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平安山 龍泰禅寺

更新:2015年02月25日

平安山 龍泰禅寺

平安山 龍泰禅寺

平安山 龍泰禅寺

平安山を山号とする曹洞宗の寺院で、境内入り口に山門が建ち、その正面に本堂、左手には位牌堂を介して庫裏が連なるように建っています。本堂は、桁行9間、梁間9間、入母屋造、本瓦葺で、8間取の前面に広縁を付けた平面です。大正9~10年(1920年~1921年)に佐賀城大書院を解体した部材で造られ、大正11年に落成したといいます。高さ寸法が高いことや、向拝に入母屋造の大屋根があって、それが佐賀城大書院の古写真のものと一致していることが移築を裏付けています。庫裏は、L字型に架けた寄棟造の四周に下屋を付けた桟瓦葺の建物で、南側に土間の台所があり、北へ延びる棟の下に8畳・6畳・8畳が1列に並びます。最も北の8畳が主座敷で、6畳の西には切妻屋根をいただく玄関を設けています。一方、台所から東へ延びる棟の下には6畳・8畳があります。庫裏も、解体した佐賀城大書院の部材を使って昭和3年(1928年)に建てられました。伝統的な庫裏の形式を踏まえた良質の建築です。山門は、比較的小型の二重門で、入母屋造、本瓦葺で、木部は朱色で、白壁との対比が鮮やかな建物です。棟木の墨書から明治元年(1868年)の建立が判明しています。佐賀城の威容を偲ばせる本堂や庫裏、それに山門が加わって建つ境内は、佐賀市を代表する重厚な歴史的景観を形成しています。

所在地:佐賀市赤松町2-4


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都市戦略部 建築指導課 景観係
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