Language

文字の大きさ

背景色

黒いギャング(2012年5月16日)

更新:2015年02月27日

ごみだしルールを守りましょう。

カーカーカー、朝はカラスの鳴き声で目が覚める。

春は鳥たちの子育てのシーズンでもある。

屋根瓦の下からから聞こえる小雀の鳴き声。

軒下に巣を作り、盛んにえさを運ぶツバメ。

電柱に無数の小枝を集めて巣作りしているカチガラス。

木の枝に無数の小枝でラーメンどんぶりのような巣を作り、卵をじっと抱く黒カラス。

わが子を育てる鳥の姿を見ていると、私たち人間が失ってはならないものも教えられる。

「ところが」である。

この鳥の中に最近、迷惑を通り越して恐ろしささえ感じさせられる「ギャング」がいる。それは黒カラスだ。

いずれも丈夫そうで尖ったくちばしを持つ、利口なハシブトガラスやハシボソガラスである。

これまでも、黒カラスが軒下で子育てしているツバメの巣を襲ったり、「ヨチヨチ歩き」で飛行練習中の小雀やツバメを襲う姿をたくさん見てきた。

幼鳥だけではない、2羽のカラスが1メートルぐらいはある青大将を攻撃していたこともある。

佐賀県庁周辺にはカラスが多く、「何とかしてください」という市民の声が絶えない。そこで佐賀県は、ひと月ほど前、武雄市の女子高校生の鷹匠に頼んで鷹を放ってカラスを追い払った。

そのあおりを食らったのか、県庁から2キロメートルぐらい離れた我が家の周辺部でも黒いカラスが集団で悪さをする話が続出している。

つい先日、異常なカラスの鳴き声でびっくりした人が家の外に出てみたら、目にしたのは黒いカラスの集団だったそうだ。なんと、地表には電柱の上部にあったはずのカチガラスの巣が丸ごと落ちていたそうだ。

「落ちる瞬間を見てはいないが、間違いなく黒カラスの集団での仕業だろう」と言われていた。

中の雛は、巣が丸ごと落ちたことで幸運にも無事であったため、佐賀県の保護施設に収容してもらったとのことである。

燃えるごみ収集日には、黒カラスの悪さがひどい。台所のごみがあるからだ。

ごみステーションにネットをかけていてもネットが軽いと役に立たず、ほとんどのステーションが黒カラスに荒らされている。

先週土曜日の朝、近所の焼き鳥屋の裏でカラスが100羽ほど群れていたので、「なんだろう」と近づいて見ると焼き鳥屋の専用ごみ容器をひっくり返して、ごみをあさっていた。店は無人で、そばを流れる川にもごみが散乱していた。

私はその日の夜、営業していた店主にごみの管理をお願いした。

翌朝、その店の裏には黒い姿はなかった。

最近では農家の畑での悪さもひどいそうだ。

今はエンドウやソラマメのシーズンだが、ここにも黒カラスが襲う。

隣の集落の農家の人の話であるが、「小屋の戸はこれまで昼間は開けっ放しだった。ところが最近、小屋の中でビニール袋に入れていた大豆を黒カラスに狙われ、小屋の中は豆だらけ。おまけに肥料袋もホガされて小屋の中は嵐の後のような惨状だったので、戸は閉めることにした」とのこと。

まさにやりたい放題の「黒いギャング」だ。

これに対する市役所のからす対策だが、これまでは、「巣の撤去」や「雛の捕獲」といった対応ほか、市街化調整区域ではJAさんと連携して、散弾銃による「射落とし」で対応している。ここ数年は毎年700羽から1000羽ぐらいの退治が精一杯とのこと。

しかし、これ以上、カラスの無法を許すわけにはいかない。

JAさんや猟友会のみなさんの協力を得て、黒カラスの退治に力を入れたい。

ここで、市民のみなさんへのお願いです。

ごみだしルールを守ってください。

ごみは決められた時間帯に出してください。

カラスの格好の餌となっている台所のごみは、指定袋に入れる前に目隠しの工夫をするとか、袋の中ほどに収めるとか、カラスが容易に引き出せないような心遣いをお願いします。

  • Facebookシェアボタン
  • Twitterツイートボタン
  • LINEに送るボタン

このページに関するお問い合わせ

総務部 秘書課 秘書係
〒840-8501 佐賀市栄町1番1号 本庁2階
電話:0952-40-7020 ファックス:0952-24-3463
メールアイコン このページの担当にメールを送る