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北京の大気汚染(2013年2月5日)

更新:2015年02月27日

環境対策を軽視してきた「ツケ」

1月中旬から、北京市をはじめとして中国・都市部の大気汚染が深刻で、過去、最悪水準に達しているとのニュースを目にする毎日である。

呼吸器疾患が急増し、病院には長蛇の列ができているとのことである。

2月になっても環境は改善されず、今朝のニュースでは中国全土の4分の1、7割の都市で6億人が影響を受けているという。

その影響は海を渡って日本にも及んできた。

大気汚染は日本でも過去にあった。

昭和30年代半ばから問題になり昭和の40年代、公害列島と言われた頃はひどかった。

工業地帯といわれるところは深刻であった。九州では北九州市の八幡が特にひどかったと記憶する。

娘さん一家が中国で暮らしている友人の話だが、その友人は年に一度は娘さんのところを訪問するそうだ。

その娘さん、以前は広州市に住んでいた。

2年ほど前に訪問したときのことだが、昼間に太陽が見えない。

いつも曇天で、スモックなのか曇り日なのかわからない。

スモッグだろうと思っていたら、雨が降り出してはじめてその日が曇りだったことがわかったという。

中国で育った孫が日本に来て、天気のよい日に自分の影を見てびっくりしたそうだ。

「自分の影」とはもちろんお天道様による「影」だが、びっくりするほどにお天道様とは縁がなかったという。

その娘さん一家が広州から北京に転勤したので、この友人は「汚染地区からの脱出」を誰よりも喜んでいた。

しかし、今回の北京の大気汚染のニュースでがっくり。

友人の孫は喘息気味だというから、心配もなおさらのことである。

一連のニュースで、私は昭和40年代半ば、東京のJR中央線沿いの駅前で電光掲示板に光化学スモックに関する情報が流れていたのを思い出す。

この光化学スモック情報、その後、「光化学スモッグ」という言葉さえ耳にしなくなっていたが、2年ほど前から、夏場に再び聞くようになった。

それもわが九州で。

経済発展が著しい中国だが、経済至上主義で突っ走り、環境対策を軽視してきた「ツケ」がこれではないか。

問題になっている超微粒子状物質(p平方メートル.5)は肺の奥まで入り込み、喘息や気管支炎、肺がんを発症させる物質であるらしい。

佐賀県の観測データによると1月31日には、佐賀市においても環境基準法に定められた基準値を超える超微粒子状物質(p平方メートル.5)の値が観測されている。

佐賀市のホームページ等を使って、迅速に市民にお知らせする方法を検討したい。

このような対策をとらないですむように「国を挙げての環境対策」を中国に求めてやまない。

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