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みんなの財布(2012年7月6日)

更新:2015年02月27日

地域でできることはまず地域で

7月4日の朝日新聞一面のカオスの深淵、「誰が駆除?蜂の巣論争」という見出しが目に留まった。

千葉市での話題

ある市民が隣家に蜂の巣を見つけた。

近所の小さい子どもやお年寄りのことが心配になり、ツィッターで「駆除のため、何か補助がないか」とつぶやいた。

このつぶやきに対して千葉市長が反応した。

「住民個々の課題に税金で補助をすることは困難とご理解ください」と返信。

この返信を巡って、市長と市民のツィッターでの論争が始まり2日間で100件を超えるやり取りがあったそうだ。

市民の声として

「市民税を払っているから、駆除を市がやっても不公平ではない」

市長の言い分として

「税金を払っている人には何でもすべきなら、税金はいくら上げてもキリがない」

など、双方の主張が紹介されていたが、どちらの主張も頷ける。

要は住民からいただいた税金をどのように使うかである。

同じ千葉県には「すぐやる課」で有名な松戸市が近くにあり、松戸市では蜂の駆除にも対応しているということだから、千葉市長に対する風当たりは強かったに違いない。

今回の論争では、いろんな意見が出て行政サービスのあり方が議論され、税金に対する市民の認識も深まったということだから、結果としてはよかったのではないか。

肝心の蜂の巣の駆除は誰がしたのか記してはなかったが、今はなくなっているとのことである。

住民生活と密接な問題で行政がどの程度かかわればよいのか、佐賀市でも悩むことが多い。

悩むことが多いゆえに、対応する職員によって、サービスに差が出てはいけない。

昨年秋、佐賀市でも同じようなケースがあった。

市内の小学校の近くで、空き家になっている民家の屋敷にスズメ蜂が巣を作っていた。

近隣住民からSOSの発信があった。

佐賀市の対応マニュアルは

  1. まず蜂の巣の特徴をお聞きして、スズメ蜂かアシナガ蜂かの確認をする。
  2. 巣がアシナガ蜂のものであれば蜂の動きが鈍くなる夜に、市販の殺虫剤を用いて処理するようアドバイス。
  3. 巣がスズメ蜂の場合、巣に刺激を与えない限り刺すことは少ないので、早めに専門の業者へ駆除依頼をするようアドバイス。

この事案で職員は電話でマニュアルに沿った対応をしたつもりだったが、その意が相手に伝わらず、「市は不親切だ」と言われた。

そこで反省したことだが、電話でのやり取りでうまく伝わらない場合は、子どもや高齢者に危害が及ぶことも想定し、できるだけ現場に出向いて適切に対応することが必要だ。

これから一段と進む高齢化社会にあって、求められるサービスの種類と件数は増えるに違いない。

半面、財政は厳しくなる。税収アップは望めない。

こんなとき頼りになるのが「地域力」である。

現在、佐賀市では「地域でできることはまず地域で」といった地域コミュニティづくりを進めている。

「みんなの財布」を大切に使うためにも

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