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【教育長だより】伸びゆく子どもたち

更新:2017年06月27日

自ら考え行動する「ボランティア活動」に頑張る子どもたち ボランティア活動の様子(中川副小) 生徒会主催「あいさつ運動」の輪が広がる(富士中)
自ら考え行動する「ボランティア活動」に頑張る子どもたち(中川副小) ボランティア活動の様子(中川副小) 生徒会主催「あいさつ運動」の輪が広がる(富士中)

平成24年7月23日

梅雨末期に九州北部を襲った豪雨は、至る所に大きな犠牲と爪あとを残しました。

この度の災害で尊い命を落とされた方々のご冥福をお祈りします。

そして、1日も早い災害からの復旧を願うものです。

またしても、学校での「防災教育」の重要性を、小さい頃からの「命の大切さ」の教育を痛感したところです。

さて、市内の小中学校に通う子どもたちは1学期を終え、学校から開放されて楽しい夏休みを迎えました。

いつの時代の子どもたちも、長い夏休みを心待ちにしたものです。

“朝顔に 口笛ひようと 夏休み(汀女)”

の句のように、子どもたちの心は、夏休みへの思いと期待で広がり膨らんでいくのです。

子どもたちは、それぞれ学年なりに1日の生活の計画を立てて、張り切って家庭生活に入ります。

が、後半になると次第に…。これもまた育ちゆく子どもの特徴でしょう。

1日のスタートはラジオ体操に始まり、虫取りや魚とりに興じ、地域の夏祭りや海水浴、花火大会等を心待ちにし、海や山に、この時期にしか味わえない自然を相手に、また行事をとおして家族や地域の多くの人と関わってさまざまな自然体験や社会体験をします。

そして、家庭の一員としての生活体験などの機会も増えます。

 

さてみなさんには、各学校から子どもたちの学校での生活や学習の様子、お知らせ等を各種のおたよりとして届けています。

学校の責任者である校長が定期的に発行する“校長だより”は、学校経営方針に沿って子どもたちの教育活動の様子等を紹介しています。

その中から子どもたちの成長ぶりが読み取れるのではないでしょうか。

学校からのおたよりは、子どもの成長の過程をお知らせするものでもあります。

 

校長だよりから、この1学期間の教育活動をとおして成長してきた子どもたちの様子を一部抜粋して紹介してみましょう。

◆あいさつは人と交わる力の根幹で、良好な人間関係を築くために欠かせない必要条件だと言われます。

幼稚園や保育園から多くの先生方が1年生の授業を参観された時の感想に、「初めて訪問させていただいたのに、見知らぬわたしに元気よく『おはようございます。』とあいさつをしてくれたので、とっても気持ちがよかったですよ。お陰で1年生の授業を気持ちよく参観させていただきました。」や、「とてもいい学校ですね。うれしい気持ちになりました。」などがありました。〔諸富南小学校〕

◆十坊山登山、急な登り道を前の女子のリュックを押し、後ろの女子の手を引き、わたしにまで「大丈夫ですか。」と声をかける男子。

下り道の落ち葉で友達が滑らないようにずっと落ち葉を寄せ続けた子どもたち。

飯盒炊飯のカレー作りの時、熱いかまどの前でずっとカレーを混ぜ続け、煙にむせながら薪を燃やし続け、焦げた鍋を磨き続けた子どもたち。

ファイヤーストームの出し物でCDプレーヤーが故障し曲がならなかった時、自然に歌い出した多くの子どもたち。

「登りがあるから下りが楽しい。こんなに平らな道が楽とは思わなかった。」など、困難な場面でも笑顔で「楽しい。」と言ってくれたことは特に印象的でした。〔川上小学校〕

◆ボランティアサービス週間(V・S週間)で集まったV・Sカードの仕分け作業をJRC委員会の子どもたちが、黙々とがんばっていました。

学年ごとに、誰が何回ボランティアを行ったかを書き出していました。

カードの内容には、「毎日のあいさつを元気にする」「トイレのスリッパ並べをがんばる」「ごみが落ちていたら拾う」等、自分にできることを「気づき・考え・実行する」をめあてに、たくさんの子どもたちが行動に移していました。〔中川副小学校〕

◆毎月1週間を「家庭学習パワーアップ習慣」として位置づけ取組んだ結果、家庭学習の目標時間の達成率は、平日・週末ともに90%を超えるようになりました。〔小中一貫校松梅校小学部〕

◆地域の環境美化と健康づくりを兼ねた生徒会活動「クリーン・クリーン健康ウォーク」をノー部活動デーに実施しました。

全校、約90名の整美委員で実施する予定でしたが、このボランティア活動に多くの生徒が協力してくれ230名ほどになりました。

この時の様子は、STSサガテレビで紹介されました。〔城北中学校〕

◆礼儀正しく素直なあいさつができる生徒たち。全校集会で整然とした姿。

部活動で出会うと、きちんと立ち止まって元気あふれる声であいさつをする生徒。

前PTA会長さんが、「3月に全国大会に出場した野球部を学校に出迎えに行った時、帰ろうとする貸し切りバスの運転手さんに走り寄って、全員でお礼のあいさつをしていた姿に心を打たれました。

強くなれば天狗になるのではなく、さらに礼儀正しさや感謝の気持ちを表すことができる金泉中の生徒を誇りに思います。」と話してくださいました。

勝利することだけでなく、部活動をとおして豊かな人間性を育むことの大切さを知った生徒たち。

先生の指導や保護者、地域のみなさんの温かい“承認”の言葉を受け、生徒自信が、「生きていくために何を身につけていかねばならないのか」を悟ってきたのだと思います。

なぜなら、どんな場面においても一人ひとりが礼儀正しいあいさつができているからです。〔金泉中学校〕

◆生徒会の本部役員から始めた「あいさつ運動」が、全生徒参加で実施されるようになりました。

登校したら次々にあいさつ運動に加わります。朝から生徒たちの「おはようございます。」の声が響き渡り、8時頃には全生徒でいっぱいになります。

あいさつ運動が終わった後、しっかりとあいさつができた生徒には、生徒会長から、手作りの緑の葉が手渡されます。〔富士中学校〕

 

校長だよりからほんの一部を紹介しましたが、子どもたちが数々の教育活動をとおして成長してきている様子がうかがえると思います。

“こころ”が育ち、“知恵”が膨らみ、さらに“たくましく”育ちゆく佐賀市の子どもたち。

市内の全小中学校では、子どもたちの成長に確かな手ごたえを感じて1学期を終えたところです。

 

子どもたちにとって夏休みの生活は、家庭や地域が舞台となります。

そこは、学校では体験できないさらにたくましく成長するための豊かな体験の機会と場の宝庫なのです。

教育に携わる者にとっては、2学期の始業式でひとまわりたくましくなった子どもたちの姿に会うのが楽しみなのです。

伸びゆく子どもたちを地域全体で見守っていただきたいと願っています。「子どもへのまなざし運動」の一環としても。

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