「地域循環共生圏」という言葉をご存知ですか?
「地域循環共生圏」とは、各地域が美しい自然景観等の地域資源を最大限活用しながら自立・分散型の社会を形成しつつ、地域の特性に応じて資源を補完し支え合うことにより、地域の活力が最大限に発揮されることを目指す考え方で、国連の「持続可能な開発目標」(SDGs)や「パリ協定」といった世界の潮流や複雑化する環境・経済・社会の課題を踏まえ、複数の課題の統合的な解決というSDGsの考え方も活用して、2018年4月に閣議決定した第五次環境基本計画で提唱されました。
地域の資源、自分たちの目の前にあるものの可能性をもう一度考え直し、その資源を有効活用しながら環境・経済・社会をよくしよう、資源を融通し合うネットワークをつくっていこうというものです。
さらに詳しく知りたい場合はコチラ→<地域循環共生圏ポータルサイト>
佐賀市地域循環共生圏づくりのイメージ
佐賀市ではさまざまな環境施策に取り組んでいますが、「佐賀市地域循環共生圏構想」では、現在取り組んでいるものを磨き上げ、佐賀市の特性・地域資源を活かした自立・分散型の社会を形成することを目指しています。
佐賀市の地域循環共生圏づくりに関連する取り組み例
炭素循環 | 資源循環 | 経済循環 | 人の循環 | SDGsの目標 | |
---|---|---|---|---|---|
清掃工場CCU事業 | 〇 | 〇 | 〇 | 7・11・12・13 | |
電力の地産地消 | 〇 | 〇 | 〇 | 7・8・12・13 | |
小水力発電(清掃工場) | 〇 | 〇 | 7・8・13 | ||
小水力発電(洞鳴の滝) | 〇 | 〇 | 7・8・11・13 | ||
廃食用油リサイクル | 〇 | 〇 | 〇 | 7・12・13 | |
食品残渣リサイクル | 〇 | 〇 | 〇 | 2・12・13 | |
3010運動 | 〇 | 〇 | 〇 | 2・12・13 | |
買い物袋(マイバック)持参運動 | 〇 | 〇 | 〇 | 12・13 | |
バイオマス産業都市構想 | 〇 | 〇 | 〇 | 7・8・9・12・13 | |
下水浄化センターでのバイオマス利活用 | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 | 2・4・6・7・12・13・14・15 |
シギの恩返し米プロジェクト | 〇 | 〇 | 2・6・8・12・14・15・17 | ||
ファームマイレージ | 〇 | 〇 | 2・7・12・13 | ||
さがん農業サポーター登録制度 | 〇 | 〇 | 2・4・13 | ||
環境フォーラム | 〇 | 〇 | 4・12・13 | ||
学校版ISO | 〇 | 〇 | 〇 | 4・12・13 | |
東よか干潟ビジターセンター | 〇 | 〇 | 4・13・14・15 |
佐賀市民と考える佐賀市地域循環共生圏づくり
◆2019年11月19日 「佐賀市地域経済活性化学習会」
地球温暖化防止と地域経済活性化の両立を実現した自治体の事例や佐賀市域の資金の流れを知り、地域の「漏れバケツ」をふさいで資源や資金を循環させることが持続可能な社会をつくる鍵であることを学びました。
◆2020年1月10日・23日 「佐賀市地域循環共生圏づくりワークショップ」
地域循環共生圏を脱炭素と地域経済活性化の切り口で考え、2050年のあるべき佐賀市の姿に向かうために今取り組むべきことを考えました。
◆「佐賀市民版脱炭素ロードマップ」
「佐賀市地域循環共生圏づくりワークショップ」参加者の意見を基に、市民版の脱炭素ロードマップをつくりました。→こちらをクリック
関連リンク
・再生可能エネルギー等イノベーション共創プラットフォーム(佐賀県)
関連資料
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