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【教育長だより】確かな「家庭学習」の習慣を

更新:2017年06月27日

第8回大隈重信スピーチコンテスト
第8回大隈重信スピーチ
コンテスト

自ら計画を立て家庭学習に取組んだ成果として
自ら計画を立て家庭学習
に取組んだ成果として
スピーチコンテストの表彰式
スピーチコンテストの表
彰式

平成26年10月21日

“補助椅子や 隣も胸に 愛の羽根”(秋桜子)

寒露の頃になると恒例の「赤い羽根共同募金」が始まります。
この運動は、敗戦によって激増した生活困窮者や資金的困窮にあった民間福祉施設を少しでも救おうと佐賀、長崎、福岡の各県で昭和22年4月に実施されたのが始まりと言われています。
その後、昭和26年に制定された「社会福祉事業法」のもと、この運動は全国的な募金活動として展開されるようになりました。
欧米には昔から正義や勇気のシンボルとして、赤い羽根をつけるならわしがあるそうですが、募金者に対して赤い羽根を渡すようになったのも、それにならってのことだそうです。
赤い羽根は、正義と勇気を意味しているのですね。
現在、募金は地域の福祉に役立っており、養老、更生、医療、乳児、母子家庭等の社会福祉施設の支援や住民参加のボランティア活動等に使われています。
70年近く前に、わたしたちの佐賀から赤い羽根共同募金の活動が始まり、やがて、全国規模の運動となっていったことを誇りに思うところです。

さて、「平成26年度 全国学力・学習状況調査」の結果が公表されました。
これは、小学校6年生と中学校3年生を対象に「国語A」「国語B」「算数(数学)A」「算数(数学)B」(A問題は主として知識、B問題は主として活用)の4つの教科区分で実施されたものです。
学力向上につきましては、教育委員会の重点施策として学校と一体となって努力をしているところです。
今回の結果から、小学校においては、その成果が表れてきているととらえていますが、中学校では成果を見るに至っておりません。
佐賀市全体の結果につきましては、教育委員会のホームページにおいて、市内それぞれの小・中学校の結果は、学校毎のホームページにて公表しております。
そこには、(1)結果 (2)成果と課題 (3)改善策 の3点から記載しております。
保護者、地域のみなさんには是非ご覧いただき、教育委員会や各学校の学力向上への取組み((3)改善策)についてご理解をいただき、ご家庭でもご協力をお願いします。
学力の向上は、何といっても学校での日々の授業(学習)の積み上げが極めて重要です。
また、子ども自身が自らの学びの理解程度(何が分かって何が分からないか)を自覚しながら授業に臨むことが大切です。
学びの原点は、“その日に学んだことはその日に分かる”ことにあります。
そのためには、学校の授業と家庭学習のサイクルをきちんとつくり上げることです。

今回の調査で、佐賀市の子どもたちの「家庭学習」および生活習慣に影響が大きいと思われる「メディアとの接触」の実態を見ますと

家庭学習について

  • 普段(月~金曜日)学校の授業以外に、1日当たり 小学校1時間以上、中学校2時間以上、勉強をする割合
    小6 (61.4%) 中3(32.2%)
  • 土・日曜日などの休日に、1日当たり2時間以上、勉強をする割合
    小6 (22.9%) 中3 (35.6%)
  • 自分で計画を立てて勉強をする割合
    小6 (26.9%) 中3 (15.4%)

メディアとの接触について

  • 普段(月~金曜日)、1日当たり2時間以上、テレビゲーム(コンピュータゲーム、携帯電話やスマホのゲームを含む)をする割合
    小6 (27.5%) 中3 (29.1%)
  • 普段(月~金曜日)、1日当たりに2時間以上、テレビやビデオ、DVDの視聴をする割合
    小6 (59.6%) 中3 (53.6%)

 

このような実態から、佐賀市の子どもたちは、総じて家庭学習の時間の確保やその計画的取組み、また、メディアの活用からして、学年相応の学習習慣の形成が望まれます。
基礎学力を身につけ健やかに育っていくには、好ましい生活リズムの中で、家庭学習の習慣をきっちり身につけて、学校の授業と家庭学習の循環過程を築くことが大切です。
保護者のみなさんには、改めて、子どもさんの生活習慣全体(一日の生活リズム)を見直していただき、家庭学習の習慣化が図れるようご指導ください。
家庭で親子の話題として取り上げ、話し合ってみるのも効果があるでしょう。
家庭学習習慣もまた小学校低学年のうちから作りあげていくものです。


家庭学習について、金立小、久保泉小、金泉中が連携して取組んでいる「雄飛学園メソッド(家庭学習のすすめ編)」から紹介してみましょう。

  1.  家庭学習の目的
    (1) 学校で学習した内容をより確かなものにする。
    (2) 自ら学ぶ力を身につける。
    (3) 理解が不十分な内容を補ったり得意な内容を伸ばす。
    (4) 学習したことを生活に生かす。
  2. 家庭学習とは
    家庭学習=宿題+自主学習(自分で計画を立てて学習する課題)
  3. 習慣化のために
    小学校では、低学年のうちは家族(大人)のかかわりが極めて重要であり、学年が進み中学年ともなると徐々に自ら家庭学習に取組む習慣が身につきはじめます。
    そして、高学年から中学校にかけては、自分で家庭学習の計画を立てて自主的に取組むようになります。

そのために家庭では、

  • いっしょに調べたり、いっしょに学習する姿勢を持ちましょう
  • どんなことを学んでいるか、どこが分かっていないかに関心を持ちましょう。
  • 静かで落ち着いた学習の雰囲気をつくりましょう。
  •  学習の様子を見守ったり学習したことを点検したりして、頑張りを認め、ほめましょう。

このような実態から、佐賀市の子どもたちに次のようなことが望まれます。

  1. 自律した生活リズムの形成
  2. 学年相応の家庭学習時間の確保
  3. 計画的な家庭学習

基礎学力を身につけ健やかに育っていくには、好ましい生活リズムの中で、家庭学習の習慣をきっちり身につけて、学校の授業と家庭学習の循環過程を築くことが大切です。
ご協力よろしくお願いします。

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教育部 教育総務課 教育政策係
〒840-0811 佐賀市大財3丁目11番21号 大財別館3階
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