人権コラム(平成30年4月15日号)

更新:2018年03月19日

平成29年度人権啓発ポスターコンクール優秀作品【小学生の部】

春日小4年山本幹久

あなたの人権 わたしの人権

「『悲しみ』に寄り添うとは」

私たちの周りには、さまざまな生きづらさ、悲しみをかかえた人がいます。ある日突然、大切な人を亡くした人、犯罪被害に遭った人、自死遺族…。感情にふたをして、表面上はそう見えなくても、大きな喪失感、怒り、自責の念などさまざまな感情の中にいると思います。

身近にそのような人がいたとき、きっと誰もが元気づけたい、励ましたいと思うことでしょう。でも、その言葉が、逆に傷つけてしまうことがあります。

「もっとつらい経験をしている人は世の中にたくさんいる」「それぐらいで済んでよかった」「早く忘れてがんばって」「時間が解決してくれる」などの言葉は、わかっていてもそうできない人をさらに苦しい気持ちにさせ、本当の気持ちを出せないことにつながります。

では、周囲にいる私たちにできることはなんでしょうか。

こうすれば正解というものはありませんが、まずは相手の負担にならない距離感でそっと寄り添うという姿勢をとり、その人が気持ちを話し始めたら、時間をかけてよく聴き、その気持ちを否定せずしっかり受け止めることが大切です。

安易な励まし、慰め、原因の追求や意見の押しつけなどは逆効果となります。

どんなに慰められても和らぐことがない悲しみの中にいる人が、時間がたって「この人になら話せる」と思ってくれるような「味方」でありたいものです。

                    社会同和教育指導員 松岡 浩代(まつおか ひろよ)

毎月11日は人権を考える日です。

 

 

 

 

 

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