令和元年度人権啓発ポスターコンクール優秀作品
小学生の部
あなたの人権 わたしの人権
「トイレと人権」
皆さんは、トイレで「用をたす」ことに不自由さを感じたことはありませんか?
衛生的なトイレを使えないのは、世界人口の3人に1人の割合です。24億人が基本的な衛生設備のない生活をしており、トイレは感染症や性犯罪を誘発するなど、生命や人権を脅かす重大な社会問題を招いています。
日本のトイレは世界一清潔で快適だといわれるようになりましたが、まだまだ悩みを抱える人がいます。
体の性と心の性が異なるトランスジェンダーは、周囲の目が気になりトイレに入ることを我慢し、体調を悪くしてしまう人もいます。
障がいのある人にとっても不便なく利用できる環境が不可欠です。最近は「だれでもトイレ」や「多目的トイレ」も増えてきましたが、高機能であるために、複雑なボタンやレバーなどがわかりにくいなどの困難があるそうです。
近年、災害時の避難所では、トイレの不足や衛生面の問題から、使用を控えようとする人が相次ぎ、健康被害をうけてしまうことも明らかになりました。
今後、男性中心の職場に女性が進出すると、これまでの女性用のトイレの数では足りません。子育てをする父親が増えると、男性用トイレに乳幼児用のベッドがさらに必要になります。外国からの訪問客にもわかりやすい表示が不可欠です。
社会の変化によってトイレに対するニーズが多様化していきます。多様な私たちが安心して使えるトイレであってほしいものです。
(社会同和教育指導員)
毎月1日は「いじめ・いのちを考える日」です。
毎月11日は「人権を考える日」です。
このページに関するお問い合わせ
市民生活部 人権・同和政策・男女参画課 人権啓発係〒849-0919 佐賀市兵庫北三丁目8番36号ほほえみ館
電話:0952-40-7367 ファックス:0952-34-4549
