竹下邸
竹下邸1
道祖元町の南側に北を正面として建ち、深川汽船会社を興した深川嘉一郎によって、明治中期に建築されたと考えられる町家建築で、昭和16年(1941年)に竹下家の所有となりました。
主屋は妻入り2階建て、妻入り平屋建ての角座敷を並べ建て、両者を繋いだ屋根はエの字型となり、切妻造り本瓦葺きの屋根をのせています。主屋の表構えは大壁造りの2階に水切り庇付き小窓を3箇所に設け、1階出入り口両側に格子戸を建て、内部には本格的な洋間も設けられ、明治期を代表する町家建築として貴重です。角座敷前には屋根付き板塀を建て、風格ある景観を形成し、向かいの山下邸とともに道祖元町の景観に欠くことのできない存在です。
- 所在地:道祖元町50-1
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