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本行寺

更新:2015年02月26日

本行寺

本行寺

本行寺

日蓮宗身延山派の寺院で、常住山と号します。開山の日政上人に帰依した龍造寺胤家により、永正15年(1518年)城北に建立され、慶長15年(1610年)に現在地に移転したと伝えられています。与賀龍造寺家の菩提寺であり、境内には胤家の墓があります。

かつて与賀神社参道に開いていた参道の正面に、南面を正面として本堂と東側の毘沙門堂がひとつ屋根の下に並び建っています。桁間11間、梁行5間を測る大きな堂で、屋根は入母屋造本瓦葺、軒唐破風を毘沙門堂に設け、本堂と東側の毘沙門堂それぞれ正面に向拝1間が付されています。過去帳には文化3年(1806年)に再建されたと記されており、建築年代も明確です。本堂正面に据えられた石造灯籠1対、毘沙門堂前に据えられた狛犬にも、文化3年の銘が残されています。

大型の特異な形式の日蓮宗本堂として建築的に重要で、本堂、毘沙門堂前の灯籠、狛犬、参道両側に並んだ対を成す石灯籠、明治40年の銘のある石門、江戸後期建築の清正公堂とともに、佐賀市の歴史的景観を形成する重要な建築物となっています。

  • 所在地:西田代1丁目4番6号

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