猛暑が続く。熱中症に対する適度な水分補給と塩分の補給を促す放送を聞かない日はない。この季節、飲料水の売れ行きも一段と増しているに違いない。
飲料水といえば、その容器のほとんどはペットボトルである。
佐賀市は家庭から出る使用済みのペットボトルを、リサイクル対象の資源物として回収している。
家庭で使用されたペットボトルは地域のゴミステーションに出され、清掃工場に搬入される。佐賀市の清掃工場に搬入されるペットボトルは平成28年度で約537トン。500mlボトルに換算すると2238万本分になるという。
搬入されたペットボトルは一定の量でプレス梱包され、リサイクル工場へ送り出される。
リサイクルするためにはどうしても人手が欠かせないものがある。
まずは「キャップはずし」である。
キャップ付きのペットボトルは、すべてキャップをはずさなければならない。
現在、キャップが付いたままのものは、選別業務を委託している会社の職員が一つ一つ手作業ではずしている。
次はラベルはがしである。
これまではラベルが付いていても処理過程の中でラベル部分を風力で分離(選別)させていたが、最近、軽量化されたペットボトルが増えてきたために、ラベルと容器を風力により分離することが難しくなってきたという。再生処理業者にとっては悩みの一つで、その解決方法としては、現在のところ、人力による「はがし」に頼らざるを得ないとのこと。
はがしやすくするために最近ではラベル部分にミシン目を入れ、手軽にはずせるように工夫されている。
この「ラベルはがし」は、今のところまだ試行期間であるが、近々、必須要件になることも覚悟しなければならない。そうなったら作業が大変だ。
このため、佐賀市でも今年の4月から「キャップはずし」と「ラベルはずし」を各家庭にお願いしている。しかし、まだ徹底されていない。
ボトル内に飲料が残っているもの、タバコの吸殻など異物を混入させたものなども、もちろん、リサイクルの対象にならない。
ごみの収集や処分に関する業務は地方自治体にとって欠かせない業務であるが、市民各位の協力のあり方次第で自治体の負担が大きく左右される分野でもある。
市民の皆様、あなたの小さな協力が大きな成果に繫がるのです。
これぐらいのことと思わずに、ぜひご協力ください。
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