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【教育長だより】いじめのない学校をめざして

更新:2017年06月27日

「佐賀市平和展」で学習発表をした小中一貫校松梅校中学部3年生 「いじめゼロのやくそく~レインボウさくせん~」を宣言する神野小 10/1「いじめ・命を考える日」全校生徒で真剣に学習を深めている昭栄中
「佐賀市平和展」で学習発表をした小中一貫校松梅校中学部3年生 いじめゼロのやくそく~レインボウさくせん~」を宣言する神野小 「10/1「いじめ・命を考える日」全校生徒で真剣に学習を深めている昭栄中

平成24年10月12日

『近所の小学校の運動会の様子が、風に乗って運ばれてくる。スピーカーから流れるレコードの歌声、子どもたちの健康な歓声、先生の吹く笛の音、そして、くっきりと澄み渡った青い空。そのなごやかさの中にぼんやり身を浸していると、自分の子どもの頃がよみがえってくる。運動会の朝は、白いシャツに黒いブルマー、オカッパにはキリリとはち巻きを締めて、新しい運動ぐつのひもを結ぶ間ももどかしく家から飛び出して、小学校への道をまっしぐらに走ったものだった。・・・・・』

「二十四の瞳」で大石先生役を演じた女優の高峰 秀子さんの追想です。

小学校時代の懐かしい思い出から、高峰さんの当時の学校への温かい想いが伝わってまいります。“学校に行くのが楽しい”“早く友だちに会いたい”“先生と一緒に勉強したい”、子どもにとって、心をわくわくさせるそんな学校でありたいものです。

今年の第21回佐賀市平和展(8月9日~12日)では、小中一貫校松梅校中学部3年生が沖縄での現地学習をもとに相互に学んだことを、「平和について考えるとき・・・」と題して学習発表を行いました。戦争の悲惨さや命の大切さについての内容は当然ながらも、生徒たちの学びの根底には、常に「私たちにできること~平和のために私たちにもできることがある」という視点がありました。

今回の学習をとおして生徒たちは、

  • 平和について学ぶこと
  • 平和を語り続けること

に気づき、

さらに、私たちに今できることから始めることとして

ア 家族を大切にすること

イ 友だちを大切にすること

ウ 人を大切にすること

エ 自然を大切にすること

オ ふるさとを大切にすること

カ 世界中の恵まれない子どもたちへのボランティア活動を行うこと

とまとめていました。

戦争の実態から学習を始め、平和な社会を築くためには、身近な日常生活での人としてのあり方、人との関わり方が大切さであることに着眼し、そこから自分たちの実践目標を明確にしています。参加者は、一同に学習の深まりに感心されていました。

折りしも、「いじめ」が社会問題となっている今、最上級生がこのような気持ちを持って日々の生活を送る小中一貫校松梅校では、いじめ問題は起きないだろうと心が温かくなりました。

さて、現在佐賀市内には、約19,000人の児童生徒が54の小・中学校で学んでいます。教育委員会では、市内小・中学校から“いじめを根絶する”という強い決意を持って臨んでいるところです。

第2学期の始業日(9月3日)には、佐賀市全小・中学校一斉に、児童会・生徒会を中心に児童生徒による「いじめゼロのやくそく」「いじめゼロ宣言」を行いました。子どもたちがいじめ問題を、自らの問題とし自ら考え、いじめゼロに向けて子ども同士が協働し、教職員とともに実践していこうと決意する“宣言の日”といたしました。

 

宣言文の内容は、小学校は、児童の意識を大切にするために児童による話し合い活動(モデル校は新栄小学校)をとおして出された意見を整理して採択し、中学校は全中学校の生徒会役員で協議し採択したものです。

小学校では

佐賀市小学生『いじめ 0(ゼロ) のやくそく』~レインボーさくせん

わたしたち、佐賀市の小学生は、クラスや学校の友だちと力を合わせ、いじめゼロに向って、7つのやくそくをします。

  1.  友だちをたいせつにし、いやがることをしません。
  2.  いじめを見たら、「だめだよ!」と言います。
  3.  いじめを見たら、先生やまわりの人に知らせます。
  4.  こまったときには、すぐにかぞくや先生にそうだんします。
  5.  友だちをさそい、ひとりぼっちをつくりません。
  6.  友だちを元気にする、ぽかぽかことばをふやします。
  7.  だれとでもなかよくし、えがおあふれるクラスにします。

平成24年9月3日

中学校では

『いじめゼロ宣言』

わたしたちは佐賀市からいじめをなくしていきます。

いじめている人へ・・・・

  • 相手の立場になって自分の言動を見直し感情のコントロールができるようになろう。
  • 相手の心を元気にする言葉の花束を贈ろう。

いじめられている人へ・・・・

  • 「大丈夫だよ」 ひとりで悩みを抱え込まないで『相談』という扉を開いてみなよ。きっと何かが変わるから。

まわりで見ている人へ・・・・

  • 信頼できる人と協力し、勇気を出していじめをとめよう。見て見ぬふりをすることもいじめだから。

親を含めた大人の人へ・・・・

  • 大人には子どものSOSに気づく義務があります。
  • 親は子どもときちんと正面から向き合い、コミュニケーションをとってください。
  • 子どもの不安をあおることのない適切な報道をしてください。

平成24年9月3日

本市では、毎月1日には、「佐賀市いじめ・命を考える日」として、全小中学校で継続して学習に取組んでいます。各学校では、この取組みを充実させるとともに学校教育活動全体で人権尊重の学習を進め、教師と子どもが協働していじめのない学校・風土づくりを目指していきます。

また、市民総参加子ども育成運動「子どもへのまなざし運動」の理念の一つには“子どもの声に耳を傾け 子どもの権利を尊重する”とあります。家庭では、子どもとの会話をとおして、その表情や言動から子どもの生活の様子、変化を知っていただきたいですね。また、地域においても子どもの生活の様子に気配り・目配りをいただき、まなざしを注いでいただければと思います。

いじめをなくすためには、学校と家庭・地域が相互に「連絡・相談」をし合う双方向の信頼関係が必要です。相互連携で佐賀市の学校からいじめをなくしてまいりましょう。ご協力よろしくお願いします。

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教育部 教育総務課 教育政策係
〒840-0811 佐賀市大財3丁目11番21号 大財別館3階
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