大坪邸

更新:2015年02月26日

大坪邸

大坪邸

大坪邸

佐賀市八戸1丁目を通る旧長崎街道沿いに屋敷を構える大坪邸は、かつて米屋を営んだ町家で、当初の建築年代は19世紀中期に遡ると推定されます。旧佐賀城下町に特徴的な主屋と貸家を棟続きとした町家で、大正11年(1922年)大きな改造が施され、現在の姿となりました。

街道沿いに北を正面として建ち、平入りの木造2階建で、屋根は入母屋造桟瓦葺、外壁は大壁造、軒裏まで漆喰で塗り込め、防火性に優れた居蔵造となっています。表構えは2階の大きな窓と中央に設けられた漆喰仕上げの戸袋が目を惹きます。この戸袋の下に通り土間が通され、西側にキタノマ、イマ、ザシキの3室が並び、東側にも通り土間をもつ、小規模な貸家が棟続きで続いていたと考えられます。表2階にもそれぞれ床の間を備えた座敷があり、米取引の顧客を泊めていました。イマは上部を吹き抜けとし、表2階との間に窓が設けられ、竿縁天井が高く張られたザシキには床の間が設けられ、縁側を介して庭園と繋がっていました。

旧城下町に特徴的な形式を備えた町家を、大正期に大きな改造を加えたものですが、佐賀らしい居蔵造の外観は堂々として存在感があり、佐賀市における旧長崎街道沿いの歴史的景観を形成する重要な建築物です。

  • 所在地:八戸1-3-30

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