シチメンソウはヒユ科の一年草です。
ケイトウという植物の仲間になります。
干潮時には陸地となり、満潮時には海水に浸るような環境に生育し、絶滅が危惧されている貴重な塩生植物です。
干満の差が大きな有明海はシチメンソウが自生するのにちょうどよい環境なのではないでしょうか。
生長の過程で色の変化がみられ、秋季に鮮やかな紅紫色となり、海岸を真っ赤に染め上げます。
紅葉の見頃は?
10月下旬~11月中旬(満潮時間は要注意)
シチメンソウを現地で観察するならここがおすすめ!
今年は昭和天皇行幸記念碑からおりた場所から西側のヤードがきれい。
インスタ映えする場所はここ!
シチメンソウと東よか干潟ビジターセンター「ひがさす」が写真におさまります。
また、夕日に赤く染まったシチメンソウもきれい。
シチメンソウのことをもっと知りたい!
東よか干潟ビジターセンター「ひがさす」の「ひがたの旅展示室」に行ってみよう。
東よか干潟
東よか干潟は、単一の干潟としては国内有数の規模を誇る有明海の干潟の一部であり、佐賀市南部の東与賀干拓の南に広がる泥の干潟です。有明海の干満差は最大約6mと日本最大で、干潮時には見渡す限りの広大な干潟が姿を現します。
干潟にはムツゴロウやワラスボ、シオマネキなど、有明海の泥干潟特有の生物が多く生息しています。また、シギ・チドリ類をはじめ、クロツラヘラサギ、ズグロカモメなどの絶滅危惧種を含む水鳥類の国内有数の渡りの中継地、越冬地となっています。
海岸沿いに広がる希少な塩生植物シチメンソウの群生は国内最大であり、佐賀県遺産に認定されています。