の要望書を提出した際でも、その後、今に至るまででもいいんですが、何かこう打ち返しというか、その方向で検討したいとか、何か向こうから見解を示されてますでしょうか。

 

【市長】

当日4月11日に要望書を提出しておりまして、その際に要望書の趣旨を踏まえて検討するといった回答があったところです。その要望内容を踏まえながら、検討していただいているものと考えているところです。

 

【記者】

先日リリースされたスーパーアプリに関してなんですけど、まだ2週間ほどですけれども、これまでダウンロードダウンロード数がどれくらいあって、あと市民の方から、意見を出せるっていうとこもあったと思うんですけど、今までにどんなものが寄せられてるか教えていただけますでしょうか。

 

【市長】

一昨日時点の数字となりますが、約2,000人の登録者となっております。ベータ版ということでございますが、スーパーアプリっていうことでみなさんまだどういったものかとか、使い慣れておられないかと思いますので、まずは周知、いろんな市民のみなさんも媒体もですね、見ておられる媒体もさまざまあると思いますし、またダウンロードしてインストールするというのもひと手間ありますので、できる限りハードルなく、登録いただけるように周知広報を今後もしていきたいと思っております。それから、使いやすさですね。そういったところも大事だと思いますので、暮らしに便利な情報、それから操作性に磨きをかけていきたいということで、多くの方に利用していただけるようなアプリに磨いていきたいなと思っているところです。意見よろしいですか。

 

【政策推進部長】

政策推進部です。今、意見いただいておりますのが、例えばホームページとかかなりリンクで飛んでいくんですけれども、そういったワンクリックでいろんなところが見られるようにしてほしいというようなご意見が来ています。これについては今後9月ぐらいにリリースを予定しておりますけれども、そういったところでアプリ内に取り込む形で、御意見に対しては対応できるような御意見が来ているというような状況です。

 

【記者】

わかりました。付随してなんですけれども、今後の正式リリースに向けてより多くの市民の方に使ってもらうように広報面での課題はおっしゃっていたと思うんですよ。機能面のほうで何か具体的な改善点でしたり、どんなアプリにしていきたいかっていうふうな考えをお聞かせください。

 

【市長】

このスーパーアプリは地域の情報共有とか、あるいは市民の方、企業の方が参画できるようなミニアプリの機能を実装していきたいと思っております。これは9月以降の実装を目指していきたいと思っております。それから学校の欠席連絡とか、情報通知とかの学校ミニアプリ、そして図書館のミニアプリ。例えば貸出し人気ランキングとかジャンル別のお勧め本などさらに多くの方に楽しめる内容にバージョンアップしていきたいと思っております。それから手続き面でも、口座振替の手続きとか、例えば市県民税とか固定資産税とか軽自動車税とかさまざまありますが、8科目の口座振替手続きを実装していくなど、オンライン申請ができる手続きを増やしていきたいと思っております。

 

【記者】

先ほどの関連で、一昨日時点でスーパーアプリの登録者が約2,000人ということでしたけど、これは市として多いと思ってらっしゃいますか、それともまだ少ないというふうに思ってらっしゃいますか。

 

【市長】

これをどんどん伸ばしていきたいと思っております。先ほど申し上げたようにスーパーアプリということで、みなさん、普段から使ったことがあるとか、そういったものではないとは思っておりますが、非常に利便性の高いものに仕上げていきたいと思っておりますので、利便性を高めていって利用者は増えていくと思いますが、周知広報というのもしっかり工夫をしていきたいと思っております。

 

【記者】

はい。市政一般に対する質問も終わったみたいですので、後で答えていただくというものについては、できるだけ早めによろしくお願いします。ありがとうございました。

 

【司会】

では、以上をもちまして、市長定例記者会見を終わります。本日はありがとうございました。

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