薮内写真館1 | 薮内写真館2 |
薮内写真館
佐賀では老舗の写真館を営んだ薮内家から分家した初代当主が、明治44年の創業時に建築したもので、松原川北側の道路沿いに南を正面として建っています。
2階建ての洋館で、外壁は下見板張、腰壁はタイル張、窓は両開きとして小さなペディメント(三角形の庇)を載せ、屋根は東側が寄棟造、西側が切妻造、正面に切妻屋根をいただき、ベランダを設けた玄関ポーチを設け、いかにも洋館らしい外観を見せています。撮影を行った2階のスタジオは、かつて北側が全面ガラス窓で、天井も漆喰で丸く塗り込められており、1階玄関脇にはガラスショーウィンドウも設けられ、随所に工夫が凝らされていますが、1階奥の居室部は和風の造りとし、床の間と仏壇を備えた座敷があります。
佐賀市の明治期を代表する洋風建築として貴重な存在で、現在も写真館として利用され、松原川に面して建つその姿は、佐賀市を代表する貴重な歴史的景観となっています。
- 所在地:松原2丁目2番16号
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