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人権コラム(令和3年3月15日号)

更新:2021年03月 9日

  令和3年3月15日
  令和2年度人権啓発ポスター
    
コンクール優秀作品

あなたの人権 わたしの人権

「助け合って生きていく温かい社会へ」

先日、障がいのある1歳児の母親と知り合う機会がありました。彼女は、妊婦健診で、子どもに障がいのある可能性があると言われたのですが、悩んだ末、勇気を出して産むことを選びました。障がいは考えていたよりも重く、1歳になっても首は据わらず、鼻にはチューブが通っています。何倍もエネルギーを使う子育てですが、子どもはかわいい、育児も楽しいと彼女は言います。

しかし、1歩外へ出たときの人々の刺すような視線はとても苦しく、家に帰った時、大きな不安と孤独に襲われるときがあるとも話してくれました。抱えていた気持ちを話した彼女は、少し明るくなった気がします。

ちょっとの声掛けや気持ちを受け止めることが「心の応急手当」になると感じました。

私たちの暮らしの中で、配慮を必要とする人はたくさんいます。その中で覚えておきたいマークが2つあります。外見からわからなくても援助を必要とする「ヘルプマーク」と、妊婦であることを知らせる「マタニティマーク」です。

誰もがこれらのマークの意味を知っていれば、声掛けや支援をすることができると考えます。

無関心ではなく、自分ごととして考えることが大切です。みんなが助け合って生きていける温かい社会になれればと思います。

(社会同和教育指導員)

◆毎月1日は「いじめ・いのちを考える日」です。
◆毎月11日は「人権を考える日」です。
◆新型コロナウイルス感染症による偏見や差別をなくしましょう。

 

人権コラム

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市民生活部 人権・同和政策課 人権啓発係
〒840-8501 佐賀市栄町1番1号 本庁1階
電話:0952-40-7367 ファックス:0952-40-7327
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