バイオマス産業都市さが これまでの取組

更新:2018年04月13日

清掃工場での取組

清掃工場をエネルギーセンターへ

佐賀市は平成17年と19年の2度の市町村合併により1市6町1村が合併し、現在の市域となりました。合併により、市内には4箇所ごみ焼却施設を有することとなりましたが、これらの施設の運営経費の節減を目的として焼却施設の統合を計画、実行し、7年の歳月を経て平成26年に佐賀市清掃工場へごみ処理統合が完了しました。

ただし、ごみ焼却施設を統合することは、佐賀市清掃工場のごみ処理量が増加することにもなるため、住民からは不安の声もありました。そのような状況のなか市長は、「清掃工場を迷惑施設からより地域に歓迎されるような施設にしたい」と考え、これまで取り組んでいた清掃工場の焼却熱利用に加えて、さらに新たな付加価値を生み出す検討を開始しました。

その検討過程のなかで、ごみ焼却時に発生する二酸化炭素に目を付け、その二酸化炭素の活用先を施設園芸農家や植物工場、藻類培養事業者を想定することで、清掃工場周辺に新たな産業を生み出すことを考えました。

 

二酸化炭素分離回収実証実験

清掃工場でのごみ処理の排ガスから二酸化炭素を取り出し、産業利用することは全国でも例がなかったため、小型の試験機を設置して、二酸化炭素の安全性や費用対効果の検討を行ってきました。

回収した二酸化炭素の有効性を確認するため、実際に野菜を育てる実験も行いました。15日間の栽培で、通常の状態で栽培したときと比べて重量で1.5倍大きく成長することがわかりました。また、栽培された野菜は成分分析を行い、食品としての安全性も確認しています。

実証実験期間:平成25年度、平成26年度

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実証実験プラントと野菜栽培施設 野菜の栽培状況

日本初!二酸化炭素分離回収設備が完成

2年間の実証実験を経て、平成28年8月に日本では初めてとなる清掃工場の排ガスから二酸化炭素を取り出す設備が完成しました。>>詳細はこちらをご覧ください。

二酸化炭素生産量 … 1日最大10トン

二酸化炭素濃度 … 99.5%以上

回収された二酸化炭素は食品添加物の基準に適合したものであり、安全に利用することができます。

現在は清掃工場西側で操業を開始された(株)アルビータの藻類培養施設へ供給しています。

3_二酸化炭素分離回収設備 5_藻類培養施設
二酸化炭素分離回収設備 (株)アルビータ藻類培養施設

バイオマスを介した市内企業の連携

佐賀市バイオマス産業都市構想を推進するために、佐賀市ではバイオマスを介した市内企業の連携に取り組んでいます。

佐賀市が仲介役となることで、これまで処理にお金をかけていたものを相互に有効活用する仕組みを構築し、その処理費用を軽減することと併せてバイオマス活用による環境負荷低減を目指しています。

【連携事例】 王子マテリア(株)と味の素(株)の連携によるバイオマス資源の有効活用

ダンボール原紙を製造する会社である、王子マテリア(株)(佐賀市久保田町)の排水処理工程における資源の一部を、味の素(株)(佐賀市諸富町)の製品製造過程で発生するバイオマス由来の資材に置き換えることが可能となりました。

バイオマス産業都市構想のもと3者が連携することにより、バイオマス資源の有効活用と地域内で循環する仕組みが生まれました。

取組イメージ
図1
【経過】    
平成26年6月 3者による意見交換

平成26年8月~10月

バイオマス資材活用検討試験
平成27年12月 実機試験実施
平成29年5月 バイオマス資材受入を決定
平成29年8月 受入設備整備実施
平成29年9月 設備稼働
     

 

このページに関するお問い合わせ

環境部 バイオマス産業都市推進課 バイオマス政策係
〒849-0917佐賀市高木瀬町大字長瀬2369佐賀市清掃工場(管理棟2階)
電話:0952-30-2431 ファックス:0952-30-1878
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