令和3年度人権啓発
ポスターコンクール優秀作品
あなたの人権 わたしの人権
「8050問題」から
数年前から、「8050問題(主に80代の親がひきこもる50代の子どもの生活を支える中で起こる問題)」について見聞きするたびに、社会から孤立し理解されない苦しみの中でもがいている本人と、限界を感じている家族の苦悩を垣間見ることがあります。
長期にわたりひきこもりを支える親は高齢化による収入の減少や身体の衰えで、いつまで子どもを支えることができるのか不安に悩まされていることがあります。また、本人もうつ状態や自己肯定感の低下、対人恐怖など心身の症状に悩まされたり、生きる力が低下したりすることもあるといわれています。
こうした問題解決に向けては、地域支援センターを利用したり、周囲の人に相談したりすることが勧められています。
また、ひきこもりが長期化する要因としては、本人の甘えや怠け、自己責任・家族の責任といった周囲の不理解によることもあります。
共に生きるわたしたちは、人権問題として、ひきこもりについて正しく知り、偏見をなくし、家族の苦悩を理解していくが大切ではないでしょうか。
(社会人権・同和教育指導員)
◇毎月1日は「いじめ・いのちを考える日」です。
◇毎月11日は「人権を考える日」です。
◇新型コロナウイルス感染症に関連する差別や偏見をなくしましょう。
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