諸富町に残る昔懐かしい田園風景　江口邸

更新：2023年06月28日

江口邸

所在地:諸富町為重
構造:木造2階建
用途:専用住宅
完成年:18世紀後期頃【聞き取り】

作品講評

　諸富町の田園地帯にあるこの家は18世紀後期の建築で、かつては佐賀平野を中心に数多く見られた「くど造り（※）」の民家です。佐賀市の中心部を離れた所でも都市化が進み、古い建物が次々と壊されています。そうした中、江口邸は数少なくなった歴史的建物の一つといえます。
　茅葺き屋根が周りの樹木とあいまって、昔懐かしい佐賀の田園風景を今に伝えています。

※くど造り：数棟の建物がつらなって、上から見ると屋根がコの字形になるもので、その正面から見た形が、かまどの別称「くど」のように見えることからその名で呼ばれています。

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