田んぼダムとは
- 田んぼダムとは、田んぼに降った雨水をゆっくり流すことで、排水路の急激な水位上昇を防ぎ、周辺の農作物や農地、市街地の浸水被害を軽減する取り組みのことです。
- 田んぼダムの取り組みは近年全国的に広まっており、地域の防災・減災への効果が期待されています。

田んぼダムの取り組み
- 田んぼダムは、田んぼの排水口に切り欠きを開けた調整板(せき板)を設置し、大雨時の水の流出を抑制することで、田んぼがダムの役割を果たします。
- 多くの地域で田んぼダムに取り組むことで、水路や河川の水位上昇を緩和し、下流域の洪水被害を軽減する効果を発揮するため、農家のみなさんの協力によって、田んぼダムは支えられています。
【平常時の田んぼダム】
【大雨時の田んぼダム】
「国の事業」と「県・市の事業」
国の事業
- 国の多面的機能支払交付金の中の活動として、田んぼダムがあります。
- 田んぼダムを実施する田面積×単価の額を多面的機能支払交付金の組織に交付します。
【交付単価】300円/10a
【対象地域】市全域
県・市の事業
- 国とは別に、県・市で田んぼダム事業を実施しています。
- 田んぼダムを実施する田面積×単価の額を多面的機能支払交付金の組織に交付します。
【交付単価】~3年目 3,000円/10a(県2,000円/10a、市1,000円/10a)
4年目~ 1,500円/10a(県1,000円/10a、市500円/10a)
【対象地域】 兵庫・巨勢・金立・久保泉地区(県が認める地域内で、佐賀市が指定する地域)
【補助期間】 令和4~9年度
【せき板】 県が作成し、市を通じて配布
※「国の事業」と「県・市事業」を個別に実施できます。また、同時に両方実施することも可能です。
佐賀市の取り組みの概要



※佐賀市内で「国事業」のみを実施するところはありません。
※佐賀市内で「国事業と県市事業」の両方実施するところはありません。
兵庫・巨勢・金立・久保泉地区で実施の理由
- 大雨時、佐賀市の中心市街地の排水は、主に佐賀江川を流れ、最終的には有明海へ流れております。
- 佐賀江川の水位上昇を抑えることは、中心市街地の排水促進につながります。
- 佐賀江川の水位上昇を抑えるために、佐賀江川の上流である兵庫・巨勢・金立・久保泉地区で田んぼダムを実施しています。

効果
大雨時に雨水を貯留
- 田んぼダムに取り組むことで、大雨時に雨水を一時的に水田に貯留します。

※小学校の25mプール(プール 長さ25m、幅12m、深さ1mの300㎥場合)

ピークカット効果
- 田んぼダムには、大雨時に田んぼから水路等に流れ出る雨水のピークを遅らせる「ピークカット効果」があります。
- 佐賀市では、兵庫・巨勢・金立・久保泉地区の田んぼダムによって、佐賀江川に雨水が流れ出るピークを遅らせます。

中心市街地の排水を確保
- 田んぼダムは、一般的に、上流域での取り組みにより、浸水する下流域での雨水の流れ込みを抑えているため、実施する場所と効果がある地域が異なることが多くあると言われています。
- 佐賀市の場合は、田んぼダムを実施する場所は兵庫・巨勢・金立・久保泉地区ですが、佐賀江川の水位上昇を軽減するため、その恩恵を受けるのは、実施地区から離れた中心市街地となります。
他の対策と組み合わせて効果が発現
- 浸水被害の軽減については、田んぼダムのほか、ため池の低水管理やクリークの事前排水などと組み合わせて効果を発現しています。
農家のご協力
- 田んぼダムは地域を水害から守るための取り組みで、農家のみなさんの協力によって田んぼダムは支えられています。
- 兵庫・巨勢・金立・久保泉地区の多くの農家によるご協力により、田んぼダムを実施することができました。
- 地域の水田などの貯留機能がある施設を活用し、被害の軽減を図る「流域治水」という考え方により、「田んぼダム」を推進しています。
関連ファイル
このページに関するお問い合わせ
農林水産部 農村環境課 土地改良係〒840-8501 佐賀市栄町1番1号 本庁4階
電話:0952-40-7120 ファックス:0952-40-7388













