令和元年度
人権啓発ポスターコンクール優秀作品
あなたの人権 わたしの人権
「決して他人ごとではない」
犯罪や事故などの事件は後を絶たず、新聞やニュースでこれらの報道を見るたび、心が痛くなります。
被害者やその家族は被害にあうと眠れない、食欲がない、過剰に警戒するといった身体の不調や、事件から数年経っても事件のことを急に思い出すといった症状に悩まされることがあります。このような状態が続き、職を離れざるを得なくなり、経済的に困窮する人もいます。
また、事件に伴う無責任なうわさにより誹謗中傷を受けたり、SNSを悪用して自宅を特定されたり、交友関係を調べられたりするといった二次的被害を受けることも問題となっています。
その他にも、周囲の人々が意図せず犯罪被害者に精神的苦痛を与えてしまうこともあります。例えば、慰めのつもりで「もう忘れた方がいいよ」や「頑張って」といった発言が被害者を追い詰めることがあります。
犯罪や事故の被害は誰にでも起きる可能性があり、決して他人ごとではありません。大事なことは周囲の人々が理解し、寄り添うことです。
誰もが安心して暮らせる地域社会の実現をめざし、日ごろから相手の立場にたって考える姿勢を忘れずにいたいと思います。
(社会同和教育指導員)
※市ホームページにも掲載しています。
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