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もっと政治に女性の意見を!
~政治参画推進セミナーを開催しました~

更新:2022年08月 9日

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昨年10月の佐賀市議会議員選挙で倍(3名→6名)に増えた女性議員をゲストに迎え、会場には40名近い参加者にお越しいただきました。参加者の中にはSDGSからジェンダー平等について知る中で、男女間格差の大きな政治分野について調べてみようと参加してくれた高校生もいて、とても有意義な会となりました。

◆あいさつ(佐賀市男女共同参画ネットワーク  草場眞智子会長) 

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暑い中、ご参加いただきありがとうございます。男性や高校生にも参加いただき嬉しいです。

会場からもたくさん意見がでますように。

 

◆女性議員の現状について(佐賀市男女共同参画室)

・韓国では2000年にクオータ制*¹を導入して女性議員が増えた。フランス、ドイツなどでも採用。
・佐賀市は36名中6名に増えたとはいえ、全体に占める割合は16.7%
・審議会の女性委員 44%
・女性自治会長 佐賀県 1.5% 九州で最下位
佐賀市 662自治会中17人 全体に占める割合は2.6%
・ジェンダーギャップ指数*²
7月12日発表の最新のデータでは146ヵ国のうち日本は116位( 政治分野は139位)

ジェンダーギャップ指数
 


◆意見交換

〇自己紹介
おひとり5分の自己紹介で一気に会場との距離が近まったようでした。

〇事前に寄せられた質問に対してのお考えを伺いました。
【質問概要】
・難病で車椅子生活になり、佐賀市に引っ越して重度訪問介護を受けながら暮らしている。車椅子ユーザーとして一見美しい景観の石畳はガタガタで利用しにくく、段差や溝、名ばかりのスロープなどベビーカーユーザーも困ると思う。障がい者の現実についてどう考えるか。重度訪問介護制度について知ってほしい。
・女性の政治スクール的なセミナーに参加したことがあるか。政治スクールの必要性は感じなかったか。

〇会場からの質問にもお答えいただきました。
【質問概要】
・クオータ制について、女性が意思決定の場に出られるのはいいが、逆差別*³になるなどマイナスの意見もある。クオータ制についてどう考えるか。
・議会で女性だから困ったということは?
・今後どういう佐賀市にしていきたいか。そのためにどんなことをしていくのか。

これらの質問に6人の登壇議員が誠心誠意お答えいただきました。 

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アンケートでは95%以上の参加者が、今回のセミナーをとおして「議員」という職業について理解が深まったと回答されました。アンケート結果などを参考にしながら、政治をはじめ、あらゆる場での女性参画率向上に向けて取り組んでいきます。

クオータ制*¹:議会における男女間格差を是正することを目的とし、性別を基準に女性又は両性の比率を割り当てる制度。

ジェンダーギャップ指数*²:世界経済フォーラムが「国ごとの男女格差を数値化したもの」。この指数は、「経済」「政治」「教育」「健康」の4つの分野における男女平等を評価し、その総合スコアを表しています。

逆差別*³:差別是正のための措置を講ずることによって、多数派に不利になってしまう状況が生じること。この考え方に対しての国の政策→内閣府男女共同参画局ホームページ「ポジティブアクション」

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このページに関するお問い合わせ

政策推進部 男女共同参画課 男女共同参画係
〒840-8501 佐賀市栄町1番1号 本庁2階
電話:0952-40-7014 ファックス:0952-29-2095
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