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【教育長だより】生きる力の源は「食」にあり

更新:2017年06月27日

神野小学校「元気もりもり週間」朝食の展示 神野小学校「食育クイズ」 神野小学校「食育カルタ大会」

神野小学校「元気もりもり

週間」朝食の展示

神野小学校「食育クイズ」

神野小学校「食育カルタ

大会」

 

平成26年2月5日

「鬼は外、福は内」の元気な声が学校や家庭から聞こえる、季節を分ける“節分”、そして立春。

いよいよ春近しの予感がします。

しかしながら学校では、ノロウイルスやインフルエンザが猛威を振るい、目に見えない脅威から子どもを守るための健康管理に細心の注意が必要な時期です。

また、過去、1月には“阪神・淡路大震災”、3月には“東日本大震災”という未曾有の自然災害に見舞われました。

私たちは、その災害があった月の間に当たる2月は、これら2つの災害について記憶を新たにし、それを後世に語り継ぐ月にすることが必要ではないでしょうか。

近年、世界各国に日本食レストランが増えてきており盛況であると聞きます。

また、日本への外国人旅行者が、寿司や天麩羅などの日本食をおいしそうに食べている光景をテレビ等でよく目にします。

そのたびに日本食の良さが海外にも広く認められるようになったのを感じるものです。

昨年12月、日本提案の「和食 日本人の伝統的な食文化」がユネスコ(国連教育科学文化機関)において無形文化遺産に登録されました。

これは、「和食」が健康食として高い評価をいただき世界的に認められたことになります。

日本の食文化の特徴として、

  • 新鮮で多様な食材とその持ち味を尊重していること
  • 栄養バランスに優れた健康的な食生活であること
  • 自然の美しさや季節の移ろいを表現していること
  • 年中行事と密接なかかわりを持っていること

等が挙げられ、望ましい食として高い評価を受けたところです。

日本の四季という自然環境を基盤にして生まれた、日本特有の食に対する価値観や生活様式、伝統・習慣が日本の食文化を創りだしています。

また、豆腐や納豆、味噌、醤油などへの加工、保存がきく魚の干ものや切干し大根、干ししいたけ、漬け物や佃煮等、郷土食には地域の自然と共存したすばらしい生活の知恵が息づいています。

しかしながら日本の現状を見ますと、食生活の多様化で和食離れが進むとともに食料の自給率の低下も心配されるところです。

また、農水技術の進歩で食材が季節に左右されることなく生産され、自然の恵み“旬”の意識も薄らいできています。

一方、子どもたちは偏った栄養摂取、朝食の欠食等、食生活の乱れや肥満・痩身傾向の現状が見られます。

今こそ、子どもたちに食に関する正しい知識と望ましい食習慣を培うことが重要な課題となっています。

併せて、日本の食文化であるで「和食」の良さやそれぞれの地域で育まれ受け継がれてきている「郷土食」への理解とその継承をしていかなければならないと考えます。

本来、食に関する問題は家庭が中心となって担うものですが、食生活の多様化とともに食事形態も変化してきており、家庭で十分な知識を得るのが困難になりつつあります。

また、大人が望ましい食生活を実践できていない場合もあります。

このような現状から、国は平成17年に「食育基本法」を、平成18年には「食育基本計画」を制定し、国民的課題と位置付けて食育の推進を図っているところです。

佐賀市においても国の方針に則り食育に力を注いでいるところです。

とりわけ学校においては、9年間の義務教育で「授業」や「給食の時間」を通して計画的な「食育」に取組み、佐賀市のすべての子どもたちに、次のようなことを身につけさせるようにしているところです。

  • 望ましい食生活の知識や食習慣を身につける。
  • 食事を通して自らの健康管理ができる。
  • 食べ物を大切にし、感謝の心を持つ。
  • 友だちと楽しく食事をし、社会性を身につける。
  • 地域の産物や食文化(郷土食)を理解する。

各学校では食育推進の一環として、1月には「給食週間」を設定し、それぞれ工夫をして子どもたちに“食”について考えさせるようにしています。

例えば神野小学校では、「元気もりもり週間」と銘打って、給食委員会の児童自身の計画による“食育カルタ大会”や“給食の歴史紙芝居会”等が行われました。

「食」は子どもにとって健全な心と身体を培い、生きる力の源であります。

市民のみなさんには学校給食への関心をより一層高めていただき、家庭と学校、地域が協働して食育の推進を図ってまいりたいと願うところです。

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教育部 教育総務課 教育政策係
〒840-0811 佐賀市大財3丁目11番21号 大財別館3階
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