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「決める」ということ(2012年4月16日)

更新:2015年02月27日

片方を立てれば片方は立たない。

利害が対立する案件でどちらかを選ばねばならない時は辛い。

片方を立てれば片方は立たない。

どちらを選んでも片方からは恨まれることになる。

このような場合、私たちはまず、当事者双方にお互い歩み寄ることをお願いし、双方合意できるところが見つからないかと努力する。

それが成功すれば肩の荷が下りるが、できない場合、どちらかを選ばざるを得ないことになってしまう。

その後は消化不良の釈然としないものが残ってしまう。

利害の対立があるものには神経を使う。

4月7日、諫早湾干拓堤防排水門の開門のことで鹿野農林水産大臣が佐賀を訪問された。

排水門の開門の方法や時期、期間について意見交換をすることが目的だった。

結果は「制限開門を基本として考えている」というこれまでの国側の回答の域を出なかった。佐賀県側の要望である「制限開門からスタートしても最後には全開門による調査」は残念ながら農林水産省が聞き置くところで、終わってしまった。

私たち関係首長も漁業者と一緒になって、有明海再生のために「将来的には全開門による調査」を訴えた。

良い回答はもらえなかったが、私たちの訴えを受け止める農林水産省側の苦しい思いも垣間見えた。

苦しい思いとは、全開門調査に要する費用の大きさのこともあろうが、佐賀と長崎との板ばさみである。

長崎県側はこの開門調査に絶対反対である。

開門を求める佐賀県側の声が福岡高裁の判決に裏打ちされたものであるゆえ、長崎県側の反対の声より、本来優先されてよいはずだが現実はそうは行かない。

長崎県側は開門した場合の長崎県側の防災や営農や漁業上の影響を懸念している。

私たち佐賀県側は長崎県側の防災や農業などにも十分配慮をした開門方法を要望しているつもりだが・・・

開門を求める声にたいして、その隣県からは開門に反対する声。

片方を立てれば片方が立たない。農林水産省の苦労もわかる。

同じような悩みが佐賀市にもある。

ある建物の使用を巡って使用団体とその建物の周辺に住んでおられる校区住民のみなさんとが紛糾している。

市役所は使用団体の申請を許可する立場。この種の申請、紛糾することは珍しいが、今回は紛糾している。

合意点を見つける努力を佐賀市も続けているが、なかなか合意点が見つからない。担当者の苦労は続く。

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