平成30年度人権啓発ポスターコンクール優秀作品
中学生の部
あなたの人権 わたしの人権
「子どもの人権を考えるとき」
新聞等の「お誕生日おめでとう」の子どもたちの顔を見ると、嬉しくなり、名前に込められた親の思いや願いを想像してしまいます。
ところが最近、大人による子どもへの虐待のニュースが、テレビや新聞によく取り上げられるようになりました。子どもに対する暴力等で、心身を深く傷つけたり、死に至るような結果を招いたりしています。子どもの人権の根本である生命が脅かされています。
最近は核家族化の影響からか、プライバシーの保護が優先されています。地域住民がやむを得ず家庭の問題に関わろうとすると「口を出さないでもらいたい」とか「余計なおせっかいだ」と言われかねません。おかしいと気付いても関わることをためらってしまいます。
すべての子どもに安心して「育つ権利」があり、また、子どもがつらく悲しい思いをすることのないように「守られる権利」があると、「子どもの権利条約」に定められています。子どもが、一人の人間として認められ、さまざまな権利が守られるためには大人の関わりが大変重要です。
万一、家庭で子どもの権利が認められないようなことが起きたとき、地域が子どもからのサインを受け止め、いち早く関わる勇気も大切だと思います。
将来を期待されている子どものためと思えば、「勇気あるおせっかい?」も必要ではないでしょうか。
(社会同和教育指導員)
毎月 1日は「いじめ・いのちを考える日」です。
毎月11日は「人権を考える日」です。
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