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【教育長だより】図書館は宝の山

更新:2017年06月27日

小中一貫校松梅校の開校式の様子(1) 小中一貫校松梅校の開校式の様子(2) 小中一貫校松梅校の開校式の様子(3)
小中一貫校松梅校の開校式の様子(1) 小中一貫校松梅校の開校式の様子(2) 小中一貫校松梅校の開校式の様子(3)

平成24年4月24日

春は社会全体が新年度スタートの雰囲気に包まれます。

学校では、園児から学生まで入学(園)式が行われ、新鮮な感がします。とりわけ、小学校の入学式は印象に残るものではないでしょうか。

~ 入学児 母を離れて 列にあり(松尾 静子)~

入学式をさかいに、ピカピカの真新しいランドセルを背負い、上級生に手を引かれたり友だちと談笑したりしながら通学する新1年生の姿は、実にかわいらしいもので、思わず「がんばれ!」と声をかけたくなります。

佐賀市におきましても、4月10日(火)、11日(水)の両日に全小・中学校の入学式を終えました。1日目は、まだ桜の花が枝にしっかりと残り、日本らしい風情の中で、小学校を中心に入学式が行われました。

そしてこの日は、松梅小学校と中学校では「佐賀市立小中一貫校 松梅校」の開校式、続いて小中合同の入学式がありました。2日目は、天候が一変し、早朝より大雨警報が発令された中での中学校の入学式でした。平成24年度は、小学生約2,100名、中学生約2,000名が新1年生として入学し、佐賀市の新学期がスタートいたしました。

佐賀市教育委員会では「第二次佐賀市教育基本計画」の2年次を迎えますが、初年度の反省に立ち、より充実した事業へと継続・発展させ、基本目標『市民としての責任と自覚を持ち、さがを創る個性と創造性に富む人づくり』に迫りたいと考えます。

そのためには、縦軸に当たる学校教育では、(1)基礎学力 (2)倫理観・社会常識 (3)ふるさとを誇りに思い、愛着を持つ という3つの力を身につけた子ども(目指す子ども像)の育成を目指し、社会の一員として心豊かにたくましく生きるため、個性を尊重し創造性を育む教育を進めてまいります。

併せて、横軸では市民総参加子ども育成運動「子どもへのまなざし運動」を基軸に、事業を行ってまいります。

市民のみなさんには、それぞれの地域で子どもへの声かけや見守りをよろしくお願いします。

さて、情報化が進んだ現代社会では、人々の生活は大きく変化し、誰でも・いつでも・どこでも必要な情報・知識を得ることができます。最新機器の操作で、視覚的、感覚的に入手できる手軽さの反面、活字離れや本離れを危惧される面もあります。本から学ぶよさや楽しさを知り、生涯にわたって本に親しむことは、どんなに社会が変化しても「不易」な部分であり、人が成長するに必要なことではないでしょうか。佐賀市には市立図書館、分館、分室が、また各小中学校には学校図書館があります。平成24年度のスタートに当たり、市民総ぐるみで本に親しもうではありませんか。

ところで、わが国において初めて公の図書館が誕生したのは、1872年(明治5年)4月2日と言われています。当時、明治政府は、東京湯島にヨーロッパ風の近代的な図書館「東京書籍館」を設置しました。その後、「東京図書館」と改称されたそうです。呼び名も「(とうきょう)しょじゃくかん」から「(とうきょう)ずしょかん」となり、さらに、1892年(明治30年)に上野に移されて「帝国図書館」となり、この時初めて、「としょかん」と呼ばれ、それが現在の上野図書館に至っているそうです。もともと、西洋の図書館に似たものは、大宝律令で設置された図書寮であり、「ずしょ(りょう)」と呼んでいました。全国的に呼び名が「としょかん」に統一されたのは、大正時代以降と言われています。

文部科学省は、「生きる力」を育むという理念の下、知識や技能の習得とともに思考力・判断力・表現力等の育成を重視する新学習指導要領が全面実施される中、「読書センター」・「学習・情報センター」としての学校図書館の機能向上が必要であるとしています。学校図書館(室)には、多くの図書資料等を備え、“学校教育の中核”として、その役割を果たすよう期待しているのです。その学校図書館の機能を簡単に説明しましょう。

  •  1つには、「読書センター」として

図書館は、子どもたちにとって自由な読書の空間であり、教師にとっては子どもへの読書指導の場でもあります。読書の楽しさを味わわせ、その習慣を身につけさせることができます。読書は、子どもに想像力と創造力を培い、学習への興味・関心を育て、さらには、豊かな心をはぐくむことができるのです。

  •  2つには、「学習・情報センター」として

図書館は、子どもたちの自発的、主体的な学習活動を支え、情報の収集・選択・活用能力を育てるのです。そのために、教師は、図書館で計画的に図書資料を使った授業を行い、活用することで、調べ学習の学び方を身につけさせることができます。また、子どもたちが教室の授業で学んだことを、図書館の資料で確かめたり、深めたりして主体的な学習の支援を行うことができるのです。

佐賀市の子どもたちが、小さい頃から本に親しみ、その楽しさを生涯の友にできるような大人に育ってもらいたいものです。そのような態度を育てることもまた「子どもへのまなざし運動」で言う大人の努めでもあり、ひいては「第二次佐賀市教育基本計画」の基本目標に迫るひとつの方策ではないでしょうか.

商品開発のために図書館を活用しているというある会社経営者の方が、「図書館は宝の山である。子どもの時代からそれを実感させ、自主独立の気概を養え!」と訴えられたことを改めて考えるのです。

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