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【教育長だより】佐野常民 美へのまなざし

更新:2017年06月27日

オープニングセレモニーの様子 博愛少年団による「佐野先生を讃える歌」の合唱 展示作品前でのギャラリートーク
オープニングセレモニーの様子 博愛少年団による「佐野先生を讃える歌」の合唱展示 作品前でのギャラリートーク

平成24年11月12日(月)

“此の道や 行く人なしに 秋の暮れ(芭蕉)” とか

“さびしさは その色としも なかりけり まき立つ山の 秋の夕暮れ(寂蓮法師)” など

日本の秋を詠んだ詩歌には情緒があふれ感動します。

日本の秋、特に晩秋の夕暮れの情景には、哀愁が漂い心穏やかになります。

立冬を過ぎ、暦の上では冬。

刈り取られた田園の上空を色とりどりに、いろいろな形のバルーンで賑わった「2012佐賀インターナショナルバルーンフェスタ」も終わり、ふるさと佐賀もいよいよ冬支度へと向います。

今年は、政治的には領土問題に揺れ国際緊張が高まる中、教育ではいじめ問題が社会問題となり学校教育の信頼回復に向けた努力が求められています。

そのような中で、ノーベル生理学・医学賞を受賞した山中 伸弥 京都大学教授の快挙は日本のみならず全世界の人々の賞賛を受けています。これからの医学の進展に弾みがつくことでしょう。

さて現在、佐野常民記念館では「佐野常民没後110年記念企画展~佐野常民“美”へのさそい~」を催しています。10月6日(土)にそのオープニングセレモニーを行い、12月24日(月)まで一般公開をします。

今年は、佐野 常民公が1902年80歳で生涯を閉じられてから110年を迎えています。その記念企画展として、日本赤十字社所蔵の世界的に著名な画家の作品を展示しています。この記念企画展の開催に当たりましては日本赤十字社に絶大なご協力をいただいているところです。

 

ところで、常民は幕末から明治の時代を背景に、政治・産業・科学・芸術の幅広い分野で先進的な活動をし、数々の業績を残しています。日本赤十字社の創設者としてはあまりにも有名ですが、その社長を務めていた明治初期、当時衰退しつつあった日本美術界の現状に危機感を抱いて、1879年、現日本美術協会の前身となる龍池会を結成して、伝統美術の保護・振興に尽力しました。

本記念企画展では、パブロ・ピカソの「アトリエの画家」、東郷青児の「ナース像」・「ソルフェリーノの啓示」、東山魁夷の「晴れゆく朝霧」、梅原龍三郎の「パリス審判図」、藤田嗣治の「佛印メコンの廣野」、五姓田芳柳(二世)の「海」、作家6名の7作品を展示しているところです。みなさんにとっては、いずれも聞き覚えのある画家たちではないでしょうか。

これらの作品は佐賀県内初公開であり、是非この機会に多くの市民のみなさんに鑑賞いただき、日本赤十字社の精神である「人道~人間を救うのは人間だ~」に共鳴した画家たちの想いと日本の美術に対する常民の想いを感じていただければと期待をしているところです。

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