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【教育長だより】育ちゆく子どもの表現力

更新:2017年06月27日

「第27回佐賀市少年の主張大会」晴れの受賞者 小学生の主張 中学生の主張

「第27回佐賀市少年の主

張大会」晴れの受賞者

小学生の主張 中学生の主張

 

平成25年12月25日

今年も残り少なくなってまいりました。

毎年の事ながら、日を追うごとに社会全体が年末の慌ただしい雰囲気となり、やがて新年を迎える活気と希望へと変り心が弾みます。

子どもたちにとっても楽しい冬休みです。

誰しも子どもの頃を思い起こしますと、冬休み前には決まって友だちと思いっきり遊びの計画を立てたのではないでしょうか。

秘密の基地作り、こまや凧揚げ、カルタや双六遊び・・・。

遊びの合間には、友だちと焼き餅やみかん、干し柿でお腹を満たし、冬休みは、年末から新年の雰囲気を身体一杯に味わったものです。

今、書店には新しい装いの来年の日記が店頭を飾っています。

新しい日記を買うのも新年を迎える喜びのひとつでしょう。

“書かざれど すでにわがもの 新日記”

やがて新年を迎えると、その年の恵方に当たる方角の神社仏閣にお参りする初詣に始まり、新年をその地域独特の伝統的な行事でお祝いし年始の賑わいに浸ります。

“かんざしの ゆれつつ下る 初詣”

これから社会全体が年の瀬へと向う忙しさの喧騒から、一夜明けると、静けさからやがて賑わい、華やかさへと化す日本独特の雰囲気を持った伝統的な新年を迎えることになります。

この期間は、子どもにとっても、日本の情緒あふれる年末・年始の行事を家庭や地域社会で生活体験や社会体験をとおして味わいながら成長していくものです。

是非、日本の行く年来る年の国民的行事を家庭や地域行事の中で、子どもたちに“出番・役割”を持たせながら“承認(ほめる)”することを心がけていただき、子どもの主体的な生活を大切にしてほしいと願っています。

さて、今月1日に開催された「第27回佐賀市少年の主張大会」では、26名の校区代表の小中学生が、学校や家庭、地域で学んだことをもとに自らの考えを発表してくれました。

それぞれの内容は、その学年の子どもとは思えないぐらいしっかりしたもので、しかも堂々としたスピーチぶりには大変感動いたしました。佐賀市の子どもたちが、多様な場で多くの学びをとおして豊かな表現力を身につけていっていることを実感しました。私の感想をまじえながらいくつかを紹介しましょう。

  • 身近な両親の米作りに取組む日々の働く姿をとおして、子どもは、その努力と情熱を感じとり、働く親に対して感謝と尊敬の心を育てていっています。
    やがて農業に誇りを持つようになった子どもは、日本の農業の視点から、米の味の追求や品種改良に取組む日本人の知恵と努力に触れ、TPPにまで感想が及んでいました。(小5)
     
  • 親とともに地域の川掃除に参加した子どもは、自分にできる川掃除の手伝いをし、それを地域のおじさんから、「よく頑張ったね。」とほめてもらったことがとても嬉しかったようです。
    川掃除という地域の協働作業をとおして、地域の人々とふれあい、地域の人々の絆を感じてくれていました。(小5)
     
  • 現在の情報化が急進展する社会では子どもから大人までその便利さの恩恵を受けます。
    しかしそこには使い手のマナーが極めて大切になります。生徒は、学校でフェイスブックやライン、メールの正しい使い方について学習し、それをもとに、使い手の側に重い責任があることを考え、情報化に主体的に対応していこうとする実践の決意を述べていました。(中3)
     
  • 子どもたちは、自分の将来を考える時には色々な迷いが生じます。そんな時、ふと小学校時代の担任教師が海外ボランティアの話をされたのを思い出したそうです。
    当時、担任が自信を持って熱く語ってくれた姿と話の内容から、当時の担任教師の生き方を知り、数年たった今、改めてそこから学び自分の将来像を描いて努力をしている自分の姿をアピールしてくれました。(中2)
     
  • 韓国の姉妹小学校との児童交流や、久米島町との中学生交流による同年代交流生との体験活動をとおして、友情を育むとともに相互の歴史的な関係を理解し、それぞれの地域の特性、歴史や自然・文化等を学び合ったことをもとに、学年に応じた観点から自らの考えを持ち、述べていました。
    同世代の協同的な体験活動をとおした交流は、それを重ねていくことで、やがて地域間相互の友好関係が濃密になっていくことでしょう。(小6、中2)

これらの子どもたちのすばらしいメッセージは、大人である私たちの襟を正してくれます。

子どもたちは、学校のみならず、家庭で、地域社会で、子どもを取り巻く環境の全ての場において学んでいるんですね。

しかも、体験的な活動は子どもの考えを確かなものにしてくれています。

先般、「子どもへのまなざし運動」の第4回「まなざしキラリ賞」の審査会に出席をいたしました。

個人の部に15人、団体の部に10団体の応募があり、子どもへの温かいまなざし、実践でどれもキラリと光っていました。

改めて、佐賀市民総ぐるみで取組んでいる「子どもへのまなざし運動」の子どもを育む4つの場、“家庭の役割、地域の役割、企業の役割、学校の役割”を自覚し、連携を強めて取組んでいきたいと感じたところです。

来る2014(平成26)年も佐賀市の教育の推進にご支援・ご協力をよろしくお願いします。

どうか良いお年をお迎えください。

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